ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

妊娠したって本当ですか?

どこでもドア

月曜日。おそらく世界中のキリスト教中心に回っている経済社会がこぞってうなだれるであろう一週間の始まり。それはあたかも、地獄へ向かって一直線に疾走するブレーキのないジェットコースターのごとき存在である。天空からは鬼が優しい眼差しで君らを眺めているよ。……ほら、そこに。


とまぁ、月曜日なわけだ。失業中のオイラにとってはそれほど大きな影響はない。また、IT関連企業の多くの方が日曜日も作業進行しているだろうから、これまたあまり関係ない。
本当は今日、2週間に一度の病院に行く予定であったが、薬の在庫が大量にあるので見送る。そのうち行けばいいだろう。医療費もかかるしな。そして安心したオイラはたたんだ布団を再び広げて潜り込む。なんというか、コタツ布団がしまわれてしまったので安住の地を見つけるのが難しい。もしも我が家にチョビがいたなら、きっと涼しい場所を見つけてくれるので横取りするんだけどな。


…目を覚ますと11時半くらいであった。全くいくら仕事がないからといってこの体たらく。いっそのこと、トムとジェリーのトムさんのように、自分で首をひっつかんで、自分でケツをけっ飛ばして、樹海辺りまで飛んでいってしまいたい気分だ。
お昼となり、自然の摂理が働いて腹が減ってきたが冷蔵庫を覗いても調理しなければならない食材しかないので、インスタントコーヒーを入れて胃袋を我慢させた。正直、作るのも面倒くさいが食うのも面倒くさい…。
で、パソコンを立ち上げてニュースをチェックする。どうやら、昨日見ないで寝てしまったUSAグランプリは、ミシュランタイヤを選択しているチーム、延べ14台が決勝スタートをボイコットして、6台だけでレースを行ったようだ。…あほか。今のF1は8位まで入賞ポイントが与えられるので、プッシュしなくてものんびりと完走さえしてしまえば2点か、1点もらえることになる。このポイントによってスポンサーが集まったり、集まらなかったりするのでチームとしては重要なんだ。しかし、6台で走ってもなぁ…。大方の予想通り、アメリカの観客達が激怒していた。決勝スタートをボイコットしたのは、ミシュランのタイヤ性能に問題があってFIA
シケイン作ってちょ」
と、申し入れをしたらしいのだけどそいつをレギュレーションに従ってFIAが却下。納得できないミシュランタイヤのチームが「安全性」を配慮してスタートしなかったと言うことらしい。
ま、シケイン作って欲しい、と申し入れたのはインディアナポリスのもっともダイナミックなコーナーで、高速で走り抜けるF1の魅力を感じられる場所でもある。ま、フルディスタンスのレースに耐えられないタイヤを持ち込んだミシュランがもっとも糞だけれど、興行という枠の中でファンや観客を無視した裁定をしたFIAも糞である。ただしこういう前例を作るときりがないので、ある程度の縛りは必要。どっちみちミシュランが糞だと言うことだ。…夜明けまで起きていなくてよかった気分。
後は、パチスロの不運に捕まって個人的財産のほとんどを失ったオイラは、再びマメに懸賞生活をはじめた。メールを見てはクリックして、サイトにアクセスしてはクリックして、その度に外れてはゲンナリするような生活だ。まるで、賽の河原で小石を積み上げて、その度に鬼にけっ飛ばされて積み上げ直すというまさに地獄である。
はやく働いて、まともになろうな、オイラ…。


