ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

油断するとウォッジは阿部晋三に見えるんだ…

さて、朝は5時半に起きたのである。痛い、体がバキバキだ…。何でだ? おぉ、そうだ。今日は寝る部屋の畳を乾燥させるために、普段パソコンで籠もっている方の部屋にお昼寝マットを敷いて、布団を被って寝たのだった。お昼寝マットと言っても薄いから、実質板の上に寝ているようなものだ。…お願いです、寝かせてください。板の上で結構ですから…、と言って酔っぱらって寝たんだったな。やっぱり体が痛かったか…。
まぁ、ビスコを食べて強い子になったオイラはそんなことでメソメソしないで、そのままパソコンに電源を入れてニュースチェックを始めたのであった。何も足さない、何も引かない、いつもの朝の風景である。
さて、今日も気になるニュースは特にないのだ。一部、新千円札が流出したものがオークションで99億の値を付けたと言う記事を真剣に見ただけだ。…どう考えても99億という値段は煽りだよな。本気でやっているとは思えない。出品したのが中国の方と言うことで、その手に嫌悪感を覚えている人達が妨害したのだろう。まぁ、いつの時代も札に絡むニュースはうさんくさい。
そんな感じで、オイラは凝り固まった肩をNHKの歌のお兄さん風に解きほぐし、歌のお姉さんの裏のドロドロな部分を想像しながらマッタリとした。マッタリとしたところでいつもの睡魔君が暖簾をくぐって訪れたので、「しょうがねぇな」ぁ、と不満を言いながらもそばに敷いたままの布団にくるまって再び眠った。ワイパックスが多すぎたようだ。板の上ですけれど、寝かせてください…。スヤスヤ…。
起きた時には昼を回っていたようだ。オイラは冷蔵庫から蕎麦掻きのように固まってしまった残り物のそばをお椀に空け、めんつゆをかけて食った。全部食い終わったところで、お姉さんがお代わりを入れてくれるのを待ってみたが、ここは椀子蕎麦の名産地ではないので誰も相手にしてくれなかった。椀子蕎麦は蓋を上手にしめるのが難しいんだよ。お姉さんの構える椀子の動きに注意しながら、蓋で隠しつつガードしようとしたら、ノーマークの別なお姉さんが脇の下から手を伸ばしてそばを放り込むからな。気をつけろ。椀子蕎麦のお姉さんと、民主党の動きには。
さて、今日は妻から色々な用件を賜る。マーチに乗って出発だ! しかし、運転は妻がやるそうだ。オイラは身の危険を感じながらも、素早く助手席について堅くシートベルトを引っ張り締め付けた。アクセス札幌へ向かってトロトロと車が走る…。
アクセス札幌ではHONDAディーラーの展示会をやっている。サイバーテクニシャンな友人から案内状が届いた。で、やって来たわけだ。
入り口に入ると、早速営業らしき人間が寄ってくる。
「今日はどんなお車を探しに来たのですか?」
うむ、ストレートな質問だ。営業としては素早く「客」か「冷やかし」を見極めないとな。時間も資源も限られているのだ。だからオイラは正直に答える。
「知り合いから案内状が来たので記念品をもらいに来た」
決まった…。これ以上の断り文句はないぞ。で、誰からですか? と、気のない質問をされたのでサイバーテクニシャンな友人の名前を告げて場所を教えてもらった。どうやら以前と同様、子供の遊び場コーナーにいるらしい。で、他のスタスタと他の営業から声をかけられないように急いで歩いていく。で、発見した。友人を。
…む、子供が相手とはいえ大変だなぁ。サイバーテクニシャンな友人は、リオのカーニバルのような派手なビーズで出来たパンツを履き、陽気に飾り羽根を揺らしながら、腰を左右に振っていた。オイラは思わず、「フラフープチャンピオンに認定!」と、花火のかけ声のように大声を出しそうになったが、大人の男はそのようなことはしない。優しく生暖かい眼差しでしばらく彼を見つめていた。そうしたら、彼の方がオイラに気づいたような。思わず、
こんな派手な奴、俺は知らないぜ…。
と、怯みそうになったが、そこは15年以上の付き合いの友人だ。左の眉毛をちょっと動かしただけで努めて冷静さを装った。
しばし、会話をする。しかし、オイラの眼差しは、どうしても彼のビーズのパンツにいってしまう。正直、HONDAさんの考えることはわからないな…。話の流れで何故かスピードガンで、投球スピードを測ることになる。まぁ、企画だな。しかし、10年以上前に大リーグボール3号の投げすぎで腕を痛めてしまったオイラには、全盛期のキレは無くなっている。「まぁ、遊びなので」、と促されて投げてみる。球は残像を残して的から大きくそれる。…うむ、スライダーが曲がりすぎだ。そして、2球目。的に当たって力無く床に落ちる。…うむ、これが大リーグボール3号だ。打者の手前で空気に漂うような感じになるところがミソだ。3球目。…どこいった?
