ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

沖ノ鳥島で一人寂しく、愛をさけぶ

キャッツアイ清田店の風景

……うむ、今日は土曜日か。オイラはきちんと布団の中で目を覚ました。そういえば、寝る前にオフコースの伝説の武道館コンサートのビデオを流してみていたのだけれど、いつの間にか寝てしまったらしいな。しかも、眼鏡がないぞ…。オイラは往年の横山やすし師匠のように、床を撫でるように眼鏡を探す。うむ、あったぞ。そして、ウルトラセブンのように素早く敵の反撃を受けないように装着した。
ビデオデッキを見ると、ビデオテープが吐き出されている。…うむ、ヤツも昨日は飲み過ぎたようだな。…たまには休肝日もつくれよな。
さて、茶の間へモソモソと移動して、ストーブに火をつけ、コタツに潜る。時計を見ると11時だ。…あぁ、そうだ。明日妻が帰ってくるので、自堕落な生活も今日で終わりだな。
オイラは、クラブ「阿片窟」を締める決断をした。そして、長年やって来た店を閉めるマスターのような心境で、ゆっくりとシェイカーを棚の上に置いた。
「……終わったんだよ、すべてがな」
オイラは、試しにそう呟いてみたが、返ってくるのはハムスターがひまわりの種を砕く音だけだった。…ま、人はいつでも心に孤独を抱えているものさ。
で、体が温まってきたので例により、ギターをひっつかんて譜面を開き、力一杯弾き語る。それはもう20曲、30曲とドンドンと弾き語る!
で、突然腹がへって目を回し、グデンと横になる。そして、そっと呟いた。
「オラ、腹減って、力が全然出ねぇぞ…」
その後に、当然だか「オッス! オラ悟空!」と補足説明を呟いておいた。で、食うモノもないので外出しなければいけないが、残念なことに外出できるような髪型ではない。まるで、「青春時代」を歌っていた頃の森田公一みたいに、プードル風な横分けになっていた。7:3と言うよりは、9:1くらいの横分けだ。……う〜ん、駄目だ。日本でこの髪型が似合うのは、今や山下達郎くらいしかいない。で、シャワーを浴びることにした。
シャワーを出ると、あの忌々しい横分けもすっかりクリアされていた。ルンルン気分で髪を乾かし、外出の準備を整えた。ま、いつものように財布やら時計やらを装備する時には、口三味線で、
「ガキーン! スシャッ! フォンフォン! サクッ! カチャカチャッ! 」
と、大げさな効果音を出して気分も盛り上げた。で、入念に準備をして家のドアの外へ出て、鍵を閉める。
「……あれ、コタツの電気、きちんと止めたっけな。」
そんな思いが頭をよぎり、再びクツを脱ぎ部屋に戻り、電気が落ちていることを確認した。で、最初から準備をやり直した。…なんだか、ケチが付いたような感じがしてイヤだもんな。
ようやく、出発してとりあえず銀行に行き、通帳に記帳する。うむ、妻が帰ってくる前に残高をきちんと精算しておかないとな…。ま、ATMから吐き出された通帳を見て、オイラは気が遠くなった。いっそ、ジェリー藤尾のように「遠くへ行きたい」を歌いながら、どこか遠くへ行きたくなった。
なか卯で親子丼を食おうと思っていたのだけれど、予算の都合上、ボストンベイクのパンに変更だ。で、予算を切りつめていく。
しかし、気が付くといつも車はキャッツアイ清田店に着いてしまう。う〜ん。
で、今日はゆるい感じでGHOST SQUADに対峙する。ペンションシーンのレベル8だ。おぉ、このレベルになると、厳しいくらい敵がたくさん出てくるし、油断すると撃たれてしまう。で、レベルの上昇と共に、こちらの迷惑も顧みず人質の皆様が、派手に目の前を横切ってくれるので、慣れるまで何人かを蜂の巣にしてしまう。その度に、上官に怒られてオイラは筐体の前で拳立てを10回する。ま、その間はテロリストも撃ち放題だからオイラも必死だよ。
で、ゲームオーバーの表示が出た時、画面には崩れ落ちる人質が映っていた。
……んにゃろぅ。
