ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

プラナリアのように再生するんだ。社会との繋がりは…

やはり今日も朝の7時にきっちりと起きた。こうなると何でか理由なんてわからないな…。で、リサイクルゴミを抱えて外へ出る。あぁ、天気が良くないな。道路がびっしょりと濡れている。天気が悪いと、気分も悪かとですよ。ご近所のダイちゃん(雑種 雄 4歳)の子犬の甘え声攻撃を軽くいなして、急いで家の中に戻る。
そして、パソコンで情報チェックだ。とうとう落ちているんだよなぁ…。香田さんの首切り動画。イカンと思いつつも、グロの道では権威になりつつあるオイラは不用意に動画を落としてしまう。世界の平和はまだまだ遠いのだな…。
午前中、妻に頼まれ健康診断へと車を走らせる。妻は病院の待合室で待て、と言っていたが婦人科なので、激しく遠慮した。まぁ、未知の世界というのはそんなに踏み入りたいものではない。車の中で、ラジオを聞きながら眠る。気持ちよく眠れた。
戻ってきた時には結構な時間が過ぎていたような気がする。とりあえず、家に帰ってお昼御飯をおいしく頂く。
で、調子の悪い妻から買い物を頼まれる。リンゴハウスに寄り、フレッティ大丸に寄り、ホワイト急便で洗濯物を受け取った。うむ、これでオイラのお気に入りジャーマンパーカーも復活だ。再び、こきたない男へと戻るのである。
家に帰ってお腹をこなすため、お気に入りのジャーマンパーカーを羽織って散歩に出る。行き先は手帳用のボールペンを探すため、肉体労働系の友人が住む家の近く、北郷のZONEだ。オイラは、期待に満ちて入っていったのだけれど、求めるようなボールペンは存在しなかった。途中、オイラが熱心に物色している間、女子高生のコンビがレジのおばさんに、
「あの大泉洋の本日のスープカレーのポスター欲しいんですけれど!」
と、お願いしていた。しかし、レジのおばさんには権限がないらしく、店長確認にしたらしい。そうか、そういえばそんなポスターもあったな。もし今度見つけたら、ジャイアントな女友達のために引っぺがして、クリスマスプレゼントにしてみようか? な〜んて、迷惑だっての。
さて、ZONEを出たオイラは、そのまま北13条通りを環状線方向へひたすら歩いた。何か面白いお店はないかな、と思っていたのだ。しかし、どちらかというと車で買い物に来るような通りだがら、店の間隔が結構ある。途中で果てしない気分になったから、JR白石駅へ向かい200円を払って札幌駅界隈へ行くことにした。まぁ、地下鉄より運賃が40円も安いじゃないですか! もうちょっと努力しろ、札幌市営交通…。
札幌駅へはあっという間に着く。さすが、鉄道だ。で、駅を下りて駅スタを覗いてみた。む、オイラの好きな竹中美彩は非番のようだった。残念だった。あの超猫目を間近で見たかった…。
気を取り直し、オイラはLOFTへ入って、やはり手帳用のボールペンを物色する。内容は盛りだくさんであった。そこで、結局350円の安いボールペンを購入する。変に気張ったものを買って、また落としても泣くに泣けないしね。で、LOFTを後にする。
そのまま、向かいのビックカメラへはいる。しばし、液晶モニタを眺めたり、DOS/Vパーツを眺めたりしたが、自分の財力に見合わぬものだった。時計も見た。ウェンガーの時計は、どこに行っても同じように高級だった。…まぁ、OMEGA程じゃないけれどね。で、おもちゃフロアのガンプラ当たりでブラブラしていると
「あぁ、こんにちわ」
の声が聞こえる。回りを見渡すと、挨拶されるような人間は俺しかいないぞ。む、誰だ? と、思って声の主を見ると、かつてエアガンショップにいた店員さんであった。非常になじみの人であり、彼は「実習中」の腕章を付けていた。どうやら前のショップでは店のマネージメントなど、あまりに忙しいのでやめたらしい。で、偶然ここの職場を見つけて、ビックからも「すぐに来て欲しい」とのことでここに落ち着いたらしい。今は、時間も出来て、自分の作品(プラモやら)を作り時間もとれ、たまに売ったりも出来るらしい。…芸は身を助けるとは、まさにこのことだな。彼は、マネージメントで体をすり減らすより、でかい組織の中で光り輝くスペシャルな歯車でいる方が向いて入るんですよ、といつもの親しみやすい表情で語っていた。オイラも彼のことは好きなので、話し込もうと思えばなんぼでも話せたが、仕事中なのでそこそこ遠慮してその場を離れた。
先日のBARでの語りと言い、今回の出会いと言い、なんとなく、かつて利益を共有できない無礼な連中にむしり取られたり、あるいは自分の手に握りしめた鋭利な刃物で滅多切りししていった社会との繋がりが、少しづつ繋がり始めているような気がした。多分、それはとても良いことなのだろうと思う。
オイラはちょっと勇気づけられて、ビックを後にする。そして、思い切ってセブンイレブンという、どこかで聞いたようなコンビニの名前と一緒のゲーセンまで歩いていくことに決めた。ここには未確定情報だが、ピンボール台が存在している。場所は確か24条近辺だったと思う。たいした距離ではないと思った。
オイラは、すっかり日が傾いた北大通りをひたすら北上する。学生街という独特の賑やかさを醸し出す道を歩くのは、悪い気分ではなかった。なにか、懐かしく、何か、切ないような、忘れたくない感情が蘇るのである。
しかし、予想以上に遠かった。24条の手前だと思ってはいたが、結局そのゲーセンは22条に位置していた。うむ、足が棒のようだ…。目だってしばしばする。

