全国3千万人以上の休みボケのお父さん達へのエレジー

週末、妻に車を持って行かれる…。
しかも、オイラはお金がなかったので街の電気屋などを冷やかしに行くことも出来なかった。多分、こういう状態を軟禁状態というのだろう。オイラは1年戦争のあとのアムロ・レイの気持ちを良く理解した。仕方がないので、ヤングエグゼクティブな友人から金曜日に借りておいた「北斗の拳」を生暖かい眼差しで読み返していた。昔読んだ時には、人物の絡みが凄く複雑に思えたのだけれど、改めて読み返してみると、やっぱり少年向けの漫画だな、という感じがしないわけでもない。たまに唐突に話が進んじゃったりすることがあるし…。でも、一度手に取ると一気に読んでしまったりして、魅力のある漫画なのだろうな…。
で、他の時間帯はとにかく寝てばかりいた。どうせ昼間なんてすることが限られているし、どこかで店が開いていて楽しくみんなが買い物をしていることを想像するだけで腹立たしかったので、コタツに潜ってふて寝した。
夕方近くになると、暇をもてあましたゴールデンウィークの既婚さん達がチャットルームに集ってくるので、くだらない会話をしながら過ごす。ま、一部の人が想像するような素敵な出会いなんてあるはず無い。そういうのは偏見なのだ。
だいたいあのようなふざけた会話の中から、素敵な出会いに発展する筈など無い。そんなわけで、実にパソコンの稼働時間は24時間を大きく超えていった。さぞUD agentも処理をサクサクと進めていったことだろう。


で、日曜日に日付が変わり、いい加減家の中でくさっているのもイヤになったので散歩に出ることにした。もちろん、日曜日に妻が車を利用することは了承済みであったので、事前に自転車の鍵を確保していたのだけれど、雨が降っているじゃないな… orz
やっと日曜日の昼を過ぎたくらいから、降りそうな気配が無くなったので外に出ることに決めたのである。やれやれ、天気と女心は全く読むことが出来ないものだな。…別に、女心は読む必要なんて無いのだけれど。
とりあえず、幸せな気持ちになるために通りがかりのプレイランド「ハッピー」で便所を借りて、幸福感に浸る。で、店内の様子をうかがう。……む、GWの最終日でお客さんはたくさん入っているのだけれど、パチスロの北斗の拳以外は出ていないような気がしたな。やはり、黙っていても客が来る正月、盆、土日祝日は回収モードなのだろう。家でおとなしくていた方がいいらしい。
その後、12号線を一気に東橋方面へ歩き、久しぶりにキッズドラゴンというホビー屋に立ち寄る。…まぁ、立ち寄ったからといって何か買い物が出来るわけではないのだけれど、春になって気温が上がるとガスガンは軒並み新発売のラッシュになるから、それを眺めるのが楽しいのだ。
…でも、欲しい商品があるのに買えないって逆に気持ちがブルーになるな。
トボトボと泣きながら、夕暮れを眺めつつ家に帰る。


とりあえず、腹が減ったので最近コンビニで廉価版として売られている東ハト「ビーノ」とダイエットコーラを買って帰り、そいつで腹を満たす。これで寝るまでのカロリーはキープすることが出来るだろう。…多分。
で、妻の依頼により妻をわざわざパチンコ屋まで送迎する。…いい加減一人で駐車できるようになって欲しいものだ。
家に戻ると、やはりカロリーが不足していたみたいでソバを茹でて適当に食らう。ヘルスィ〜フードである。どうやら体質的に小麦を大量摂取すると太る体質らしいので、最近は獣肉にくわえて麺類やパンもなるべく避けるようにしている。…こうしているうちに、その内食うモノ無くなるな、オイラ…。
妻より電話が着弾。迎えにこいとのことだ。…なんだよ、まだ1時間くらいしかたって無いじゃないか？
渋々オイラは身支度を調えて、迎えに行く。で、負けて気持ちの収まらない妻は別な店に連れて行けと言う。まぁ、種銭を出資してくれるというので子犬のように尻尾を振りながら車を走らせた。
で、このところしばらくプレステの北斗の拳で研究しまくっていた成果だろうか？ ちゃんと当たりを引いて元を取る。それを妻に渡し、しっかり擦ってくれた…。で、暇つぶしに座ったジャグラーで実に1ヶ月ぶりくらいにBIGを引く。しかも次の10ゲームで再び当たりを引く。うむ、やはり人の金でパチスロをやると勝率が上がるらしい…。で、12000円ほど換金できたが、色々と借金があるので200円だけもらって全部妻に渡す。……メダルはたくさん出てきたが、なんだか面白くも何ともないような気がした。
家に戻ったあとは、思わずyahooのトップページを開いて結果を知ってしまったF1をみて、その後プロレスリング・ノアの試合を見る。
つまらない通販が始まっても一向に眠りがやってこないので、仕方が無くつよ〜い睡眠導入剤を飲んで、マスクをし、耳栓をして眠った。
何をやっているのかわからないうちに、ゴールデンウィークは過ぎ去ったのである。はい。