ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

正直、ガキオヤジは何を生業として生活しているのか?

のまたこ 〜大企業だからと言って偉そ

さ、連休後の授業だ。正直言って、どんなにストレスの少ない日常活動と言えども、中年のビールっ腹のようにたるみきった精神状況の後にノコノコ出かけていくのはつらいモノだ。
で、コンビニで一向に話が先に進まないヤングマガジン頭文字Dを立ち読みしてから地下鉄に乗った。
学校到着。ま、授業といえども、すでにすべてのカリキュラムを修了してしまっているので、後は鼻くそでもほじりながら寝そべっているだけでホームヘルパー2級の修了認定証は授与されるのだ。…ま、この辺りは最後まで緊張感を持たせて欲しいところだな。
じゃぁ何をするかというと、各々が実地研修で体験したこと、感じたことを自ら立てたテーマに沿って発表し合うのだ。まぁ、発表と言っても卒業論文のように、面倒くさい資料出典索引や、主査の先生とのケンケンガクガクの喧嘩をしなくてもいいので気は楽だ。
一定のルールに沿って、発表の順位をクジで決める。この手の順番だけは比例選挙区の名簿と違って、下の方であって欲しいものである。回ってきたくじを引くと、
「10」
と書いてある。うむ、これは「01」じゃぁ無いよな…。巣でのオイラの頭の中はキカイダー01でいっぱいになり、太陽光線のない教室の元では力が10分の1になっていた。今考えると、キカイダー01と言うのは京都議定書で賞賛されてもいいくらいのエコロジーなヒーローだったんだな。流石、石の森正太郎。器が違うぜ。
午前中、オイラの発表は回ってこなかったので、フムフムと偉そうな態度で他の人の発表を聞いていた。ま、いろいろたいへんな事ってあるんだな。
お昼休み。
中性脂肪が高めのオイラは、この1ヶ月くらい、当たり前のように昼飯を食べなくなった。慣れてしまうと腹も減らないものだな。缶コーヒーが1本あればそれでいい。なので、もてあます昼休みの時間を狸小路パチスロ屋で過ごした。
……むぅ、大失敗だったぜい。
今日のオイラは最高にイケてなかった。何回回してもアタリが引けない。もう精神状態もボロンボロンである。やはり、パチンコ業界というのはうまくできているよな。で、すっかり散在してしまったオイラは、リアルフォース109を極細字の万年筆という「文豪セット」を買おうと思っていたのだが、叶わぬ夢となった。
最初から「文豪セット」をとっとと買ってしまえば良かったな…。
途中で、この2点の間に、吉田カバンという強力なヤツが入ってきて、さながら2時間ドラマの三角関係のようにもつれにもつれ、パチスロで増やそうと思ったのが浅はかたっだ。今日は、洞爺丸の座礁沈没事故のあった日で、パチスロの横のモニターで克明に当時の出来事を振り返っていた。ま、余り良くない表現だか、船がひっくり返るグラフィックと共に、オイラの心もひっくり返って沈んでいった。
…。
昼の授業に戻る。
このガタガタの精神状態にもかかわらず、昼からの発表はオイラからだ。
……。
まぁ、きちんとまとめてきたから読むだけでいいんだけどな。10分の持ち時間であったが、予想通り時間を超過して発表を終える。ま、そこそこの出来であったろう。後はオイラ的には他の人の発表を聞くだけなので気が楽だったのだが、問題のヤツが控えていやがった…。
例のオヤジの発表はテーマなど何もなく、ただの珍道中の報告であり、正直気が狂いそうになったぞ。で、終わりには
「楽しかったです。終わりです。」
って、小学生の作文かよっ!
と言うレベルの低いものだった。オイラには何も決める権限はないのだけれど、コイツにヘルパーの資格はやりたくないと真剣に思った。…阻止する方法はないのか?
授業が終わり、最後の教室の掃除をする。
その後、手元に残っていた1000円でアタックすることにした。…全く懲りないオイラである。案の定、全滅した。そしてオイラの夏が終わった…。
負けた甲子園球児さながら、記念に甲子園の土を持ち帰るように、オイラも隣のオヤジのメダルをひっつかんだら、ものすごい剣幕で怒られたので、
「…ふん、おまえの母ちゃんデベソ!」
と叫んで店を後にした。…不確かな情報で他人を中傷するものではないな。
地下鉄に揺すられて帰る。すでに魂は抜けて、動く屍のようになっていたけれどな。
晩ご飯を食らう。
ダイエットコーラのために、妻の買い物のドライバーを務める。…まぁ、明日の授業は寝てても終わるんだ。…いいんだ、パトラッシュ。
そして、明けて欲しくない明日の空を思いながら眠るのだろう。…人生って何だ?