ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

武藤敬司を見ても、泥棒と思うな

家なき子だって。

携帯のアラームにて目を覚ます。そうだ、8時だ。しかし午前の8時なので全員集合はしない。いかりや長介氏も他界された事だしな……。オイラは茶の間に移動して、ゴミ出し大関昇進がかかった大一番を迎えて多少緊張していたようだった。で、いつもよりほんの少し袋の縛り方を丁寧にして、サンタクロースのように子供を避けながら慎重に階段を下りていき、さらに近所のダイちゃん(雑種 雄 5歳)の甘えたい攻撃も避け、更にキラリと目を光らすカラスの視線を受け流し、無事にゴミを出した。そして、部屋に帰り着く。
しかし、ゴミ出し内容が今ひとつだったので、ゴミ出し大関への昇進は親方の鶴の一声で見送りとなった。…くそ。今に首締めてやる。
その後、テレビで朝のニュースなどを見ていたが、やはりどうしようもなく眠い。眠剤の効力が残りまくっている。で、ウトウトしていたら妻が、


「寝るなら布団で寝ろ、ボケェ!」



と、厳しい指摘が入ったので反論することもなく、おとなしく布団に潜った。光のスピードで眠りについた。よほど眠かったらしい…。
で、迷子を捜すのとクツを盗まれるという、あまり縁起のよくない夢を見て目を覚ました。あ、クツを盗まれるというのは昔から「足下をすくわれる」と言われて、その年1年運が悪くなると言われている。…盗まれるなら、年末にしよう。
で、時計を見ると1時半になっていた。…う〜ん、結構寝てしまったなぁ。しかし、自分の意志とは関係なく、薬の影響なので気にしないようにした。ま、妻から厳しい言葉はかかってきたがね…。
それから、チャットで友人と話をしたりする。やはり、マニュアルの車を颯爽と扱う女性は格好いいな。車選びで喧嘩しなくて済むのがいい。さて、オイラはいつになったらマニュアルの車に戻れるのだろうか? まぁ、いいさ。
その途中、妻からミッションが下りる。どうやら、茶の間においてあるソファーの位置が悪いらしく、効果的に部屋が暖まらないのでソファーを中心に模様替えをしたいということだ。そして、話が途中だった友人に暇乞いをして茶の間に向かう。ま、パソコン上とはいえ急に中座するのは礼儀に反するしな…。
あぁ、部屋がメタクタになっているぞ。しかも、重たそうな仕事はきちんと残っているな。オイラはすでにこの家での役割をきちんと理解してしまったので、おとなしく妻の指示に従ってモクモクとものを持ち上げ移動させる。下手な自分の意見は言わない。それが、大人の世界というものだ。
オイラは、「そんな世界が大人ならばぁ〜」と小声で尾崎豊のように歌った。妻には聞こえなかったみたいでホッとした。
ようやく終わった頃には、外は暗くなっている。しかしながら、ソファーを移動した効果はあるみたいでそれなりに有意義な作業だったのではないかと思う。そして、頭が痒かったのでシャワーを浴びる。風呂場から出ると、いつものように舘ひろしのようにガウンを羽織り、しかし股間は丸出しで、ブランデーグラスを揺らす動きをしながらウィンストンに火をつけてまったりする。ま、急な来客など無いから別にいいのだ。
さて、頭も乾かし晩ご飯の時間を迎えようとしていた。そこで妻曰く、
「残った御飯で適当にやってくれ」
との事。いや、決して妻が手抜きなのではなく、ちょいと体調がよくないからそういうのは別にいいのだ。てなわけで、言われた通り電子ジャーを覗いてみる。


