ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

渡る世間はネタばかり

「伝説のV字開脚とひき逃げ犯」


さてさて、恒例の日曜日である。
日曜日といえば?
暗い日曜日
・・・・・・orz
ま、そんなことを横ちょに置いてオイラは目を覚ました。・・・かーなーりお寝坊さんだったけれどな。
それもそのはず、昨晩やおら思い立って「ドン・キホーテにレッツらゴーだ」と、カミさんを連れて冷やかしに出かけれた寝るのが補とんと明け方だったもんな。いつまでたってもオイラは期間工の夜勤の時間帯のままの体内時計で困ったモノだ。
いい加減直さないとな。
ドン・キホーテ自体はいつ冷やかしに行っても大体楽しく過ごすことができるのだけれど、ただ昔に比べると欲しいモノというのが圧倒的に減ってしまったな。どちらかというと安い雑貨を大量に詰め込んで興味を引くというのがこの店のコンセプト。そろそろ人生の締めに向かって「本当に大切なモノ」を品定めし始めたオイラとは、コンセプトがずれてきているのだと思う。ま、それでもたまにすごく興味深い商品もあったりするからな。・・・車のレーダー探知機とかw
くだらないかもね。
さて、そうして家に帰り眠っていた。起きると結構な時間であるのは冒頭にふれたとおりである。
これといってすることのない日なのであるが、勢いで母さんの家に行き、脳みそにブドウ糖を投入するためそのあたりにあったお菓子を好きなだけ食ってくる。おしりかじり虫どころの騒ぎじゃないくらいのすねかじりである。・・・ま、食わずに余しているという言葉に甘えて食ってきた。それでやっと脳みそが活発に活動し始める。
・・・とはいうものの、活発になったところで今日は何も頭を使う予定は無し。何というかつまらないもんだな。
家に帰ってキーボードを東プレのrealforceからミネベアの6652TWJPに繋ぎ変える。夜な夜なネットで文字入力をしていたら
「・・・うるさい」
と妻から苦情が出てしまったのだ。軽いタッチで有名な高級国産キーボードのrealforceであるが、キーの材質のせいだろうか、押した後の戻りの「カチャカチャ」音が意外なほどうるさくて、オイラも気にはしていたんだよね。ま、なかなか世の中丸く収まるようなキーボードは少ないと言うことだ。で、予備のキーボードを眺めていて利用に耐えられるモノの中で一番静音対策に優れていたのが、ミネベアのキーボードだったということである。・・・ノートパソコンで採用されているパンタグラフ式のキーボードが一番静かだと思うのだけれど、オイラ、あのタッチがあまり好きじゃない。そんなエゴも取り混ぜての選択である。
realforceはどうしようかな?
・・・う〜ん。
このまま腐らせておくのはもったいないから、オークションなどで売却するのが自然な流れなんだろうな。
ただ手放すのがもったいないという気もするし、昼間ならバリバリ使えると言うこともあるし、現在悩み中。・・・普通の男子なら全く悩まないようなことでオイラは無駄に脳みそを利用しているのであった。


ハムスターアレルギーにより喘息のような発作を起こし、布団でぶらぶらしている間に寝入ってしまう。
・・・しまった、堂本兄弟を見落としてぞ。と、思ったらゲストは千原兄弟なのでどうでも良かった。ま、野郎なんて野郎に冷たいんだよ。というわけで、最近すっかりつまらなくなったとおじさん世代には評判の悪いF1を見ようと待ちかまえる。
・・・ちっとも始まらないな。そういえば今日はブラジルグランプリ。毎回そうなのだけれど、地球の反対側のグランプリ(カナダ、アメリカ、ブラジル、かつてはメキシコなど)は時差の関係でぐだぐだな生中継だった・・・。我慢しながら消化試合のような番組を適当に眺める。
お、やっと始まった♪ フジテレビの放送はスカパー!の放送に比べると変な演出がされていて駄目なんだけれど、今のF1に金を払ってまで見ようとは思わない、ハイ。オープニングのQueenのフラッシュはベーシストのジョン・デーコンが不遇な扱いを受けている曲であるが個人的には好きである。けれども、あのアニメは無いよな・・・。スーパーファミコンF-ZEROの取扱説明書みたいで大嫌いだ。
そんなことやあんなことや、どんなこと?と思っている間に中継が始まる。
今年のチャンピオンシップは21年ぶりの三つ巴。つまりチャンピオンシップを獲得できそうなドライバーが僅差で3人並んでおり、それだけがエキサイトなのである。蛇足であるがどれくらいエキサイトかというと、ドラゴンボールの実写映画化が決まったくらいであり、ゲームのドラゴンボールの続編が発売されたくらいに盛り上がらないのである。
後は、手前みそですが日本人ドライバーが3人も金の力でエントリーし、決勝を走るくらいだな。本当に手前みそですが・・・。
簡単にこのページを見てF1に詳しくない人のために解説すると、今回チャンピオンシップの可能性がある3人は、有利な順から
ルイス・ハミルトン(イギリス人)
→ 前年GP2(F1の下位カテゴリ)で偉業を成し遂げる。かつてから所属するマクラーレンチームで目をかけられており、今年新人としてF1に抜擢されデビュー。ルーキーイヤーとは思えぬ堂々とした走りで、中国グランプリ終了時点でのランキングトップ。なお、F1初の黒人ドライバーとしても脚光を浴びる。ヨーロッパ白人主義的なブルジョアスポーツであるF1に黒人が抜擢されるというのは異例だったのである。ブラジルグランプリ予選2位。
フェルナンド・アロンソ(スペイン人)
→ 前年度、前々年度チャンピオン。今年マクラーレンチームに移籍するものの、チームメイトのハミルトンが予想以上に高成績をあげチャンピオンらしからぬ苦戦を強いられる。また、チームがハミルトン贔屓であるなどのチーム批判発言を時折しており、人格的な株をちょっと下げる。ハミルトンに3ポイント差以上を付けて入賞することでチャンピオンシップを獲得
キミ・ライコネン(フィンランド人)
→ 今年伝統のフェラーリチームに移籍。上記の二人をしのぐポテンシャルで前回グランプリまでに5勝を挙げているのだが、シーズン中盤にフェラーリチームのマシン開発が停滞し、思うような成績を上げられず3位に付けている。優勝しても上記二人の成績次第という厳しい条件付きチャンピオンシップチャレンジである。なお、優勝すればかつて木陰で泣いたことで世界を涙に陥れた同郷のミカ・ハッキネン以来(1999年)のフィンランド人チャンピオンとなる。


