ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

しつこく追いかけてくる、そんなゾンビのような目覚まし時計を、私は

青空

月曜日だ。
今日から職業訓練の開始である。7時ちょっと過ぎにきちんと目を覚ましてカーテンを開ける。まるで映画のフィルムを切り取ったような新たなスタートだ。
…めっちゃ曇りなんですけど。
しかも、雨が降りそうなんですけど…。
オイラはしっかりとお漏らししないように放尿し、新聞を取ってきて天気予報をみた。あぁ、きちんと新聞に目を通すなんて久しぶりだな…。オイラからは全く信用を失ってしまった新聞だが、天気予報だけは気象庁の力により信用されていた。うむ、昼から晴れるらしい。
とりあえず、オイラは朝の支度をする。そして余った時間を活用してからくりサーカスを読んだ。………。むぅ、また集中して遅刻するところだったぞ。
イソイソと出発する。外は少し寒い。全く、どういう天気なんだ。
(中略)
訓練施設に到着する。ここは大通公園からほど近い場所にある某建物である。場所を空かしてしまうと労働1号が飛んできたりするので内緒にしておこう。安全は大事だ。
さて、まずはオリエンテーションだ。担当者として出てきた学校の職員は、堂本光一を自転車のポンプで精一杯膨らませた感じの人だった。ま、具体的な像は皆に任せる。てか、ハロワ関係で訓練はいると書類とか面倒だ、流石にこの辺りは役人体質が抜けていないのだろう。コンピュータ使えよ…。
お昼休み。
妻から鬼ヶ島に鬼を退治しに行く約束の代わりに作ってもらった、爆弾サイズのおにぎりを大通公園のベンチで食らう。空は雲があるものの、晴れ渡っていてまるで五月晴れのようであった。…7月だけど。食い終わっても午後の授業まで腐りそうなほど時間があったので、久しぶりに東急ハンズを冷やかす。で、吉田かばんを穴が開くほど物色する。…あぁ、日本が誇る素晴らしい仕事。それが吉田かばん。是非、一生を共にするアイテムの一つとして本革の飴色のものが一つ欲しかったが、値段をみたら目玉をこぼしてしまった。正直、金のないオイラには買えない。仕方がないので、夏の浜辺でタップリ体を焼き、むけた皮をなめしてかばんを作る妄想にふけった。危うく店員が警察に通報しそうになったところで、良い時間になったので教室に戻る。
午後からは最初の授業だ。主に仕事の定義と倫理観について説明を受ける。…思った通り、大変そうだった。9月末までがんばろ〜っと…。
授業が終わって帰ろうかと思ったが、なんと高校以来十何年かぶりに教室掃除の当番を命じられた。なんだか懐かしく甘酸っぱい気持ちになった。それが、昼間に食べたおにぎりが反芻されてきたことを誰にも語ってはいけない。


苦労して自宅へたどり着く。…風が強くて途中で何度もサイボーグ的強化頭髪(俗称:づら)が飛ばされそうになったが、インディ・ジョーンズのようにホッチキスで留めてからは安心して帰れた。ホッチキスは偉大な発明だ。


とりあえずパソコンを起動してメールを確認する。…うむ、80通くらいなだれてきたぞ。しかしbecky2を使っているオイラには無問題さ。だって勝手に要らないメールはゴミ箱になだれていくからね。
晩ご飯として、またもやオイラが作ったカレーをお見舞いされた。ま、これで終わりなので渋々食った。うまかった♪
その後、ギターを弾いたり、ネットでhtmlをいじくったり、裏情報を集めたり、首にインドメタシンを塗ったりして、囚人に与えられたつかの間の休息のような愛おしい時間を過ごす。
そして明日に備えてとっとと寝ることにした。明日は雨だ。ゲンナリげっちゃん…。