家に帰って、読書の時間。英国貴族階級のように贅沢にセイロン辺りから取り寄せた紅茶やマフィン、あるいはスコーンなどというハイカラなものは全く無く、ただ腹を減らしてインスタントコーヒーを流し込むことによって誤魔化す。で、今読み始めているのは、よしもとばなな著「さようなら、ラブ子」(新潮社)である。この作家の本は過去に全く読んだことがないけれど、ちょっと心に引っ掛かるものがあったので買ってみた。
これは所謂職業的に構えて作られた作品と言うよりは、著者のホームページから愛犬ラブ子が行ってしまう辺りの日記を抜粋して作品にまとめたものらしい。まだ、評論出来るほどページを括っていないのだけれど、さすが職業的物書きという人らしく、書いてあることが実に細かく映像など無くても背景が広がってくる感じがする。それに、著者はもちろん登場してくる人の著者の視点での心の動きというのがきちんと理解できる。
…うむ、同じ日記とはいえ、オイラのような飲んだくれの愚痴のような日記とは随分違うものだな。そう思うと、なんとなくみっともなく、いっそのことやめてしまおうかとも思うが、これはこれでオイラの心の整理のよりどころなので「無力、下手くそ」を認識しつつも、世間に恥をさらすしかなさそうだ。
そのうちに、深い眠りがやってきて近所の子供のはしゃぐ声や、犬がこぞって吠える声を聞きながら寝入ってしまう。
ちなみに、妻は車にのってどっかに行っている。移動の手段はないぜ…。


夕方、妻帰る。
どうしても駐車場に車を停められない、ということなので月寒の生鮮産直市場へ車を走らせ、ミカ・ハッキネンのように華麗に車を停め、木陰で人目もはばからずに泣く…、ウソだ。
カップラーメンとボンカレーが安売りしていたので大量に買い込んでくる。お一人様カップラーメンは5点まで、ボンカレーは3点まで。夫婦で分散してレジを通ったのでカップラーメン10点とボンカレー6点だ。これでしばらくは食料には困らないであろう。ちなみに知っているとは思うがボンカレーの「ボン」はフランス語のbon=良い、だ。そう思うと、おフランスの香りがしてこないか?
ボンジュ〜ル( ̄∠  ̄ )ノ


その後、パチンコ屋に妻を連れて行く。やはり車を停めることの出来るホールは限られているようだ。近所の白石プレイランド「不幸」に行く。何故なら、これほど近ければオイラが妻から支給される2千円を早々と飲まれてしまった時に、歩いて帰れるからだ。そして予想通り飲まれて、早々に「不幸」を後にした。
この店、ざーっと見渡すと全然出ていないのにどうして人がたくさんいるんだろう? 世の中、オカルトめいたことが多いな。
そして家に着くなり歴史的に長いカップラーメン「激めん」に熱湯を注いで食らう。こういうのもなんだが、カップラーメンは意外と作るのが難しい。テレビを見ていたりして油断すると、ノビノビになってうまくなくなる。早いと消化に悪そうだ。きっかり3分が良いというわけでもないので、極めるのは難しいのだ。種類によって全然違うしな。


中略


夜、風呂から上がると別名「朝鮮日報テレビ」と揶揄されることも多い、テレビ朝日報道ステーションを見た。で、韓国のテレビ局が掟破りとも言うべき東条英機元首相のお孫さん(品の良いお婆さん、という感じだったが)にインタビューするという内容だった。
なかなか興味深い内容であった。丁度、オイラのような団塊ジュニアの世代は歴史を必要以上にへりくだって教えられた世代であり、どことなく罪悪感を中国や朝鮮にたいして持っているものである。しかし、戦争を乗り切った人達はそういう認識ではない。堂々と、日本を守るために行った戦争だ、と言い切るのである。
確かに、あの時中国の一部を満州としたり、朝鮮を監督下に置かなければ、ロシア=ソ連から侵略を受けていたのは疑いようのない事実である。特に、オイラの住んでいる北海道なんて、どんな国になっていたか解ったものじゃない…。そういう意味では「仕方がなかった」と言うのである。
多分、制圧する側とされる側。認識が一致することなんて今後無いのだろうと思う。オイラ的には「悪いことをしているよな」と、思いつつもスターウォーズ 帝国の逆襲でランドー・カルルシアン伯爵が吐く台詞、
「仕方なかった。オレだって自分がかわいいんだ。」
という認識である。あ、もちろん必要以上に尾ひれはひれをつけてネガティブキャンペーンを行うような独裁的政治国家は論外な。
さて、真面目に語ると脳細胞は200個ほどちってしまうのでのんびりして眠るのである。