ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

今日のオイラはヤケドをするぜ( ̄∇ ̄)ニヤリッ

ゲーセン

さてさて、昨日のニュースチェックをしている時に富士火災海上保険の50代の社員が歩合制の給料体系のため総支給額の給料が約12万円、保険や年金を天引きされると手取額が2万ちょっとであったため、憲法に保障されている「生存権」を侵害されたと訴訟を起こしたとの記事を見た。
…。
こういうニュースを見るたびに、せんかたなしとの印象を受ける。で、オイラの持論であるが、この社員の方はそういう条件で労働契約をしているならどうしようもないだろうね、と思っている。
けれども、そもそもこういう給与体系がまかり通っていることが問題なんだよな。営業成績により給与が変動する「成果主義」という言葉を著しく間違って解釈している、と思うのだ。そもそも憲法やそこから派生する各種法令によって、自治体によって金額の違いはあるが最低賃金の額が決まっているはずなのである。だから成果主義というのならば、基本ベースの給与+成果により歩合報酬というのが原理原則となるはずである。基本ベースの給与は当然、最低賃金を下回ってはいけない。法令で決まっているはずだ。けれども企業はそいつを拡大解釈して、営業成績によっては最低賃金を下回っても構わない、としているのがアホなのだ。だからこの人はこの裁判に勝てないかも知れないが、そういうことをアホ企業に知らしめるためにはいいかも知れないのである。そいつがオイラの意見ね。
で、もしこのような非常に厳しいルールを採用するのであれば1年ごとの契約更改の年俸制にしないとおかしい。期末に、
「あなたの今年の成績は、こうでしたね。当社としてはこの金額であればあなたと労働契約を更新しますよ」
と、プロ野球選手などのようにやらないといけない。ま、成果主義が当たり前の欧米では一般的だと思う。そういうことを全然学んでいない企業が日本を代表するようなビッグネームところにあると思うと、オイラはとても気が重いのである。ヤレヤレだ。
だいたい日本式ボーナスというものにも疑問を持っているのだ。ボーナスはその直前の成果によって決められる場合が多いが、例えばある人がとても良い成績を上げたのに、会社全体が利益を上げられないと十分な額のボーナスを受け取ることが出来ないのである。ま、原資が無いのだから当然だよな。当然だけれど、がんばったその人には責任はない。良い成績のあげ損である。だから段々と士気が落ちるものだ。下手をすれば、前期の成績の良くない人の受け取ったボーナスが、今期の頑張って成績を上げた人のボーナス額を上回るというおかしな事態が発生することになる。そういう背景があるから年俸制にしないと不味いのである。期末に契約更改をした金額で、月割り支給にしたとしても、その人が受ける金額に変動があってはいけないのだ。あ、言うまでもないが年俸制だからと言って、最低賃金や、厚生年金や雇用保険などの福利厚生に不利なことをしてはいけない。これも法令で決まっていることだね。
ちなみに会社全体が傾いて原資がないのに、どうやってその額の報酬を払うかというと、そういう時は経営者が責任を取るのである。ま、当然だね。君らの経営方針が不味かったのだから君らが責任を取るべきだろう、という感じである。何でもかんでも末端社員に責任を押しつけるんじゃない。このバカチンが。
…と言うことを熱く考えたオイラだった。それが競争というのなら、競争と言う言葉らしく決められた法律のルールの中でやって欲しいもんだ。互いが互いを出し抜きあって、利益ばかりが優先されて人の生活がうやむやにされると、個人消費は伸びないデフレスパイラルは収束しない。

で、

陽炎が揺らめいていたんだよ…



オイラは遠くなる意識の中で、マーチのハンドルを握りながら「愛はかげろう」を冬のソナタのメロディーで歌っていた。全く違和感がなかった。朴とはパクリのパクか? そんな国際問題になりそうなことを思っていたオイラは、妻に連れられて海へ行ったのだ。海だ。膿でもいいかな…。
朝起きると、すでに暑かった。全くもって腹が立つことばかりだ。昨日の興奮が収まらないのか、オイラは全然眠れなかった。やっと眠れたのは4時過ぎで、眠れたかと思ったら起床時間の7時になっていた。…むぅ。
適当に朝の準備をして、外出の準備を整える。まぁ、オイラは水の中にはいるのが堤防のフナムシぐらいに嫌いなので浜辺でのんびりする算段である。で、マーチの冷房を全開バリバリヨロシク! な状態にして石狩街道を走り抜ける。…渋滞マックスだった。くそぅ、札幌にはこんな早起きさんがたくさんいるんだな。オイラはヤックンになった気持ちで、
「じたばたするなよ!」
と、呟いた。前の車に乗っている犬が不審そうな顔をしてこちらを見ていたようだ。海に着いた。
海。正直、営業をしていた時にウンザリするほど巡回したのであまり見たくはない。そうだな、出来れば空が見たい。そして、二人でテントを張るなりベースキャンプを作り上げた後、とっととオイラは浜辺で寝た。水には一度も触れなかった。
横になったはいいが、全く眠れないのだ。波の音がうるさいくらいに押し寄せてくるし、あちらこちらから楽しそうな会話が聞こえてくる。そして、真上からの太陽に照りつけられる。…焼けるようだ。まるでトムさんが自分で自分をこんがりと焼いて、ジェリーに
「猫の丸焼きだよ」
と言われているような感じがする。…焼きが回ってきたな。
そして結局眠れずに帰宅時間となる。…オイラはテントを立てに行っただけか?
帰りもなんとなく渋滞している中を帰る。帰って、飯を食って風呂に入る。残念だがその後眠れることはなかった。…板の床の上だったのに眠れないなんて。
8時過ぎ、どうしようもなく暑いので避暑をしにパチスロ屋に行くことにした。そして冷房が効いた中でのんきに漫画でも読んで帰ってこようと思った。でも、パチスロ屋は変な熱気につつまれており、落ち着かないまま店を後にした。あの生ぬるい期待感に満ちた空間は居心地がよろしくない。
そんな感じだったもんで、帰り途中に久しぶりにキッズドラゴンというホビー屋に寄る。出るのはため息ばかりであった。軽いめまいを感じながら家に帰りとっとと寝る。何かにつけて暑さがオイラの心を支配していた一日だった。…むぅ。