ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

シベリア超特急 part305

青色発光ダイオード

土曜日の分はな、書く予定だった日曜日がバタバタしていたし、どうせ朝起きて、飯食って、かみさんを友人の家に送って、チャットして、自宅録音をして、テレビを見て笑って、晩ご飯を食べ、かつアルマゲドンをみて「よよよ…」と涙を流しつつ、終わった瞬間にパソコンに向かって、再び作業をしていたくらいので割愛させていただくことにする。
で、日曜日だ。
晴れているわけじゃないのだけれど、気温がちょっと高めなのか湿気が多いのかわからないが、道路はベチャベチャだし、車の上に積もっている雪も水っぽくてなんとなくカラッとしていない感じだった。そうだな…、例えるならスーパーで買ってきた鶏の唐揚げをそのまま電子レンジで1分くらい加熱して、出した後みたいな感じだ。…ベチャベチャでおいしくないよ。
午前中はこれとってする事もなくぼんやりとしていたのだけれど、2時頃にかねてから気になっている「肘部管症候群」を何とかしなくては、と感じ、100円ショップの安い肘サポーターではなくて、アスリートのためのちゃんとした肘サポーターを求めて、月寒グリーンドーム横のゼビオスポーツまで車で走る。
ま、いつもの通りだが、興味のないものに対する妻の反応は冷ややかである。
で、店内に入るなりオイラは一直線にサポーターの売り場に行き物色しはじめる。…む、ここでオイラがやり遂げなくてはならない事は、可能な限りやすい値段で、最大限の効果を発揮する、超機能的な肘サポーターを見つけ出す事である。
むむ、たくさんありすぎてわけわからないよ…。
とりあえず、膝とか腰のサポーターを見ても仕方ないので肘サポーターを、山狩りをするように慎重にかき分けながら探し出す。流石に、100円ショップの「果たしてどれだけの効果があるのかわかりませんが…」と言いたげな、白いババくさいサポーターとは違い、黒系で装着も機能的なものが多い。で、結局1500円くらいの装着しても衣服の邪魔にならないような、薄手のものを選んで会計を済ませる。
…うむ、黒いサポーターに白地でミューラーと書いてある。あ、もちろんカタカナじゃないぞ。ちゃんとMuellerと書かれている。なんだか、ちょっと格好いいぞ。
で、ふと横を見ると妻が呆れた表情で、
「あなたは一体、何になりたいの?」
と、呟いた。ふふっ、決まっているじゃないか! 左腕の肘にサポーターだぞ!
スタン・ハンセン以外にいないだろう。ウィ〜〜〜〜〜!!
俺が左腕のサポーターの位置を直し始めたら、ウエスタン・ラリアットの合図だ。気をつけろ。でも、ロープに振ったらちゃんと戻ってくるんだぞ。
で、店を出る。
妻は妻で、
「なんか、フワフワした毛のついたフードの上着が欲しい」
とか何とか言っているので、彼女の希望通りラッキーに連れて行った。…なんとなくババくさいような気がするのだけれど、人の店の趣味には文句は言えないさ。
で、残念ながらラッキーは主婦に傾倒している店なので、オイラみたいなナウでヤングなダンディーの服はほとんどおいていない。車の中で寝ながら待たせてもらう事にした。
妻戻る。表情を見る限り、良い買い物が出来たようだ。
さて、ここまでは普通の日曜日だったんだ…。
ここで、妻がパチスロをやりたいと言い出す。しかも、先日から友人や肉体労働系の友人の指導を受けながら、じっくりと勉強したいなどと言っていたのだ。で、友人に携帯で連絡を入れる。しばらく、繋がらなかったが、繋がったらやはりパチンコ屋にいた。ははは…。
そこで妻の要望に従い、彼らが集う厚別のTAIYOというパチンコ屋に行く。入るなり、まずメダルを4箱くらい積んでいる肉体労働系の友人を発見。その横に、2箱くらいメダルを積んでいる彼の彼女を発見。……なんかこのカップル、強いっす。
で、挨拶を交わし、更に友人を捜す。うぬ、ヤツは小さめだから探すのが大変なんだよな。あ、いた! そして、「全く出ていませんよ〜」的オーラを放出した彼と挨拶を交わし、妻の指導を任せる。
で、妻は彼らに教わりながらプレイ開始。オイラは全く興味がないのだけれど、かといって妻が安定するまでキャッツに移動するわけにも行かないので、隣の席で小さくなりながら待つ。
…うむ、相変わらず何をやっているのかわからないな。で、あまりにヒマなので自分の小遣いから1000円を入れて、やってみる事にする。ま、パチンコよりは人の意志が反映されそうだから、まぁいいや、と思ってプレイしはじめる。で、丁度1000円分のメダルが無くなる頃に、当たりを引いたらしい。しかし、入れるメダルがないので途方に暮れていたら妻が1000円をくれる。で、ここで絵柄をそろえなければならないのだけれど、そんな事は出来るはずもなく、妻に指示に従い店員を呼んで、代わりに押してもらう。へぇ〜。最近のパチンコ屋は親切なもんだな。っていうか、目押しできないと、店員にもなれないんだな。随分、立派な仕事になったものだ…。
で、後は画面に従って適当に右から押したり、左から押したり、下から押したり、上から覗いたり、押しても駄目なら引いてみたり、まぁ人間の意志を奪われつつ、言われるがままにボタンを押し続けた。その度に、下からメダルがガラガラと出てくる…。
ったく、なんだよ。大当たりって言うならスロットマシンのように、台から飛び出すくらいの勢いで出てくれりゃいいのに…。そうしたら、オイラだって、典型的なアメリカの太ったおばさんのようにほっぺたに手を当てながら、
ウワ〜ォ! オー、マイガッ!オー、マイガッ! アメィズィンング!
