ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

政治家の顔なら千人だって泥を塗れる

さ、オイラの休日の楽しみといえば冷やかしくらいなモノだ。本当は、見て気に入ったモノを片っ端からかごに放り込んで、帰りはタクシーを呼んでリッチに寮に帰還したいのだけれど、そんなことできるわけ無いじゃないか。
今日は先日心に誓ったとおり、文房具売り場を中心に冷やかしまくったのだけれど、普段の電化製品とは違ったゆーっくりした時間ののんびりとした趣があった。今回、何処の売り場でもオイラの心をぐっと鷲掴みにしてくれたのはモレスキンのノートである。・・・どうだ、いかにも変なところでブランド好きなオイラがときめきそうな物品だろう?
じゃ、簡単にレクチャーだ。すでにはてなのリンクに表示されているかもしれないが、こいつを書いているうちには確認できない。だから良いんだ。こいつも先日書いたロディアのメモパッドと同様フランスのメーカーのノートで、ヘミングウェイなどが好んで使っていたらしい。しかし一度生産は終了したのだけれど、イタリアの会社が復刻して発売しているのが今のモレスキンのノートである。こいつも本場イタリアで制作されているモノと、中国で生産されているモノが出回っており、マニアはこぞって本場物を探すらしい。・・・ま、普通はそうだよな。
細かいことは1800円位する物品なのでオイラは使ったこともなくわからないのだけれど、オイラはあのとんでもない塊感が気に入ったのである。それでいながら、開くとぐっと180度ストレス無くパカッと開いてくれる。中心が邪魔にならず書きやすそうなのである。で、なに気に手に取ったときのずっしりとした感じ・・・。たまらんですなw。よだれ出ちゃいます。でも、パカパカ買って消費できるようなモノじゃないよね。だからそれに似たようなモノで、安くて、かつ(ここが大事)オリジナリティがあるモノを探していたのだ。・・・パクって同じモノを作るだけじゃ駄目よね。
でも、さすがに歴史のあるモレスキンだけあって、同じような品質の優れた小型ノートは発見するのは大変だった。最近、記録媒体としてはすっかりコンピュータや小型のメディアが主流なのだけれど、それでも団塊ジュニア以上の世代はたくさん手書きをしてきたし、肝心な部分ではノートに鉛筆がしっくり来ちゃったりするのよね。・・・オイラだけかもしれないけどさ。
結局、SAKI collection という会社のロールペンケースを買った。コレがなかなか優れていて、ペンを収納してひもでグルグルと巻き付けるタイプのペンケースなのだけれど、ペンを収納する場所にA7サイズの縦開きのメモパッドが収納できる。ちょっとした「タッチ・オブ・アインシュタイン」の気分である。・・・合成皮革なのが残念だけど。ただし、値段は1000円だ。機能を考えるとハイパーコストパフォーマンスである。しかも今や絶滅危惧種と言われている「MADE in Japan」と誇らしげに書いてある。・・・ちょっとしびれた。ということで速攻お買いあげしました。
寮に戻ってきて早速ペンとメモ帳を収納してみたんだけれど、皮の固さが気になるのと、巻き付けるひもの取り付け位置が今ひとつみたいで、巻き付けたり解放したりするのがちと面倒。ヒモ自体も堅いかなぁ・・・。この辺を改善するととんでもなく良くなるので書いてみた。決して悪口ではない。当分使い込んでみてしなやかになるか頑張ってみることにする。
その後は売り場を移動して、皮工芸の基本教則本として名前を知った「手縫いとかがり」(確かクラフト出版?)を探した。何故オイラがこのような本を探しているかというと、最近ペンケースやらメモ帳カバーとか、携帯のケースとかカバンとか・・・、数々の革製品を物色していたのだけれど、そこで感じたのは値段の高さと、自分の欲しい性能がすべてカバーされているわけではないというもどかしさ。人間のエゴで皮という素材をお命ちょうだいして得ている訳なので、ホイホイとこっちに良いのが出たから買い換えましょう、というのはオイラのコンセプトとは違う。そうなるとずっと使い込めるモノを、という訳なのだけれど先ほど書いたように手が届かないモノが多い。じゃぁ、自分で作りましょう、というのが今のところの答えかな?と感じているのです。皮加工の技術があれば、既製品のもどかしい部分に自分で手を加えることもできるかなー、なんて甘いことを。
ありましたよ「手縫いとかがり」。価格2100円・・・。買うのはもうちょっとお金に余裕があるときにしようと思い、とりあえず工具とか素材を冷やかして回った。ちょっとしたことをやろうと思うだけでも道具ってお金かかるんだよなー。こんどこういう売り場に来たときは、まず今所有のブックカバーとか手帳とかの皮革製品を手入れするためのクリームとかを買って、きちんと管理しよう。スーパーエコロジーオヤジになりつつあるオイラ。
本当はもっと売り場に張り付いて店員に迷惑をかけまくりたかったのだけれど、閉店時間になってしまったのですごすご退散した。
ここからオイラはゲーセン周りを始める。好きなんだよね、ゲーセン。最近は全然お金を使わなくなってしまい、見るだけの迷惑な客なのだけれど、グラフィックレベルとか技術の進歩を見るのは楽しい。残念なことにその技術にアグラをかいて肝心の虜になるようなゲーム性がおろそかになっているのが昔ながらのおじさんゲーマーからの苦言である。
寮に帰るといつものように真っ暗である。そしていつものようにクモの巣に引っかかって部屋に帰還。かなりムキーッ!を蜘蛛にむかつきながら風呂に入り、何となく寝てしまう一日である。ちなみに冷やかしに外出できる余裕があるうちは幸せなのである。