ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

新しい時の流れの中で、いつかまた会える時が来るね

プニプニな手

昨日で3ヶ月の職業訓練が終わりであった。
…振り返るとたんまりとネタがあるのだけれど、過ごしている最中はあっという間だったな。とにかく、オイラのとっての学校通学というのは、単に生活するための手段を学ぶためと言うだけじゃなくて、もっと根元的な生きる意味を探して見つけ出すリアルな作業だったような気がする。
…ま、あまり真面目に語ってもオイラらしくないのでここらで総括は止めにしておこう。


さて、昨日の出来事だ。
色々な意味でオイラの生活が前に進んでいったような日だった気がする。一つの終わりであるような感じもし、新しい始まりのような印象もあり、ちょっと複雑な思いが入り交じり、ほんのちょっと混乱してしまうのだけれど、多分僕はこの日を忘れないだろうと思う。平成17年9月28日。確かにオイラは、この世界に存在していた。
朝起きる。で、いつものように支度をするが、セレモニーな日であるのでスーツに袖を通す。前職では形式張ったすべての行為に意味を感じられなくなり、単に堅苦しい着衣をするという以上に、儀礼的なもの達を憎んだりしたものだけれど、この3ヶ月を大事な講師達、クラスメイト、職員達、そして出会った利用者達との時間の前ではそんなことは意味をなさなくなるものだ。必要とされるなら、必要な服を着る。ただそれだけのことである。
若干いつもより遅めの地下鉄に乗り、空いている車両に違和感を感じながら、それでもオイラはいつものように揺られながら大通りに到着する。で、使い慣れたいつもの教室に到着。
……。
すげぇ、なんだかみんなドレスアップしているぞ。
もちろん、最後の授業の時に、一応正装を、と言う通達があったからなのだが、さながらリオのカーニバルのごとく、色鮮やかに着飾ったおじさん、おばちゃん、そして一握りの若い方がそこにいた。中には、宝塚か、と思うような人もいたし、余り変わらないような人もいた。けれども、みんなの話題をかっさらっていったのは、問題のオヤジが普通にスーツを着て一番最後に登場した時だった。
…いつもがいつもだと、普通にしてきただけで話題をかっさらうことが出来るのだから得だよな、とオイラは泉谷しげるが普通に優しいおじさんであること、デーモン小暮が普通に礼儀正しい人であることを思い出していた。やっぱり、この作戦が一番いいよな、うん。
で、一応天下りしてきたと思われる機構のトップの人の祝辞が代読される。…どうせ机に座って、エロサイトを見ているだけで退職金がガッポリもらえるのだろうけれど、こういう場所くらい顔出せよな。
一人一人に学校のTOPから修了証書が渡される。…こういうのって当たり前だけど、大学の卒業式以来だな。淡々と式次第が執り行われ、小さいながらも暖かい雰囲気を感じながら修了式が終わる。こうして、形式的にオイラの短い3ヶ月のすべてのカリキュラムが修了した。ま、任務完了、と言ったところかな…。
夕方には打ち上げがあるので、残念ながら来ることの出来ない人と挨拶などを交わし、思い出深いこの場所を離れる。
で、夕方の打ち上げまでの時間、飯を食らったり、話などをしながら時間を過ごす。そして、それでも時間が残るでの自由時間と言うことで、オイラはひっそりパチスロ屋へ…。思えば、何度も何度も昼休みにこの狸小路パチスロ屋に1000円アタックを敢行しに来たものだ。そういう意味では、たかがパチスロ屋であるが、ここからも卒業である。あ、バカっぽいと思っただろう? オイラにとっては思い出深いことなんだ。いいじゃないか。
で、大方の予想通り、お店の店長の期待通り、負け負けでその場を後にする。うむ、最後までオイラを翻弄してくれて本当にありがとう。…いつか戦車に乗って復讐しに来てやるからな。(参照:バカが戦車でやって来た)
そんなパチスロ屋であるが、一応「ヒデキに夢中」をやった時にYMCAを聞かせてくれる。…思えば、ささやかな店からのプレゼントだったのかな? ま、その後飲まれたんだけど。
その後、静かながらもゆったりとした暖かい時間をかみしめながら公園で過ごす。こういうのが実はとても幸せなことなのかも知れないな…。


さて、打ち上げだ。
……。
普段、こういう場に来ることの少ないであろうおばちゃん達は、飲み方のペースを外しやすいらしい。
「…虎だ。オレは虎になるんだ!」
と、言ったかどうかは知らないが、一部虎になっていた若めの奥様がいらっしゃった。全く、タイガースの優勝はまだ決まってないぞ…。
多くを語るときりがないし、もっとも収拾のつかないような打ち上げだったので、にぎにぎしく打ち上げが終わったことだけを記しておこう。オイラも酒を飲むのはそんなに無いことだし、せっかくだから盛大に飲んで、かのパンチ佐藤の明言、
「下痢(ゲリィの巻き舌)するまで飲みます!」
と言う感じで飲んで暴れようかと思ったが、気持ちが悪くなったのでおとなしく飲んだ。…ま、慣れないことはやるものじゃないな。
で、きちんと地下鉄が動いている時間に乗って帰った。家に帰った後は、思い出に浸る間もなく、たまたまやっていた「水曜どうでしょう」の大泉洋、紙下着ファッションショーと、向日夏の不思議なオヤジとのゆる〜い会話に馬鹿笑いしたところで疲れて寝た。こういう疲れでは、パトラッシュに話しかけたりしないものだな。


一日空けて、今日だ。
今日は職業訓練が終わったと言うことで、再びハローワークへ通わなくてはならない。で、9時にきちんと参上して、極めて事務的な処理をして帰ってきた。で、せっかく車で出てきたのでちゃっかりパチンコ屋に寄っていく。
…ボロ負けしたので、帰ってふて寝した。
一日違うと、人の人生というのはかくもぼろくそになるものかな、と盛者必衰の理を感じ取って、人知れず涙した。哀しいよ、ママン…。
目を覚ますと、そこはいつもの堅い堅い板の床の上で、身も心もバッキバキだったのでパソコンにアクセスして、和んだ。
珍しくのんきに堂本兄弟を見た。…やっぱり面白いぜ、キンキキッズ
同時進行でベースをバリバリ弾きながら、自分の生活のリズムを確認した。ま、実際はそういうのんきな生活リズムというのはきざめないのだけれど、固有のリズムを認識すると言うことが自律神経を正常に保つ上では重要なんだ。怖いのは、それを知らずにがむしゃらに走りまくることだ。
で、適当な修了後初日を終わらすのである。ま、それなりに学んだり、心豊かになることがあるけれどな。