ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

ボンゴレビアンコ!と叫びながら踊るんだ!

「はい、おやすみ」

昨夜、布団に入って眠れなかったのだが、もぞもぞとカフカの毒虫ダンスを踊りながら
こりゃ、眠れねぇな。仕方ねぇ。
と思いながらパソコンを立ち上げてDVDを適当にセットして再生する。
・・・ん? なんだこりゃ?
画面に映っていたのは、キノコちゃん♪ の愛称でおなじみの伊藤英明だった。相変わらずお目々なんかクリッとしちゃってかわいいね、キノコちゃん♪。それと同時に、プレイステーション用ソフト「トゥルーラブストーリー」の主題歌を歌って間もない「最強」の頃の仲間由紀恵が映った。・・・このままだったら「やんくみ」もびっくりの女神ぶりだな。
てか、これ何で家にあるのよ?
・・・はて?
秋の空の鱗雲くらいに遠い記憶をたぐり寄せながら、思案橋で考えあぐねていると、これは多分おフランスでイタリアンな車を乗りこなすエレガントな友人が気を利かせて寄贈してくれたものであるらしいことがわかった。
・・・なぜ?
・・・同じ場所に綾瀬はるかのDVDがあったからw。
そんな心使いに涙を流しながら、映画を見進めていくとどうやらこれは「LOVE SONG」という邦画らしい。いつの頃の映画でしょ?
物語は1985年(位)。とあるレコードショップでふと耳にした曲が入っているアルバムを店員に尋ねる女子高生。無愛想に顎でレジ前に「おすすめアルバム」として飾ってるジャケットを示す。アルバムは尾崎豊seventeen's map。欲しいと申し出るが、品切れであると返答される。
じゃ、何でここにあるの? → オレのだ。
もう勧められちゃったんですけど? → 無言でクラシックのレコードに差し替える。
じゃ、それ(クラシックのレコード)ください? → ・・・本当に売るぞ?
買います(きっぱり)。 → ・・・。 もそっと自分のレコードを袋に詰めて「貸してやるからちゃんと返せよ」
その後、偶然仕事明けの店員と女子高生は出会い、しばし会話。次第にうち解けて、何となく話をしている家に店員のアパートに到着。
→ ・・・部屋、見ていく? → 女子高生笑顔。
そこで、部屋いっぱいのレコードを見て仰天する女子高生に
→ 大好きな曲だけ集めたレコード屋を開くのが夢なんだ、と語る店員。
うれしそうに大事そうにレコードを扱いながら、子供のような笑顔を浮かべる店員に心惹かれる女子高生。
後日、レコードショップにアルバムを返しに行くと、店員やめていて他の店員が
「東京に行ったみたいだよ?」と告げられる。残されたレコードを聴きながら2年の月日が過ぎました・・・、というところから本編が始まる、と。
・・・見たくなった?
もうね、こういう序章を見ただけで、スターウォーズ エピソード6を再生しようと構えていたオイラは手を止めて、そのまま布団に潜り込み閲覧開始。
いやー、なんか予算もかかってないし、別にテレビドラマでも良いような気もするんだけれど、こういうのは逆にテレビウケしないから映画の方がよいのかしらね? ふむふむと頭を回転させながら、懐かしさとともに見続ける。


・・・終わったけど、3時ジャン。


アホかとバカかと自分を叱責しながら、忙しい明日のために睡眠を取ろうと試みたが駄目でした。
何時に眠れたのかわからないが、夜が明けていた。さてさて、外出のために準備をしなければ、と部屋が暖まるまでコタツに潜ると、そこはお昼の12時。
・・・むぅ。


シャワーを浴びて、準備を済ませハロワに出勤。認定日だからな。欠席は出来ないぞ。・・・てか、ハロワも人がまばらになってくるとやばいんじゃないですか? と思うような空きっぷりで今後が思いやられたが、一応相談などをしてくる。
そこから次は病院だ。最近全然記載していないけれど、ちゃんと病院通ってますよー。精神科の方ね。薬も飲み続けているし、なかなかしんどいよね。


家に帰って、どうにもトキメキが止まらずに、久しぶりにステレオに電源を入れて、ガリガリというトラブルと戦いながらアナログプレーヤーで懐かしいアルバムを再生した。
・・・なーんか、いいねぇ。懐かしいねぇ。
レコードの針が溝をなぞる様子って、レコードのシナリと同期しながらまるでワルツを踊っているようにゆらゆら揺れる。・・・いいねぇ。
そのまま尾崎豊オフコース杉山清貴&オメガとライブなどを連続でかけながら、プラモのY-WINGの汚し塗装をしながら時を過ごす。・・・懐かしいねぇ。この感じ。
レコードって繊細だったから大事に扱ったよなぁー。盤面には絶対指をふれないように、縁を手のひらで挟むように持つんだよなぁー。針で溝を削っていくから、毎回どんどん音が劣化したいよなー。真面目にちゃんとスピーカーの前に座って聞いていたよなー。てか、アルバムの半分でひっくり返さないといけないよなー。・・・お金も無かったし、貴重品だからレコードの貸し借りとかしたよなー。ジャケットなんかもでっかいし、絵も綺麗だよなー。そう言えば高校に持って行く時、破損しない様に入れ物とか袋とか工夫したっけー。・・・タワーレコードの袋がステータスだったよなw。
てな事を思いつつ、何となく当時のことを思い返していた。
・・・時代はCDを通り越して、ダウンロード、配信という形態に変わってきたけれど、今になって必ずしも良くなったと言うことばかりじゃないなぁ・・・、と真面目に考えたりもして、貴重な時間でありました。
・・・たまにはこういう生活もいいね。


そーんなことをしながら、今日のパイポをくわえながらイライラしているのである。
絶対チャイナ・フリー