などと、飛び跳ねながら騒いでやったのに…。
で、終わると360枚くらいのメダルが出たらしい。 話と聞くと、これで結構な金額になるらしいが、オイラとしてはあまり面白い感じはしなかった。
さて、これでやはり自分にはパチンコ、パチスロの類は向いてないと悟ったので出たメダルを妻に渡し、車で一人キャッツアイ新札幌店へと進軍した。そうだ。いつもオイラを待っているのは、パチスロのメダルじゃなくてGHOST SQUADなのだ。
で、到着するなり早速プレイを開始。しかし、新札幌店の筐体は照準のゼロ調整が出来ないのだった…orz。
そして、オイラは自らが動き、着弾と照準の一致する場所を模索する。が、この間よりも強烈に照準が狂っている。
「……こりゃ、何処に弾が飛んでいくかわららんぞ。」
オイラは、近くにいる人々に、
「危ないから伏せるんだ!」
と、小声で呟いてみた。ま、当然誰も気が付かなかった。まぁ、いいさ。百戦錬磨のオイラの言う事を聞かないヤツなんて、流れ弾に当たって騒ぐような連中なんだ。
で、プレイを開始したが、予想通りねらった場所に弾が飛んでいかない。オイラはダイハード2のスノーモービルでテロリストを追いかけるマクレーン刑事のような「納得のイカなさ」を感じながらも、先に進む。
あ、人質だ……。
なぁ、言い訳するわけじゃないけれど、照門と照星でのサイティングは完璧だったんよ。間違いなく、人質に銃を突きつけて後ろから羽交い締めにしている卑劣なテロリストの眉間を完璧にとらえていたんだ。あたりまえさ、オイラだって上等兵から少将に成り上がった、たたき上げの戦士なんだ。
自信たっぷりにトリガーを引いたら、弾はあらぬ方向へ飛んでいき、人質の土手っ腹の真ん中に命中し、更に貫通弾はその腹を通過し、テロリストの左胸をヒットした。崩れ落ちる人質。飛びちる血しぶき。その後ろで、派手に銃を落とすテロリスト。ヤツが地面に倒れる前に表示されるメッセージ……
「Continue?」
…ふ、こんなアホな照準の銃なんて使ってられるか。オイラは、コンティニューする事もなくキャッツアイを離れた。
行き場のないオイラは、誤射した傷を背負う孤独なソルジャー…。で、気が付くと先ほどのパチンコ屋で、妻の隣に座っていた。
…あ、あれほどたくさんだしてやったメダルが無くなってるじゃん。
ま、いいや。今のオイラは心の傷が深すぎて怒る気力もない。
適当に、今や話題になっている北斗の拳の台などで適当に散在しつつ、げんなりしたので再び暇をもてあましたオイラは、妻の隣に着席する。
すると、オイラから漂ってくる暇オーラを察したのか、オイラに1000円が支給される。正直、この1000円をもってまたキャッツアイに行こうと思ったけれど、それもなんなので、友人と妻とオイラと3人並んで銭形のパチスロを適当にはじめる。うむ、あっという間に大当たりだ。さて、こうなってしまうともはや感動も何もないな。
話によると、この大当たりで1万4千円が確定らしい。その時ばかりはちょっと、「スターリングシルバーzippoとか買っちゃおうかな」、と心が揺れたがな。
さて、そんな事をぼんやり考えていると、もう一度大当たりが来る。所謂連チャンというヤツですな。これで、2マン8千円が確定らしい。ルパンのテーマと共に、出てくるメダル。それを、ネズミをねらった鷹のように横から手を伸ばしてかっさらう隣の妻…。
ま、別にいいのだけれどな。
で、そろそろ全員切り上げの時間になったようなので精算した。どうやら、3万円近く勝ったらしいな。しかし、オイラは自分が身銭を切った分を財布にしまい、後は妻に全額渡しておいた。ま、こういうやり方でお金が増えても仕方ないからな。たまには妻孝行をしておく事にしよう…。
その後、すぐ横の高架下の「もっきり市場」で5人で反省会をする。うむ、ここは海鮮居酒屋なので、獣肉がいや〜んなオイラでも安心して食事が出来るぜ。で、皆は酒を飲み、オイラは車の運転があるのでおとなしくコーラを飲み続けた。ま、ダイエットコーラではなかったのが、寂しかったけれど…。
どうやら、肉体労働系の友人とその彼女は一人当たり10万ずつ稼いだらしい。そして、我が家は妻の負け分をオイラが補填したという感じ。友人は6万以上の負け地獄から何とか復帰して2万負けくらいまでで抑えたらしい。うむ、よく解らない世界だが、皆が楽しんでいるのならそれも良いだろう。
で、タップリ食って、肉体労働系の友人が購入したコンピュータの諸設定のため友人がお宅訪問する事に。うちらは、妻が是非ともミッキー(ウェリッシュ・コーギー 雄 4歳)と遊びたいというので、ついででお邪魔させてもらう事にした。
で、コンピュータを友人とオイラで設定する。
ついでに、本来明日開通のADSL回線のモデムや無線LAN機材が到着していたので、ついでにセットアップした。
で、これが実に面倒だった。まず、内容物を確認する。無線アクセスポイント、ADSLモデム、無線LANカード…、え、無線LANカードって?
