ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

割とパソコンの騒音は眠気を誘う音だ

8年殺し ’97

一見ものすごく怠惰な生活をしているように見えるオイラであるが、実は二日続けてハローワークで求人に申し込みをして、裏でこっそりと靴屋の小人さんのようにのそのそと手書きで履歴書を書いて郵送していたりするのだ。…所詮、書類選考を通過してから面接なので、ほとんど家でグウタラせざるをいないのだけれどな。
さて、今日はきちんと7時半頃目を覚ます。そして、腰に手を当ててフィリップモリス社に製造権が移ったマールボロを深々と吸い、水分をきちんと補給し、ヨロヨロになったところで一度上げた布団を再び敷いて寝た。
…いつも、朝はヨロレイヒーな気分だ。
起きたら12時だったな。…いつものことだ。で、
「ぱけタン、お昼御飯をたべゆ〜♪」
と、茶の間の中心で愛を叫ぶように呟いてみたが、案の定あの世の人以外からは返事もなかったので、黙って食パンにスライスチーズを挟んで、牛乳で流し込んだ。…なんとなくザマーミロな気分だった。
そして、その後のお昼寝で食パンマンに追いかけられる夢を見た。
さ、することのないので風呂に入ってサッパリし、そのまま勢いで外出の支度をしてハローワークへいく。毎日定期的にどこかへ行く習慣をつけないと、家の中でカビが生えたりキノコが生えたりして大変だからな。
で、うっそうとしたオーラが立ち上る求人検索室の端末に向かって、どんよりと求人を確認する。ちなみに、安定した仕事をしている方は知らないと思うが、今のハローワークの求人検索は9割以上パソコンで見るのである。しかも、誰でも使えるように配慮してのことだろう、タッチパネル式の高い高い液晶モニタに指でタッチしていくと、ドンドン先に進めるようになっているわけだ。
…まぁ、パソコンに精通したオイラからすると、このタッチパネルがモタモタして使いにくいったらありゃしないのだけれど。やっぱりキーボード君でアクセスするのが良いな。
中途半端な条件を入れると、見切れないくらいの求人が出てきてしまうので、ここ何日かは強気の希望賃金を入れてふるいにかけている。…ま、賃金が良いから良い職場であり、自分のためになるとは限らないのだけれど、それが両立できた場所が見つかるのなら、それはそれで好ましいことだ。
何件か求人をプリントアウトし、最低限の条件である、雇用保険、厚生年金に加入できるかを確認し、(まぁ他にも色々チェック項目があるんだけど、面倒なのでここには書かない…)1件を、神々しく拾い上げ、窓口に行って紹介状を発行してもらうように依頼する。
流石、夕方の終了間近なので余り混雑していないな。で、早速呼ばれる。
……。
…なんだか場違いなほどかわいい職員さんが担当になっているんですけど。
「ご相談は、どのようなことですか?」
と、控えめな感じで聞いてくる職員さんに、オイラはつかさず、
「君の心に就職きぼ〜ん! O(*≧▽≦)Oキャー!」
と言ったら、殴られた。
…別にグーで殴らなくたっていいじゃない。…冗談なんだからさ。
そんなわけで、両方のほっぺたを乱馬のように、ぶくんぶくんに膨らませて下っぷくれになりつつも紹介状をもらって帰る。今回のは、履歴書と共に職務経歴書を添付しなければならないので多少面倒だ。…だいたい、営業をやっていたオイラの職務経歴書なんて、見たってしょうがないだろうに。
そのまま帰りに月寒のパチスロ屋に寄る。当然、お金などないのでウザイガキに混ざって休憩用のソファーのある場所で、エヴァンゲリオンだけ読んで帰ってきた。
家に帰り、早速提出用の履歴書作成に着手する。…それにしても今回、インクジェット紙を買って自分用にレイアウトを変更したモノを利用しているのだけれど、インクジェット紙に水性インクボールペンや万年筆で書こうとすると、段々インクが出にくくなってくる。…これは、失敗だったな。オイラはこうして一つずつ経験に基づいた知恵を身につけていくのである。一つ知恵を身につけるごとに、昔の知恵を3つ忘れる。…いつでもオイラの脳みそには余裕がありまくりだ。
…ふてくされて寝ようかと思ったけど、頑張って漫画を読んで眠気をしのいだ。
晩ご飯は、タマゴが腐りそうと言う理由だけでチャーハンをオイラが自ら作る。…なんだか、冷蔵庫の食品の消費期限を把握するのが、ヘルパー資格を勉強してからの癖になっているな。
で、飯を食らった後、とてつもない暇な感じと虚無感に襲われてワイパックスを服用し、予想通り眠る。途中妻が起こしに来たが、過睡眠を発生させている時のオイラには、馬の耳に念仏だ。
…起きたら10時半くらいだった。
で、職務経歴書の続きをションボリと書きながら秋の夜長を過ごすのである。なんだか今日は特に竜頭蛇尾な文章だ。