ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

直立歩行の代償が腰痛である

着陸’97

…うむ、随分と日記もため込んだものだなぁ。このままだと夏休みの最終日に泣きながら絵日記をつける小学生のような状態になっちまうぞ、オイラ。
そんなわけで、大人の特権「一人徳政令」を敢行して新たな気持ちでつけ直すことにする。…どうせ、毎日実技講習をして腰痛体操をしているくらいしか出来事がないんだ。世界平和に何の影響もないぜ。
さぁ金曜日だ。いつの間にか授業も終末である。今週は先週末に実習先の発表があったので、オイラも隣のおばちゃんもなんとなく落ち着かなく、且つお盆休みでオヤジのビール腹のごとくたるんだ気持ちが、ユートピアの口にくわえたゴムのように一気に縮んだような日々だったのである。…うむ、書いている本人もよく解らない表現になってきたぜ。けれども、しつこいようだが景気には何の影響もないので気にするな。
で、今日も実技講習オールデイである。昨日も実技講習オールデイだったので、まさに実技講習2daysである。…腰も悲鳴を上げそうだよ。
講習は段々と重要部位についての介護になってきており、おそらく利用者が一番心を痛めるであろう排泄の介助に入っている。この部分で介護する側が上に立ったり、介助される側を情けない気持ちにさせたりすると、その後の生きる希望を折ってしまうので技術云々より、コミュニケーション技術が重要視される。ま、モタモタしていたら当然申し訳ない気持ちにさせてしまうので、出来て当然なので頑張る。
午前終了。
妻が作ってくれたおにぎりを食らう。で、出発前に用意したお茶をすっかり忘れてきたので、おじさんにお金を拝借して水分を買う。…ま、贅沢であるが水分を補給しないと授業の途中でぶっ倒れるし、授業そのものにも集中できなくなるので勘弁な。今は、水を取らせずに気合いで頑張らせるというのは流行らないのだ。科学的に証明している。
で、昼休みは文庫本を読んで涼む。…もう札幌の空は時折とても高くなっていて、秋の気配を感じさせる。冷房に張り付いてマッタリする夏の風景も見られなくなるかと思うと、自堕落ぱけちゃんとしては寂しい限りである。
すると授業仲間のおばちゃんがツカツカとやって来て、髪を短くしたことを褒めてくれる。…あぁ、そういえば実習対策でかみ切ったんだよな。
ヨン様に似てるよね? 言われない?」
「…ヨン様。」
おばちゃんにとっては、目鼻がくっきりしていて眼鏡をかけていれば誰でもヨン様なのだろうか? これどもこれでオイラのデイサービスでの余興は決定した。ヨン様巻きにしてばあちゃん一人一人に
「会いタかたーヨ…」
と言って回れば大盛況だろう。…死んじゃったら困るけどね。
で、午後の授業。油断していたら先生にも出るに指名されて、グルグルとおむつを装着される。頭の中にはパチンコひまわりのCMソングがグルグルと駆けめぐっていた…。
そういえばおむつをされるなんて、33年ぶりくらいだよな。丁度オイラが産まれる前後に三島由紀夫が割腹自殺をしたんだっけ…。記憶って曖昧だね。
そんなわけで、復習として色々なおじさんにおむつをしてやった。みんな嬉しそうだったので良しとしよう。
授業が終わり、外に出ると雨だった。…パチンコ屋でも冷やかしに行こうかと思ったが、この雨じゃ外を歩きたくないな。で、おとなしく地下鉄に詰められて家に帰る。
家に着くと、疲れが一気に出てくる。こ、腰が痛い。あちらこちら腰痛だ。で、これといって建設的行為を何もせずに、寝た。
途中、妻がハムスターに噛まれたらしく大騒ぎして目が覚める。…ハムスターも更年期障害でイライラするのだろう。そぅっとしておいてあげよう。で、再び寝た。