ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

備え付けの紙以外は流さないでください。身はお持ち帰りです

今日が本当の体育の日らしい。オジサン世代としては、なんとなく納得がいかないような気がするが、土日がサービス残業で休めなくても祝日は休めるという会社もあるだろうから、それなりに意味があるのだろう。
昨晩は結局、ハイランド・クイーンでがっかりしつつBell'sの12年で口直しをしたんだったな。で、許容量をオーバーしてぐっすりと眠った。久しぶりに、ちゃんとした布団の上で眠った。もう、板の上の睡眠は特殊な時でないと懲り懲りだ。
早朝、いつものように一度目が覚める。で、パソコンでニュースを見る。しかし、なんだか体の調子がおかしい。しかも眠い。オイラは、まぁ休日だし…、と適当に言い訳をつけて再び至極の2度寝へと陥った。世の中、悪いと言われることほど甘美な香りに覆われているものなのさ…。
夢を見た。なんだか大学時代に済んでいたようなボロアパートだ。たとえて言うなら、刑事が容疑者をとらえようとアパートにやっているが、当人不在。すると、隣から頭にカーラーをつけたおばちゃんが、
「あぁ、隣の人なら朝方バタバタとうるさく出かけていったわよ」
と、回答をしてくれるようなアパートだ。
オイラは、部屋でのんびりしていたんだ。すると、扉を叩く音がする。
なんだよ、また新聞の勧誘かよ、
などと悪態をついてドアを開けると、刃渡り15センチほどのナイフを持った、茶髪&ロン毛で赤いシャツを着た男が立っている。オイラは、「あぁ夢か」と内心解っているものの、防御態勢に入る。すると予想通り、なんの警告もなくその男がナイフを一直線に胸に伸ばしてくる。素早く対応するオイラ。よくコントであるような、真剣白羽鳥を紙一重の所でやり損ね、しこたま脳天を叩かれる様な感じで、掴もうとしたナイフはオイラの右手をカットしながら滑り、右胸にブスリ…。血がバーバーと出る。まぁ、夢にしてはリアルな感じだ。痛みはない。多分、麻痺をしているのだろう。で、終わり。目は覚めないが、他の夢に切り替わったようだ。そっちの方は覚えていない。
…目を覚ます。うぅ、イヤな夢を見たな。仕事でせっぱ詰まっている夢の次くらいにイヤな夢だ。時間を見ると12時近くだった。オイラは、茶の間に移動してしばしゲンナリしながらウィンストンを吸い続けた。具合が悪かった。
妻が風呂に入れと促したが、どうしても気持ちが悪く
すまないけれど、まだ寝る…
と、言い残しオイラは再び布団に潜った。後ろから罵声が飛んできたが、ナベツネの様に無視をした。二日酔いではないが、明らかに体と精神のバランスが崩れているような感じだった。オイラは潜るなり、目を回しつつあっという間に眠りにつく。全く、寝てばかりだ…。
…4時に起きる。茶の間に移動すると妙に静かだ。うむ、とうとう妻も愛想を尽かして出て行ったか…、そう思うととてもがっかりした。しかも、テーブルの上に置き手紙があるし。オイラはそれを取り上げて読んだ…。

友人の家に遊びに行く♪ 車借りるね〜

む、あいつも一人で車に乗れるようになったのか…。オイラは、初めて自分の娘が自転車に乗った時のような嬉しさと、嫁に行く時のような寂しさを1:2のバランスでブレンドし、感慨にふけった。
…ぐぅ〜。
む、どうやら腹が減ったみたいだ。オイラは床に落ちている焼きそば弁当をゲーム「ファイナルファイト」みたいに拾って、湯を沸かし作り始めた。中華スープはこの間HONDAの展示会でもらったHONDAのロゴが入ったレーシーなカップに活躍してもらうことになった。そして、熱いコーヒーもついでに入れ、出来た焼きそば弁当バキュームカーのように猛烈にすすり、故本田宗一郎のレーシングスピリッツを感じながら中華スープをすすった。思わず、鈴鹿グランプリで固く握手をする本田氏とアイルトン・セナの2ショットを思い出し、今やこの世にいない2人の偉大なダッグを思ってダクダクに涙を流した。今はもう動かないおじいさんの時計…。
オイラが食い終わってトムさんのようにゲップをしていると妻が帰ってくる。うむ、なんだか初めてのお遣いから帰った子供のように興奮して、テンパっている。まぁ、大人なんだから放っておいた。別に出来ない子じゃないんだから…。
ただ、オイラの体調は相変わらずよくなかったので茶の間で横になっていた。するとアニメ「ブラック・ジャック」が始まった。おぉ、懐かしいなぁ。漫画のブラックジャックは何回読み直しても飽きなかったっけ…。最初は1時間スペシャルで、イリオモテヤマネコと折れた点滴針の話だった。まぁ、無難な選択だな。さすがに、木の芽病とかグマの話は出しにくいのだろうと思う。で、終わる。むぅ、やっぱり原作がきちんとしているから多少の時代の変化があって、話がマイルドになったとしても魅力は変わらなかったな。楽しく見させて頂いた。
夕ご飯を、ありがたく戴いた。
相変わらず茶の間でグッタリしているとドラマが始まる。あぁ、これがオイラは残業の毎日で全然見られなかた月9と言う奴ですか…。そうなのよ、ゴールデンタイムの視聴率や野球の視聴率が下がっていると言われているけれど、それは残業の日々で見ることが出来ない人がたくさんいるだけなのよね。いくら、制作サイドが努力してもこればかりはどうしようもないのである。
で、いつまでたっても色恋の話の出てこない織田裕二が出ていた。どうやらヒロインは売れてない頃からファンだった矢田亜希子だ。…なんだか時代錯誤かと思うようなトレンディーなドラマだった。なんとなく、漂う世界観や雰囲気が80年代の終わりから90年代の初めのドラマである。なんだか、懐かしい感じがした。なんにも考えない、恋と金と仕事が折り混ざるあの手のドラマだ。オイラは馬鹿馬鹿しいと感じながらも、ドタバタしたノリが嬉しくて見てしまった。しかし、
…また、病気ネタですかぁ〜。
最後にやはり今の視聴率主義に媚を売っている様な作りに幻滅しそうになったが、まだ終わりが来ていないので決めつけないことにする。矢田亜希子だし。ブランド物好きそうだし、なんの幻想も持たないが、とりあえず顔はストライクなのだ。
で、時間は夜の11時。妻は片づけの火がついてしまったらしく、ずっと部屋を片づけている。オイラは、マイスリーを飲んで布団に横になりながらアームズマガジンを読み始めた。いつ何時も、火器の扱い方は頭に入れておかないとな。また、その特徴も知っておかなければならない。テレンス・リーに教えてもらった。で、寝た。何時だったのか、それを知るのは誰もいない。