オイラは、ションボリしながら車に乗り込み、ダイエットコーラを求めてジャスコ平岡店へと泣きながら移動した。
ジャスコは土曜日ということもあり、混雑している。で、素早くダイエットコーラを発見し、3本をひっつかんでかごに入れ、会計を済ます。ま、用事なんてそれだけだ。帰り道、向かいの敷地にあるペットショップに入る。なんだか久しぶりな感じがした。それにしても、全国的に大人気だったミニチュアダックスフントであるが、最近はそれより小型のカニヘンダックスフントという犬種が現れているんだな。大きくても3kg程度にしかならないらしい。ま、日本の住宅事情に合わせて小さくつくられる犬は迷惑かも知らないな。
しかし、実際に犬と目が合うと、矢田亜希子に見つめられた時のようにデレデレになるのである。いいじゃん、犬かわいいんだもん。
その後、パソコンを物色しにそこから2時の方向にあるベスト電機へはいる。で、モニターをしげしげと確認した。正直、大手メーカーのつくる機能満載のパソコンにはゲンナリしているオイラであるが、色々知っておかなくはいけないのもまだ事実なのである。特に、モニターを観察する。うむ、シアターサイズのモニターというのはいいなぁ。
で、買い物も済ませ家に着いた頃には夕日は沈み、5時くらいになっていた。
あぁ、そういえば6時くらいに部屋の掃除を手伝いに母がやってくるのだった…。で、オイラは先行してイソイソと山盛りになったレシートやら、鼻をかんでその辺に放り出したティッシュやら、紙ものを整理して捨てはじめる。これって、結構面倒くさいな。病院の領収書は保管したおかなくてはいけないし。あ、もちろんヤラチー本は布団の下というのが定番だ。…無いけれどな( ̄∇ ̄)ニヤリッ
で、いい加減面倒くさくなって頭脳がショートしはじめた頃に母が登場する。とりあえず、台所回りをお願いして、オイラは紙ものや本類を整頓しはじめる。思いの外、掃除は簡単に終わり、母が買ってきてくれた食材を夕食として食べる。うむ、母にもオイラは肉が苦手、ということが伝わっているので、気をつかうことなく食事を済ます。で、車を出して母を家へ送る。
その後、いつもの酒屋でウィンストン・ソフトパッケージを1カートン買って、景品にゴミ袋をもらう。うむ、これで妻に怒られることもないぞ。
そして、再びギターを弾きながら魂を込めて歌を歌う。ま、ご近所迷惑も今日までだ。お隣さんも我慢してくれ。
9時になった段階で、メインパソコンルームへ移動する。む、今日は寒いらしいな。ポータブルのストーブでもなかなか暖まらない。ふと、上を見ると結婚した時にヤングエグゼクティブな友人からプレゼントされた鉢植え(通称: 山さん)が、萎れている…。 うわ、やべえ。で、急いで夜間に水をくんで上から、ジョー、っとかける。しばらくすると段々と元気になってきたみたいだ。どうもこの鉢植えが萎れていると贈ってくれた本人自体が萎れているんじゃないかと心配になるのだよ。
そうしながら、もうすぐこの通称「山さん」との暮らしも、丸7年になろうとしているんだよな。…意外としぶといな、この鉢植え。
で、いつものように日記をつける。
BGMとして、チャットルームの小田和正の部屋に行きマッタリとしながら、必死で馬鹿なことを考える。そんな折、天使からのPMが着弾した。彼女には今、今後の仕事のことで重要な情報を頂いている。やはり、情報を集めるにはその筋に関連のある生きた情報が必要なんだ。で、お礼代わりにオイラが余った時間を活用して掴んでいるアンダーグランドな情報を提供する。こうした信頼というのは、社会復帰するためには非常に重要なんだ。だって、実際に面と向かうと話したいことの40%も伝えられないし、欲しい情報に至っては5%くらいしかものにならないからな。てなわけで、明日は妻を迎えにアレックス・ユーンくらいのステアリング捌きで新千歳空港に行かなければならないので、早めに寝ることにしよう。あ、ちなみに旧千歳空港は千歳飛行場と名称を変更し、航空自衛隊専用の飛行場となっている。だから、新千歳空港が正式名称なのだ。はい。