ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

エムネムは良い仕事をした

ねむれなかったんだよ〜。長距離夜行バスになった時のように眠れなかったんだよぉ〜。12時近くに寝て4時半に起きた。外は真っ暗だった。オイラは猛烈な尿意を感じて、暗闇の中妻の腕の柔らかい感触と、動物のような、
うぎゃぁ!
という叫び声を聞きながら、放尿する。まったく、なんて時間に目が覚めるんだ。もしかして前立腺肥大か? …年を取るなんてイヤなものだな。それで、すっかり起きてしまった。かといって、部屋の中で鼻を落としたマイケル・ジャクソンのように暴れるわけにもいかないので、いつものようにパソコンに電源を入れて珍しく就職情報を見ていた。もちろん、この状況だ。希望通りの仕事なんてあるわけがない。しかしながら、地道にwebサイトのフォームに従って履歴書を入力していく。まぁ、8年も営業をやっていると小さな成功をとてつもない成功に膨張させて履歴書を書くなんて朝飯前だが、そんなものを作ったら再び営業にされてしまう。で、悩みながら記入しているうちに妻から、
キーボードの音がうるさいんじゃぁ、ボケェ!
と、苦情が入ったので、閲覧だけにしておいた。やはりというか、需要はあるが誰もがとりあえず避けて通る営業職ばかりが並んでいた。別に予算がどうのこうのといわれなければやってもいいのだけれど、そういう事っていうのは無いからな。
オイラはなんとなくつまらない気持ちになって、2ちゃんねるメンタルヘルス版で同じ境遇で苦しんでいる人達と傷をなめあった。けれども、集団自殺は勘弁な。いまわの間際まで他人と一緒にいるなんて面倒くさくて堪らないからな。
人々の叫びを熱く読んでいるうちに、9時くらいになってしまった。今日は、実家でJCOMの配線工事があるので、暇なオイラは留守番大臣を命じられた。まぁ、そんなものよ。で、10時くらいに着いたらすでに営業がまっていやがる。さすが営業。ビジネスチャンスは逃さない…。
一応、我が家のアパートも強制JCOMになっているので適当に話を聞いておく。有料ちゃんねるの話は後で父親にしておくことにしよう。で、工事の開始だ。別の工事の人間が登場。アンテナを西側の窓から引くという。なに? 玄関方面じゃないのか? ってことは、暗黒の古文書部屋と呼ばれる我が妹の部屋から引く訳か…。この時点で、オイラは工事屋を不憫に思う。かわいそうに。一度踏み外したら時空の狭間から帰ってこれないぞ…。とにかく、工事人は現場を確認する。妹は寝間着で寝ているので布団に潜らせる。家猫のヤム(雄 シャム系雑種 13歳)が、
おまえ、誰やねん?
と言う感じで工事人を見上げている。そんな苦難にもめげずに工事人は当たりをつける。
あ、アンテナ線を通すために壁に穴を開けますから。
あ〜、わかりました。
まぁ、大家さんが今回のJCOMを了承しているのだから構わないのだろう。で、オイラ静かに茶の間でまつ。途中で買った週刊ファイトを熱心に読む。ううむ、長州力もかつてのオーラが無くなってしまったな…
バリ、バリ、バリ、バリ、バリリ、バリ!
…穴を開ける轟音だ。ヤムが血相を変えて茶の間に逃げ込んでくる。で、ごみ箱に隠れて気配を探っている。やはり、動物的にこの手の破壊音は苦手なのだろう。オイラは奴を落ち着けるために、頭や喉を撫でてみたが、心ここにあらずという感じであった。まぁ、猫も猫なりに大変だな。
穴が空いた後、アンテナ線を抱えて工事人が戻り接続を開始する。すでにヤムはサイドボードの裏に隠れた。まっているのも暇なので、
これって普通のF型のコネクタでいいんですよね? とか
2分配機を使って、2つのテレビにアンテナを接続すること出来ますか?
と、ちょっと知っているアンテナの知識を話しかけ、
てめえ、素人だと思って適当な仕事しやがったら、簀巻きにして石狩湾に沈めるぞ。
という暗黙もプレッサーをかけておいた。知識というのは意外な場所で役に立つものである。帰り際、余ったアンテナケーブルをもらった。…何でかわからないけれど。
工事が終わった後、例によって大騒ぎをして妹を完全に起こし、漫画などを借りていく。彼女はこの後ヤムを病院に連れて行き、定期混合ワクチンを受けてくるらしい。この日、もっとも迷惑なのは彼だったのだろう。
家におとなしく帰り、昼ご飯を食べる。
妻が外出するという。どうやらパチンコ熱に火がついたらしい。最初、マルハンにいくといっていたのだけれど、
「ハン」の付くところはやめなさい。
と、キツク注意したら別なところに変更したようだ。無理に総連にお金を渡す必要など無いのだ。まぁ、どちらにしてもOBの警察官僚の退職金としてわたっていくのだけれどな。今日のオイラはちょっと左翼モードだ。
妻を送った後、12号線沿いにある秀岳荘へ入る。携帯やpalmがしっくり収まり、ベルトに装着するポーチのようなものが欲しいのだ。この手のものは機能性が求められるので、あまり変な場所で買うことはしない。信頼の置ける品揃えの店が重要だ。で、1時間くらい比較しながらCoelmanの奴をピックアップする。値段は?
…2100円だ。なかなか良いお値段だ。そしてレジに並び、札を取り出そうとしたら金がない…。あぁ、確か無駄遣いをしないように高額紙幣はよけて家にしまっておいたのだったな。オイラはすっかりそれを忘れていた。…いったい何のための1時間だったのだろうか? すごすごと車で帰ったが、再び出発してゲットするほどの力は残っていない。仕方なく、ウィニングイレブン7インターナショナルをプレイする。そして、いつものようにこてんぱんだ。人生は厳しい時には厳しいのだ。
妻がパチンコで負けて帰ってくる。…何か知らんがお疲れさん。国民の些細なお金が、金持ちの所へ流れていくのだった。
オイラは、ゲームを止め、妻にテレビを明け渡し、ずいぶん前から腐らせていたCOMPAQのパソコンの修復を試みた。何度か、以前取ったバックアップをリストアしようとしたがうまくいかずに、結局、リカバリディスクを使い工場出荷状態まで戻るわけだ。面倒だなぁ。しかも、リカバリ長いし…。でも、再生したパソコンは主にキーボートと接続してMIDIコントローラとしての利用がメインになるだろうから、それほどソフトを入れるつもりもない。一度はwindows2000にしていたが、再びwindows98SEに逆戻りだ。まぁ、それも良かろう。あ、サービスパックとかどうしよう…。
ハードオフにうっちまうか? それも一つの手段かも知れない。とにかく、色々考えてみよう。仕方なく、禁断のリカバリディスクを入れてインストールする。うむ、正常に動いているようだ。そして、長いガリガリ音が始まった。そうこうしている間に、眠ってしまうオイラ。寝ぼけて目が覚めて電源を切った。もちろん、どの段階で電源を切ったのか覚えちゃいない。…大丈夫か?
晩ご飯を食べる。
なんとなくつきまとうフラフラ感がオイラを駄目にする。で、9時くらいには朝に買った週刊ファイトを布団に寝転がり詳細に読みながら、眠りについてしまうのだった。長州…、一体何をやりたいのだ? 長州…、在日だ…。