そんな情報を簡単に頭にたたき込んだら決勝スタートだ。予選はチャンピオンシップには絡まないが母国でのグランプリで変にやる気満々のフェラーリチーム フェリペ・マッサポールポジション。その後ろに最有力のルイス・ハミルトン。3番手にキミ・ライコネン。・・・こいつは地味なキャラだが予選の位置も地味だよな・・・。そして、がんばっていたのに予選が遅かったフェンナンド・アロンソが4番手に続く。蛇足であるが日本人ドライバーは佐藤琢磨が18番手。中嶋悟の息子、中嶋一貴が19番手(明らかに予選アタック失敗)。そして、それって誰?と言われて久しい山本左近が22番手だ。・・・うむ、もっとがんばってから大きなことを言おうな日本人。
スタートを切ると、ポールポジションフェリペ・マッサルイス・ハミルトンの鼻先に「スルスルスル・・・」と寄っていく。ハミルトン、鼻先を押さえられて思うように加速できず、キミ・ライコネンに抜かれる。ここですでにパニックな新人ドライバーハミルトン君はさらにチームメイトのフェルナンド・アロンソにインをつかれ、涙目で順位を明け渡すとともにちょいとコースアウト。一気に8番手まで順位を落とす。・・・チャンピオンシップ獲得どころの話ではなくなる。
そして、山本左近はコースアウトから「スルスルスル・・・」とコースに復帰してきたジャンカルロ・フィジケラルノー)のケツにガッツリお釜を掘り、マシン全部を大きく破損しリタイア。・・・ネタとしては今ひとつインパクトに欠けるし、一つ間違えると大けがな事故だったのであまりつっこみは入れないでおこう。
そのままの体制でしばし周回数を消化するが、中盤近くルイス・ハミルトンのマシンがミッショントラブル。ここで18位くらいまで順位を下げる。・・・これって木陰で泣いちゃうよな。
1回目のピットインでやる気満々のフェリペ・マッサ曽我ひとみさんによく似ているジャン・ドットがお叱りを食らわせて、ピットインの間にキミ・ライコネンが逆転トップになるという演出がある。(現在のF1レギュレーションではチームの命令により故意に准尉を捜査することが厳格に禁止されているため) この時点で、かなりチャンピオンシップはキミ・ライコネンが有利になる。オイラも興奮しながら、
「あのぼそぼそした口調でチャンピオンシップ獲得のインタビューが聞けるんだな・・・♪w」
と心をときめかせる。
そして、このグランプリ最大の見せ場を作ったのはトヨタのごり押しで今年引退のアレキサンダー・ブルツを中国グランプリで引退に押しやりこのグランプリでデビューさせてもらった中嶋一貴である。1回目のピットストップ。おぉ!すごい!
見事にブレーキが遅れてピットクルーをはねとばしたぞ・・・(涙)
給油とタイヤ交換をして、とっととピットから走り去る中嶋一貴。・・・・・・ひき逃げだぞー、警察は〜?
(彼は結局10位で完走する。ちなみにチームメイトのケケ・ロズベルグの息子、ニコ・ロズベルグは4位入賞であり、その壁はものすごく分厚いようだった。)
終盤にかけて、フェルナンド・アロンソはがんばるもののフェラーリチームを追いつめるまでに至らなく、3位入賞。チャンピオンシップに手が届かず。ルイス・ハミルトンは・・・。起死回生の3ピットストップ作戦の「詐欺」に引っかかり7位入賞に没落。まさかの敗北を期す。地味なキャラのキミ・ライコネン大逆転優勝である。いやー、久しぶりに面白いF1だったよ。そして、優勝インタビューのライコネンはやはりぼそぼそしていた。その催眠効果でオイラは無事に眠りについたのである。