とにかく球速は61kmが最高だった。やれやれ、第2宇宙速度を大きく上回っているじゃないか…。オイラは係の人に丁寧に礼を言い、再び友人と話し始める。なにやら大変なことも多いらしい。商売というのはいつも大変なんだ。なぁ、公務員さんよ…。とりあえず、新型のレジェンドは出し惜しみしないで、試乗させてその気にさせた方がいいぞ。買い物なんて、そんな単純な動機が殆どなんだ。
で、彼に別れを言いその会場を後にする。しかし、リオのカーニバルの衣装はやめた方がいいな。なんだか、必要性が感じられなかったよ。
次に、妻の指示で月寒グリーンドームへ行く。ここでも粗品をもらうのが妻の仕事だ。そして、トヨタの展示会をやっている。しかし、オールトヨタではなくトヨタカローラ単独なので、オイラにとって興味のある車種は無かった。パッソとか見せられて「ユニバーサルデザインです」、って言われてもなんの感慨もない。単なる福祉車両にしか見えないのだ。
しかし、日本随一と言われるカローラ店の営業力か、人はたくさんいた。思うに、子供が多いのだよ。客寄せパンダとして犬さわり放題をやっていたり、意味無く祭りのような万市のような企画、そしてプレゼントばらまきのビンゴ大会、などなど…。営業としては嬉しい金のかかり方だけれど、裏方さんにしては「どうせ、採算とれないのだからその分、ゴーン体制の日産みたいにボーナス寄こせ!」という感じなのだろう。ま、そこは客の取り合いに関しては日本一泥臭いと言ってもよいくらいの名古屋の車会社。ま、そんな感じかなという…。
で、適当にアンケートに答えて粗品をもらってくる。
その次〜、日産からDMが来ていたのでプリンス月寒店に寄ってくる。で、リンゴを5個もらってくる。担当の営業がしきりに、「点検、入れてくださいよ」と頼み込んできたけれど、残念なことに金がないからそんなメンテナンスは出来ないのだ。丁重に断る。で、ティーダムラーノを紹介される。どちらも出たばかりの車だ。うむ、やっぱり最近の日産のデザインはよくできているなぁ、と思う。特にムラーノのケツのあたりなんて、むら〜っとしている。この手の造形は日本の車では見たことがなかったな。まぁ、北米中心の車種だしねぇ。ティーダはサニーの後継車種だ。随分と外回りは小さくなったが、車内スペースは横幅以外はシーマと同じらしい。確かにゆったりとしている。外からはとても想像できないのである。しかーし、妻こそその広い空間に嬉々としていたが、狭ければ狭いほどスポーツマインドをくすぐられるオイラとしては、ダメダメなのである。ま、どうせ買えないしね。
で、車屋3連ちゃんを終了する。とりあえず、男のオイラとしてはHONDAの粗品、マグカップが一番よかった。故本田宗一郎のレーシングスピリッツを感じながらコーヒーを飲むことにしよう。
100円ショップによる。オイラは最近、左手が再び痺れるようになってきた。肘部管症候群が再発しているようだ。で、肘サポーターというものを100円で見つけたので買ってもらう。ものとしては、リストバンドの肘版みたいなものにウレタンが挟まれて衝撃を吸収する仕組みだ。これでオイラも三沢さんのエルボーや、スタン・ハンセンのウエスタンラリアットを通行人に決めることが出来るぜ…。多分、警察に捕まるだろうけれど。…男なら、一度くらいは、やってみな。
店を出て、旭川ラーメンを食う。北13条通りにあるラーメン屋だ。結構歴史が長い店らしく、蘊蓄が店内に書いてあった。味の方は、化学調味料を使っていないラーメンらしく、一口目はあっさりしすぎている。で、食っているうちに慣れて本来の味がわかってくる。…オイラも化学調味料に毒されているなぁ。加藤ラーメン程ドロンとしていないが、典型的な旭川ラーメンで濃厚なスープと細麺のハーモニーをじっくり味わう。チャーシューはデフォルト2枚だ。髭ネギが入っている。で、おいしく完食した。なんだかデザートとして、昔セブンイレブンで売っていた「スラーピー」の様なものをグラスに入れたものをサービスされる。意外なサービスであった。
家に帰った時にはくたくたである。そりゃそうさ。普段人と会わないのに、今日はあまりにたくさんの人と会ってしまった。まぁ、それが普通なんだけれどね。
そして、しばし休息を取り、めちゃイケスペシャルに氣志團が出ていたので、そのまま茶の間に座り込んで観覧し始める。こいつら面白くて好きなんだ。特に、B'zの稲葉のホットパンツを崇拝している当たりがとてもよい。で、ギターを引っ張り出して、弾きながらしばしテレビを見た。そのうち飽きてきたので、皿を洗い出す。すでにオイラは皿を渡されると無意識に洗ってしまうアライグマのような習性が身に付いてしまっている。勢い着いたところで、ハムスターの巣の掃除をする。
全く、こんな小さな体から…、そうしてこんなに大量のウンコが出てくるのだろう? オイラは原子と銀河の世界に思いを馳せた。
掃除が終わり、日記などを書いていたのだけれど、酒を飲まない日にはダイエットコーラが飲みたくなる。そこで、妻の提案により、昨年オイラの送別会のボーリング大会でもらったビール券を消費して買い物に行こうと言うことになる。運転は妻だ。夜間運転はさせたことがないが、このところの運転を見ていれば、大丈夫だろうと判断した。ただ、駐車だけはさせたらいけないなと思っている。
マックスバリュー北野店で、妻は梅酒とビールを買い、オイラは100円値引きしていたハイランド・クイーンというブレンデッドのスコッチを入手する。1244円也。量をたくさん飲むのは好きでないが、酒の味を理解し、蘊蓄を頭脳にたたき込むのが何とも楽しいのである。あ、酒は弱いです。だから量は飲めないの。って、バーテンにでもなるつもりか? オイラ…。まぁ、いいんだ。ウイスキーの臭いがして、俺の心の中には、求めるものが一つも映らないんだ…。
で、秋の夜長は長く、土曜の夜は夜更かしをしてよいので、マッタリと自分のための時間を消費することにしよう。あ、そうだ。買ってもらった肘サポーターを使ってみないと♪ …なんだか車のワックスみたいな臭いがして、頭が痛くなってきた。世の中うまくいかないことだらけだな。