ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

始まりはいつもヘビーに土砂降り

「入れてあげてください…」
さてさて、行ってきましたよぉ。…もとの職場と清算処理をするために闘ってきましたよぉ。
その前に区役所にいって、面白くなさそうな顔をした受付役人どもに奨学金の返還猶予願いに添付する所得証明をもらいにいった。この利用目的だと料金無料で発行してくれるんだな。初めて知ったよ。この前の医療費返還のための所得証明だと400円取られたんだけどな。…よくわからんわ。
で、若干早めに元の職場に行く。面会アポを取ったのは2時だから、早過ぎなんだけれど、オイラとしては辞めるとは言わないものの、8ヶ月強お世話させてもらったご老人方にそれとなく感謝の意を表したいな、と思ったわけだ。
で、一通り会話をしてくる。入居者の一人のばあさんからはクビにチューされたぞw。…なかなかオイラ、この場所で受け入れてくれるくらいは頑張って働いていたようだな。一応、しばし姿を見せなくなるけど、痔の手術だから、と言っておいた。
彼らは普通に元気に帰っておいで、と言ってくれ、そしてしばらくすると認知症の定めであるがごとくオイラのことを忘れていくだろう。
不用意に別れの話しで精神状態を不穏にさせることはない。
後は職場の「仲のよかった」同僚と話しをしてくる。残念なことに古くから一緒に働いてきた人の多くが、シフトの関係で休みであり、会うことが出来なかったが…。
で、驚いたのがオイラが辞めたことをユニットの職員の殆どが把握していなかったことだ。
…何というか、トコトン連絡事項に関してはザルザルな会社である。
なので改めてお別れの挨拶をご老人に聞こえないようにして、最近見ないね?と尋ねられた時には「痔で手術入院」と言うことにしてもらった。…オイラとしてはけじめがつかない感じがして落ち着かないけれど、それは介護する人間の都合だからな。我慢することにした。
で、2時になったのでサブボスキャラと闘いに事務所へ行った。
結果、前の会社が倒産した時に立て替えという形で賃金を先払いしてもらったお金の精算は、次の仕事で受け取る給与の日付まで待ってもらえることとなった。
明らかに、親切にしてやった顔をしていたし、ムコウでの生活を心配するコメントを出していたが、オイラに言わせれば
「…心にもないこといっているんじゃねぇよ、この守銭奴
と、法然上人のように何度も呟いた。
そのままユニットにはいることなく、ホームを後にする。介護の仕事にもどっても、ここで働くことは二度と無いだろう。…ケッ。


24日から本州へ出発するので、パパンに状況報告としばしの別れの挨拶をしてきた。…ま、複雑そうな表情をしていたな。けれども説教臭いことは何一つ言ってこなかった。介護職の安月給もここまで極まるとしかたなし、と判断しているのだろう。ヤレヤレ。
オイラは逆にパパンの体調が心配なので、
「いい? 病気見舞いで途中で帰るなんて事になったら満了金もらえないのだから健康でいてよ」
と釘を刺しておいた。ま、父と息子の言葉のやり取りなど、いつも素直に出来るもんじゃないね。で、わざわざ外まで見送りに来ることもないのに、出てきてずっとオイラのことを見ていやがった。…そういうの弱いから本当にやめて欲しいのだけれどな。