これ、デスクトップ型のパソコンの何処に入れればいいの?
この事は強烈にオイラと友人を悩ませたが、モデムをひっくり返して見ているうちに、モデムの中にPCカードのスロットがあった。へー、なるほどね。と思う。
で、モデムなどのユーティリティーのソフトをぶち込んで、無線のセットアップをする。…む、親のモデムを検出しない。で、説明書をもう一度読み直す。……なんだよ、最初はモデムとアクセスポイントをストレートケーブルでつながないといけないのかよ…。で、再びウロウロと移動しながら、機材をつないでセットアップする。これにかなり手こずるが、なんだか知らないうちに成功していた。……なんだか納得いかないが、まぁよしとしよう。で、この時点で現役IT企業で働く友人は
「あ、俺windowsXP、わからないんだわ」
という捨てぜりふを残してベタ下りした。うむ、客先でSEにベタ下りされて、営業のオイラがヒイコラ言ってセットアップを試行錯誤する図。……まさに、前にやっていた仕事そのものじゃないか。まぁ、いいさ。それならそれで手慣れたものだ。あきらめて、一人作業に没頭する。
一通り、終わってIEを開く。…む、DNSエラーか回線が通っていない。試しに、ファームウェアのアップデートが出来るアドレスのリンクがユーティリティーに張られていたので、アップデートしてみる…。
うむ、無事にアップデートできたぞ、……という事は、回線に異常はないのだ。するとDNSエラーが問題か…。試しにどこか生のIPアドレスで接続できる場所を思い出そうとしてみたが、こういうの、メモでもしておかないとわからないもんな。生IPの入力でサイトが閲覧できれば確実にTCP/IT関係の設定と断定できるのだけれど、わからないのであきらめた。
仕方ないので、TCP/IPの設定が悪いという仮定の下、設定を変更してみる。モデムにローカルのIPが勝手に振られているから、XPの場合、端末に固定IPを振り当ててやらないとLANに入れないんだよな…。で、適当なローカルIPを振り、モデムのIPをデフォルトゲートウェイとして設定する。
で、どうだ? む、うまくいかないな。説明書通りなんだけれどな〜…。
一度、再起動をしてみる。ふぅ、結局windowsは何処まで行ってもリブートの嵐なんだな…。立ち上がるのを待ちながら、ミッキー(ウェリッシュ・コーギー 雄 4歳)とじゃれながら遊んぶ。ふふふ、おまえかわいいなあ! と、カレリンズ・リフトを試みようと腹に腕を回してみたら露骨にイヤそうな顔をしたのであきらめた。まぁ、丁度パソコンも立ち上がったしな…。で、再びTCP/IPをいじくる。今度は、他のDNZなどの部分も触る。で、どうだ!
……おぁ、画面がブラウズできるよ。そこでyahooのアドレスをダイレクトに入力して、飛ばしても全部閲覧できた。……完成である。
やれやれ、これをコンピュータの設定の知らない人に行わせるのは無理があるぞ。マニュアルも一部違うし。かといって、訪問設定料はアホみたいに高額だし。ま、仕方ないのだろうな。で、感謝される。
まぁ、いいんだ。昔の仕事を懐かしんだだけさ。
そろそろ、夜も更けてミッキー(ウェリッシュ・コーギー 雄 4歳)を始め、酒を飲んだ連中のテンションも下がりはじめたのでお暇する事にした。
で、友人宅まで車で送る。送ったついでに、妻、友人宅でトイレを借り、ゲロの置きみやげをしてくる。で、別れを言って、自宅へ到着。
妻、ゲロの続きをする間に、オイラは「餌の時間、遅いよ〜」と、ブーイングを浴びせかけるハムスターたちに餌を与えた。妻、一通り吐き終えてバッタリと寝る。オイラは、ちょいと頭痛もあったし、眠りのラングジュアリ・ポイントをちょっとはずしていたので、ネットを駆けめぐってから4時に寝た。そんな一日だった。
あ、肘サポータの具合は非常にいいぞ。