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入店する。おおおぉ、この場末感! さすが学生街に存在するゲーセンだけある。全くソフィストケイトされていない! オイラは乱雑に並んだビデオゲームの筐体にぶつかりながらもピンボール台を発見した。うむ、長い旅であった。しかし、2台しかないな…。そこが残念であった。
1台はTAITOのシールが貼られており、もう一台はピンボールメーカーの雄、ウィリアムズのものだった。とりあえず、TAITOに100円、ウィリアムズに100円ずつ入れてプレイした。TAITOのものは工事現場をモチーフとして4フリッパーもあったせいか、難易度がそれほど高くないようであったが、ウィリアムズのはめちゃくちゃ硬派だった。こんなの、筐体を揺らさないと全然駄目ジャン! で、あっという間にゲームーバーだった。でも、とりあえずピンボールをめぐるオイラの旅はここでひとまず終わりに出来る。また一つ、社会と繋がったような気がした。
行きはよいよい帰りはこわい、とはまさにこのことで、帰りの徒歩は非常に辛かった。途中、エネルギー切れでコンビニによりチョコレートを買う。そして、オイラはこれを頬張りながら元気を出して札幌駅まで歩く。通りすがりに見かけた銃砲店では白髪の頑固そうなオヤジが新聞を読んでいた。こんなところに銃が売って入るんだな。まぁ、新築工事おめでとう。やっと付いた頃には6時になろうとしていた。途中ツクモによって、中古で良いものがないか確認もした。そして、ヨドバシには寄らず、そのまま大通りまで徒歩だ。なんとなく、ここまで歩くと疲れもどこかに行ってしまう。ちょっと冷たい夜風も気も良かったしな。
大通りで大丸藤井セントラルで文具を見る。コーチ&フォーも真っ青なくらい高級文具が陳列されていた。オイラは、とりあえずため息をついた。この文具の品揃えは、はったりかましてブラジャーからミサイルまでそろえてみせるフェイスマンもビックリであろう。
隣に新しくできた日産ギャラリーを見ようかと思ったが、ファクトリーにあった時より入りにくそうな雰囲気が漂っていた。正直、前の方が良かったな。
オイラは、長い徒歩の旅を終了させて、地下鉄で家に帰る。
家に帰ると、妻がひどく調子が悪かったので、飯を近所で調達して、食べながらも問題点をじっくり確認しあった。マトモに生きるというのはとても難しいことなんだ。けれども、今は外野がどういおうと自分の出来ることをしっかりやって、ステップアップするしかないものな…。
そして、いつも異常に頭脳がフル回転したので、具合が悪くなり吐きそうだったが、風邪薬といつもの薬を飲んで眠りについた。多分、整理するにはあまりに出来事が多かったのだろう。そんな時は、BARのカウンターでマスターに話を聞いてもらうのがいいのだけれどな…。