ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

終わらない夏はないんだよ’97

にらみ合いと空振りの青春
先日再放送していた「踊る大捜査線2 movie」の中で、東京の蒲田を秋田弁で(正確には秋田イントネーションだよな・・・)でしゃべると、
「・・・かんめだぁ。」(by 室井慎次
となるらしい。ま、何が言いたいかというと何かと世間を騒がしている亀田家の皆さんのことである。まー、試合の様子はダイジェストでしか見ていないけれど、反則が多くて、挙げ句の果てにエクスプロイダーを仕掛けようとする破天荒ぶりで、敬虔なるボクシングファンをゲンナリさせ、あおりが好きな一般市民をときめかせたことは記憶に新しい。オイラもそれなりに経緯をつぶさにチェックするくらいだしな。
しかし、今日はジムの連中などが協会に詫びを入れに行き、その後会見を開いたらしいが、マスコミの(この場合はTBS)手のひらの返しっぷりはすごいモノがあるな。何というか、ある意味マスコミに踊らされたあほ家族の末路をみたような気がした。自分であおったくらい何だから最後まで味方について、世間から非難を浴びようともケツを持たないといけないよなぁー、などと感じたモノである。こういう悪い結果に対して切り捨てるような上司は部下に受けない。ま、一般的には部下の力なんてたかがしれているから反撃ののろしを上げるには大変な労力を要するのだけれどね。
彼らの場合はビックマウスっぷりがたたって、世間からの応援を得ることができなかったのがかわいそうなところでもある。格闘技の世界はビッグマウスによるサービスも必要だからね。・・・実力がないうちは謙虚であるべきだと思うけれど。

さてさて、すっかり札幌は空模様が冬のそれになり始めちゃったなー。・・・就職活動がしにくいんだよ。特に初冬の湿り気の多い雪だと。
そんな思いを抱えながら、それでも1年懲役同様の仕事をしてきたんだからちょっとは休憩したいべさ、という思いがオイラにまとわりついていて、今日などもカミさんにオーダーされるがまま小樽あたりまで車でドンブラコと運転していったのである。
・・・小樽。なんか仕事で毎日高速道路を往復していた頃のいやな記憶がよみがえってきてあまり好きではない。札幌からは鬼門の方向だしな・・・。それでも警察の取り締まりにおびえながら運転してきましたよ。空は途中まで天気がよくて暖かかったねー。途中から無惨にも冷たい雨が降り始めたけれど。・・・モッズの歌でも歌えば救われるのか?
海をみた。まー、海なんて愛知で働いていたときにはいやと言うほどみていたんだけれど、日本海の冬近くの海というのは何ともいえない情緒があって、平たく言えば演歌の世界だな。サップーン・・・。
オイラは引き潮に乗って、どこか遠くの国まで流れてしまいたい気分だったけれど、この寒い天気で流されたら、どこか遠い国に到着する頃にはブクブクのブヨブヨで、魚なんかにいろんな部分を食いちぎられて、
「あー、この瞬間が土左衛門だよね・・・」
てな感じで鼻の高いロシア人あたりに嫌がられそうだから、やめておいた。もっと命は大事にしないとな。放っておいても死に神はそのうち魂を引っ張っていってくれることだし。
海の見物が今日の目的だったので、することもなかったのだけれどここまで着てただ帰るのではもったいないからちょっと先まで進んでみた。国道5号線を小樽方面へ流す。いつも思うことだけれど、札樽自動車道が無料だったなら、こんなに混雑しないのにな・・・、と何処にあるのか分からない道路公団と政治家と天下りの職員たちを恨んでみた。所詮、蚊に刺されたくらいなもんだろうけどさ。
途中、事故が多いことで有名なカーブを井上高千穂の気分になって曲がってみた。なんかへなへなな気分でマーシャルの車にひかれそうな感じだったよ。・・・分からない人には分からない話題だったな。ま、このカーブは心霊スポットとしても有名なので心して曲がるとよい。・・・バックミラーを夜中にみてはいけないよ(^▽^ケケケ。
目的地を旧ワーナーマイカル小樽と決めたオイラは、脇目もふらずに運転をする。久しぶりのロングドライブは内蔵に負担をかけるぜ。思わずゲロりそうになるが、男は我慢だ。吐くときも黙って前を向いて吐かないとな。
ワーナーマイカル小樽で冷やかしを敢行する。・・・とはいうものの、平日の大型ショッピングセンターというのは、何ともいえず所在なさ下であり、しかもテナントがきちんと埋まっていない北海道独特の不景気状態。なんだか逆にもの悲しい気分になってみたりする。これが現実だ。
一通り冷やかしたが、オイラのときめくようなアイテムが非常に少なかったので疲れがどっぷりとのしかかる。この施設を悪く言う必要はないのだけれど、オイラにはリズムが合わないようだな。カミさんは嬉しそうに安いバッグを買って喜んでいたけれどさ。
で、よく分からないまま夕暮れの国道5号線を札幌に向かって帰る。雨もちょっと降っていたし、ドライブの締めとしてはシオシオである。他にコンパクトな冷やかしスポットでも行こうかと思ったのだけれど、いい加減疲れも溜まっていたのでおとなしく家に帰る。
家に帰って、カミさんと豚汁を争う骨肉のバトルをして、すっかり完敗したオイラは適当に汁をすすって、最近嵌っている任天堂DSの「英語漬け」を30分ほどこなす。・・・てか、仮にも英文科を卒業したんだから今更こんなモノで遊んでないでちゃんとした資格試験でも受けなさいよ、と一人つっこみをしてみた。いいんだ、遊び程度で。