ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

秋だねぇ。心切ない季節ですか…

昨晩は、なんやかんやと過ごしているうちに午前4時を過ぎていた。おぉ、久しぶりに宵っ張り。で、朝の目覚めはしっかりと11時になっていたのであった。なんだか、懐かしい生活リズムだ。って、それになれたらいけないのだったな。ナンチテ。あたしがバカでした。ゴミンなさい。
さて、今日は妻が大ファンであるDEENのコンサートがZep札幌で開演される。と言うことで、妻は朝からテンパっている。食べる → 下痢 →水分取る → 下痢 →風呂はいる →水分取る →下痢、という劇団ひとりのように忙しい生活リズムを刻んでいた。そんな姿を端で見ながら、
うむ、人生色々大変なものだな…
と、オイラはソファーに寝転がりテレビなど見ながら次元大介のように、葡萄をラッパ食いしていた。優雅な日曜日だった。まぁ、冗談はさておき、そんなテンパった妻の準備を邪魔すると、グーでゲンコツされるので、隣のパソコンの部屋でそっと静かにニュースを見たり、ゲームで遊んだり、今日のステージに乱入するためにギターの練習をしていた。
しかしながら、4時の出発まで2時間もある午後2時。暇で耐えられなくなったオイラは車に乗って何かと世間を騒がしているダイエー東札幌店まで秋の装いを物色しにいくことにした。出かける前も、妻は忙しそうであったが、ついにテンションも限界に来たらしく、
30分後に電話で起こしてください…、
という、絞り出すような朔太郎の声を呟いて横になって眠った。オイラは
お休み、ベイビー。
と、2本指で敬礼をしてダイエーへと出発した。もちろん、韓流の俳優達が、「いつの時代のアイドルだよ!」と突っ込みを受けそうな、手でピストルの形を作って、バーンと撃つポージングも忘れなかった。…イ・ビョンホン。恐ろしい男である。
いつもは余裕で駐車できるダイエー駐車場が混み混みだった。オイラは、入場したけれど停められる場所がなかなか見つからずグルグル回る。そして、同じような車もグルグル回る。む、宇宙人が見たら何か未開の生物たちの儀式かと思ったことだろう。やっと見つけた(空いた)スペースには「軽」と書いてある。うむ、軽自動車専用と言うことだな。しかし、そこはあまりにもたっぷりとした空間があったし、実際マーチなんて素人が見たら「軽自動車」くらいにしか思われて無いだろうから、停めちゃった。
店内に入って気が付いたのだけれど、ダイエーは「まだ」ありがとうセールをやっていたのだった。…今日まで。で、混んでいたらしい。しかし、ダイエーもリーグ首位で通過したのに、西武にリーグ優勝をかっさわられてかわいそうだな。クイズ番組で、
最後の問題は100点デース! 皆さん! 逆転のチャンスがありますよ!
という、理不尽さを感じるのはオイラだけであろうか…。ま、とにかく秋の装いを物色する。ちょうど、厚手のシャツと長袖Tシャツが組み合わされて2300円で売られていたので、こりゃ見事な抱き合わせ商法だ! とゲットする。で、見渡すと
本日限り! レジにて値札から20%OFF!!
と、書いてあるので他も物色した。オイラは、尾崎豊のように人並みの中をかき分けかき分け、心に夢をいくつか抱え、店内を徘徊した。
結論。 良いものは安くなってもやはり高い。 以上。
で、そろそろコンサートがひかえているので家に戻ることにした。のんきに服を抱えて部屋にはいると、妻はまだバトルの真っ最中だった。む、どうやら一度ダイエーから電話して起きたが、ぼんやりと無駄な時間を消費したらしい。で、血相を変えながら、
時間がない! 時間がない!
と、いつも以上に白い顔をして準備をしていた。む、白い顔なのはメイクのせいか…。
やっと出発したのは4時10分であった。どちらかというとオイラは他人事なのだけれど、これには冷や冷やものであった。大体5時開演って、ジャニーズのコンサートかよ!
普通に無事に会場に着く。席は11列め、真ん中よりちょっと左のポジションである。普段、オールスタンディングなZepだが、DEENはこだわりを持って椅子を並べる。オイラも、かれこれつきあわされて3回目の出席だから慣れたものだ。最初と2回目の最前列にはまいったけれどね。だって、お客さんなのに、熱烈なファンというわけじゃないから、オイラの方が目が泳いでいたよ。しかし、今回はステージ全体の演出が見渡せるし、音のバランスも多少良い位置みたいだ。で、開演。
しっかし、元々生音楽器出身のオイラからすると、どうしてバンドはあんなにもでかい音を出すのだろう? 慣れなのかな?
滞りなく、コンサートはすすみ、途中ボケ役のリーダーが進行を滞らせるも、コンサートの真ん中、アコースティックコーナーがやって来る。ここでスタンディングの客は一度席について、生音中心の曲と喋りでくつろぐ。で、ゲストがいた。今年、白川関を飛び越えて津軽海峡も渡ってしまった優勝旗を持ち帰った、駒大苫小牧の監督だ。…名前は忘れた。で、その監督は岩内出身のボーカル池森秀一氏と縁があるらしく、この場に来たそうな。会場、沸く。そりゃそうだよな。ステージ照明を浴びて、監督の頭はミラーボールのように輝いていたもんな。
コンサートは、盛り上がりのうちに終了する。
で、オイラは喫煙コーナーでマッタリとしながらタバコを吸って、妻がトイレから帰ってくるのを待つ。
あぁ〜、結構この年になると大音量は堪えるね、って駒大苫小牧の監督、なにげにタバコを隣で吸ってるし…。あまりにそこら辺のオヤジと変わらないのでしばらく気が付かなかったよ…。で、この自覚がちょっと足りない人気者の監督は、すぐに色々な人に囲まれて握手などを求められたり、世間話をしていたりした。うむ、あまりオーラを出さない人なんだな。せっかくなのでオイラも握手くらいしてもらおうかと思ったが、それもウザイだろうなと感じられたし、あまりよその世界には干渉したくないオイラなので、水族館のマンボウでも見つめるような視線で、時折チラチラと横目で眺めるくらいにしておいた。
車で帰る。
晩ご飯を戴く。
妻、グッタリし、早めに寝る。オイラ、パソコン前に着席し、mameに関して造詣を深める。うむ、なかなか奥が深いようだ。そうこうしているうちに、オイラもマイスリーが効いてきたし、疲れてもいたのですっかりと眠ってしまったのであった。はい、おやすみさん。