全然足りないじゃん…



で、オイラは考えた。はんだやに言って安くあげる事も出来るが、お金がないしなー。とりあえず、オイラは妻が実家に帰った時の必殺技
「イタリア人化 計画」
を思いだし、スパゲティーを茹でて食べようと思った。で、別の棚を開けてソースを探し回るが、なんかミート系のソースしかない…。で、おとなしくソースを近所のスーパーまで買いに行く事にした。どうせダイエットコーラも無いしね。
で、102円という微妙な値段設定のダイエットコーラを2本鷲掴みにして、ソースを探す。クリーム系にしようか? それとも和風系にしようか? 悩んだあげくふと、伊藤英明の顔が浮かんできたので和風キノコソースにした。ま、安売りしていたしな。そして、イレギュラーな夕食の選び方なので身銭を切って支払ってくる。
トロトロと滑る雪道を颯爽とコリン・マクレーの様になめらかに車を操り家に帰る。
さて、ここからは家事であると同時に職業訓練でもある。その事に妻はまだ気が付いていないだろう…。
スパゲティ用とソース用の二つの鍋に水をくみ、湯を沸かしはじめる。その間に、スパゲティを適量手に取り、地獄の釜のようにグツグツした鍋に放り込む準備をする。
…。
……。
…………いつまでたっても、沸かないな。
先にソース用の湯が沸いたので、袋ごと鍋に突っ込み蓋をする。で、ようやくスパゲティ用の湯が沸いたので放り込む。…む、全然沈んでいかないぞ。なに、太さ1.8mm…。これって、ミート系の味が濃いソース用の太い麺じゃないか。まぁ、入れちまったものは仕方ねぇ。必死の形相でスパゲティを沈めて10分待つ。途中、妻が、
「こんなに火を強くしなくていいんだよ」
といって、親切に火力を絞ってくれた。その後、
「チマチマ茹でたらアルデンテの堅さにならないんだよ…」
と、聞こえない声で呟いてから、火力を少し大きくした。
で、ようやく麺もゆで上がり皿に盛る。残った麺は、明日のためにマーガリンを溶かしてよくかき混ぜよけておく。で、ソースの封を開けてぶっかける。同じく、残ったソースは別の皿に空けてラップをかけて保存する。うむ、この段階ですでにオイラの腹はいっぱいな状態だ。やはり、自分で飯を作ると出来た時には食べる気がなくなるというのは本当だよな。
そんな文句を呟きながら、完食する。で、後々面倒だし、職業訓練でもあるので続けざまに皿を洗い始める。気持ち、以前より丁寧に、より効率的に皿を洗う。ま、改善する気持ちが重要なんだ。続けていれば、結果は付いてくるさ、と勝手に自己完結する。そうでもないとやってられねぇ。あ、ちなみに買ってきた和風キノコソースはハズレだった……orz。
一応、とりあえずの家事を終了させたオイラは、まったりとタバコをくぐらせてからコーヒーを入れて、苦み走る。……渋いぜ、オイラ。
隣のメインパソコンの部屋へ移動し、いつものように小田和正オフコースの音楽が流れているチャットルームに入室し、BGMにしながら日記を書く。この日は、たまたま管理人がいたので、挨拶などをする。管理人さんは愛知三河地方に住んで居られる方なので、「オイラも学生時代名古屋にいたんですよ〜」、などと話を弾ませる。こういう交流っていいんだぞ。
その後、中学時代の同級生に電話をして色々と質問をさせてもう。彼女は、これからオイラがやろうとしている仕事の先人なのだ。ま、厳しい面もあるけれど、オイラは物腰が柔らかそうだから、受け入れられやすいんじゃないの? と、言ってくれたので心強い気持ちになった。うむ、縁というのは実に大切だな。そういう事を、この年になってやっとリアルなものとして感じられるようになる。……ま、遅すぎるけれどな。根掘り葉掘り、制度的なものや需要、将来的な動向など現場の人ならではに情報を得る。実に、有意義であった。
で、昼間中座した看護師の友人からPMが着弾する。彼女からも、仕事上色々と質問させてもらいお世話になっているのだ。感謝感激。ちなみに、はてなダイヤリーのキーワードでも書いてあるが、西城秀樹が60歳になった時、
「秀樹、還暦!」
と、叫んでくれるのを我々は待っている…。
いつも集うチャットの部屋が一向に開かないので、しばし雑談をしていたが日記のツメ作業もあるので、終わりにさせてもらった。
で、今日は金曜日だ。多分延々とパソコンに向かう時間が過ぎていくのだろう。