駄目と思ったら、寝るに限る

ダラダラとしている間に、火曜日と水曜日がすっ飛んで木曜日になっているじゃないか。…いかんな。オイラは口約を守らなかった政治家くらいに反省して、火曜と水曜をダイジェストにしてまとめる。
火曜日。…何があったっけ？
午前中は実技の授業だった。なんとなくベットに寝っ転がっている人間を右に転がし、左に転がし、ふん転がし…。ま、大変だったんだ。そして、めしも食わずにパチスロへいって玉砕してきた。だって光らないんだもん。
で、トボトボ半べそをかきながら教室へ戻り、概論の授業を受ける。相変わらず、口から出る先生の言葉は政治家と公務員に対する悪意に満ちている。悪意に満ちているのだけれどオイラ的には全く同意するので、楽しく聞いていた。途中船を漕いでいたのは愛嬌な。で、その先生いわく、公務員は絶対にミスをしない、と法律に定義されているようだ。だから、無駄な公共工事を始めて失敗しても責任問題にはならないんだそうだ。それは、決めた人の責任ではなくて、環境や世論が変わったのが原因であり、何のおとがめも無しだ。そして、多くの人が天下りをし、膨大な額の公務員共済からの年金をもらうのだそうだ。
…今になって、うちの母がPTA選出にわざと公務員の奥さんを選んでいた理由がわかったような気がする…。
で、懲りずにパチスロへ寄り再び玉砕した。
フラフラとポストホビーへいってX-WINGのダイキャストモデルをのぞいてきた。なんとなく心が安らいだ。
そして、とっとと寝てしまった記憶がある。


水曜日。雨が土砂土砂降っていた。まったく、通学途中に降るのは止めてくれないか？ と誰にいったらよいのかわからないまま出発した。ま、車で送ってもらったのでのんきなものだ。…そして、世界で一番かわいそうな人としての時間が待ちかまえているとはオイラですら知らなかった。
授業はなんとなく終わる。しかし、丸一日実技なので体は痛かったぞ。昼休み、パチスロへいき、全く光らずに帰る。唯一スターウォーズの食玩で、念願のX-WINGが引けたのがオイラの取ってのビッグボーナスだった…。ま、それなりの出来映えなのでニンマリしながら、隣のおばちゃんに自慢した。…興味なさそうだったのは言うまでもない。
すべて終わり、家に帰る。地下鉄を降りると大雨だ。妻に電話を入れて駅まで車で来てもらおうと思う。
プルプルプル……
……。
でねえじゃん。
そして、仕方なく歩いて帰り始める。そこから大雨が一気に降り始める。なんだかとてももの悲しい気持ちになりつつ、家の前の道に入る。と、急に雨が止む。
…。ぬー。
家の中で、髪の毛を乾かしていると妻帰宅。ぬー。タイミングが悪いよな。
妻が買ってきてくれたパンを頬張ろうとする。かじった勢いで具が全部床に落ちる。……。ぬーーーー。
オイラはぶち切れた。ワイパックスを異常なほど飲み下し、布団にくるまって寝た。オイラが動くたびに災難が降りかかってくる日なのだ。寝るしかない。そして、いつの間にか本当に寝入ってしまった。


木曜日だ。うむ、思えば就職活動用のレポートを作って無いじゃないか。慌てて作る。だいたい筋が頭の中に出来ていたので早くできた。で、学校へいく。
今日は午前中就職支援と言い、志望動機のレポートを出したら、かでる2・7へ行って、求職登録をしてくるのだった。終われば、2時の健康診断まで暇だ。
で、帰りのことを考えていつものパチスロ屋へ妻を車と共に呼び寄せる。妻はお馬さんのスロットで楽しそうに戯れていたが、オイラは相変わらずどツボだった。
2時になったので、健康診断へ行く。気合いを入れていったのだけれど、胸部レントゲンを撮っただけだった。
……いったい何の意味があるというのだ？
よく解らないまま、今日のスケジュールがすべて終了した。妻はお馬さんと戯れているし、仕方ないので店の椅子に座りながら小池真理子の短編小説を読む。
実はオイラはこの人の作品がとても好きである。表現が切ないくらい繊細で、男には到底理解できない女心を描いている。知らない世界をのぞいているようで楽しいのだ。それも極上の文章表現なのだから、余計にそう感じる。
で、バタバタしつつ店を出て、別の店へ行く。オープン記念と言うことだったが大して出ていなかった。ケチね。
それから、別な店へ行く。妻は当たりをいっぱい引いていたが、オイラはすでに死んでしまったサクラの木のように、花を咲かすこともなければ、つぼみを付けることもなく9時くらいに車の中でダウンした。おそらく、オイラが妻からお金を引っ張らなければ随分と儲かっただろう。この時ばかりは、保険金を残して死んでしまいたいような気持ちになったし、ますますX-WINGのダイキャストモデルが遠のいていった。
家に帰り、らー麺をすすり、宿題である明日提出のレポートを作り、そろそろ寝る。起きている限りオイラの存在はお荷物なのだ。ワイパックス増量中。