ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

今日は給料日なので、夕方までよい履歴を残すためパチ屋は出します

豊平川の鮭モニュメントの独り言」

隊長が不慮の事故でくたばって以来、オイラの腹は不思議と落ち着きを見せている。・・・アイツのせいか?
その代わり、右手の人差し指と中指がホームヘルパーをしていた頃のように荒れてしまって、治療薬塗布にガーゼを当て、テーピングでぐるぐる巻きにし、うっかりとか寝ている間にかきむしらないように保護している。包帯の方が通気性がよいのであるが、ボロンボロンにかきむしるので意味がないのである。
その状態ではものを書くのも、キーボードを打つのも辛いし、ましてや楽器など全く演奏できない。一番いけないのは水に濡らしてはいけないので家事もしない。そういうわけで、とっても暇なぱけちゃんなのだが、それでも履歴書書きと写経だけは根性で継続している。
こうしてキーボードも打ち込んでいるしなぁ。


昨日は再び地獄の自転車乗りとして有名なぱけちゃんは、南郷7丁目界隈から札幌駅前辺りまで自転車に乗って市営住宅と道営住宅の説明を聞きに行った。おとといよりは天気は柔らかだったような気がするが、それでも暑いことの変わりはない。でも、たまーに自転車に乗るととても気持ちがよいかもしれない。
財布を見ると、40円くらいしか入っていないので、灰皿の中からめぼしいシケ煙(しけもく)を選択してマルボロBOXの箱に詰める。・・・まったく、チェーンスモーカーというのはイヤな人種だな。ただし朗報として「医師の処方がないともらえなかったニコチンパッチ」がそろそろ市販されるらしいので、それに期待しよう。あれはガムを噛むのと違って、人目を気にすることもないし、効果も穏やかだしな。・・・でも多分高額なのだろう。やだやだ。


自転車は一路北西へ向かう。鬼門の方向じゃなくてよかったよな。
最初に言ったのは市営住宅の方である。正確には「札幌市住宅管理公社」という。・・・多分天下りの温床なのだろう、とオイラは勘ぐっている。そこで、とても事務的なお姉さんに資料を見せてもらいながら説明を聞く。
所得条件など入居に関しては制限があるのだけれど、その中に
「市町民税を滞納してないこと」
と言うものがあった。
・・・。
・・・むぅ。
昨年期間工をしていて、失業中のオイラには無駄に高額な市道民税が課せられているわけだが、乏しい失業保険の中では支払いが困難であり、先日も区役所に行って相談してきたばかりである。そこでは、取り合えず就労した段階で「遅延滞納金は課せられますが」一括で払いましょう、と言うことになったのだけれどこれじゃ何とも・・・。なんとなく、ここでオイラは
「何故、公営住宅があるのにホームレスが発生するのか? なぜ、ネットカフェ難民が発生するのか?」
という原因の一つを感じ取ったかもしれない。・・・どこか、本気で基本的人権を蔑ろにして天下り人員の退職金に費用を回している仕組み。
・・・ま、そんなこと政治家にでもならないと解決できないし、政治家になっても一の論理で丸め込まれるし、一匹狼で活動したら雇われやくざによって殺されたりするんだろう。・・・ちょっと日本って腐り気味〜♪
ただ、納税は国民の三大義務なので、ここはきちんと終了してから応募を考えようと言うことで、事務所を後にした。当然民間住宅より家賃が安いのは言うまでもない。


次にさらに駅前の方へと北上する。このころになると天気はカンカンに照っており激しくオイラから水分を奪い取る。しかし、財布の中には40円。
・・・むぅ。
・・・ま、自動車のラインではろくに水も飲めない中で労働をしていたし、我慢しよう。
今度は道営住宅である。正確には「財団法人 北海道住宅管理公社」と言うらしい。・・・やはり天下りの臭いが凄いする。鼻が曲がりそうなくらいに天下りの臭いがする。しかし、我慢して入室。
ここに関しては、特に説明もなく、資料を渡されて読め、と言うことらしい。
後に家に戻り内容を精査すると、条件に関しては月収は20万円以下と言うくらいで税の滞納など停滞制限はない。ただし、札幌より北海道という自治体は潤っていないらしく、物件の数が少ない。そのかわり、外れるたびに毎年くじが1回ずつ多く引けるという特典がある。・・・ま、何でもそうだけれど、外れる人って一生外れ続けるのよね〜♪
事務所を後にする。
視界にちらりと、冷やかしの殿堂「ヨドバシカメラ」が入ったがすでにこのころのオイラには元気がなく、冷やかしどころの騒ぎじゃない。どこかの祭りの水掛祭りのように
「ヨッシャー! ラッサー!」
とひしゃくで水をぶっかけて欲しいくらいだ。
そんな夢を見ながら、自転車を転がす。そして、現在位置から一番近い水分補給源である母の勤める一部で有名な弁当や「はちわか」へ向かうことにした。20分後くらいに現地到着。そして、電話
「・・・あのー、今店の外で自転車にまたがっているバカがいるんだけど。」
そう伝えると、静かにうなずいて自動販売機にお金を入れてくれた。で、一番容量のでかいリプトンロイヤルミルクティーという全くさっぱりしない飲み物をゲット支えてもらい、おとなしく帰路についていった。
しかし、太宰治の名作「走れメロス」のように、くじけそうになったメロスが復活したのはちょっとした休養と水分であったように、チョイとばかり復活したオイラは、中島公園に突入して持ち歩いているヤシカエレクトロ35GSで豊平館などを撮影してくる。丁度地下鉄中島公園駅辺りでフィルムを使い切ってしまったので、交換をする。これで、未現像のフィルムは4本までにたまった。
・・・現像してプリントしてもらったら5000円くらいになるな。・・・怖い趣味だ。


そして、それを改装しながら人馬一体のごとくオイラの体になじんでしまったママチャリ「ヒロミ郷GO号!γ」を走らせかなり夕方に帰宅。どっぷり浸かれていたが、休むことなく一日の反省を交えて写経をする。最近必ずなのだが、硯で墨を擦っていると妻が
「・・・臭い」
と文句を言いに来る。オイラはちょっとした宗教弾圧だな、とチベットの人々のことを思いながら般若心経を写経する。多分中国共産党に見つかったら、刑務所に連れて行かれて
「先生、私が間違ってました。もう二度としません。」
と言うまで出してもらえないだろうな。出してもらっても公安に毎日マークされるだろうし・・・。これが文化大革命の副作用である。


そして、オイラは9時頃に自然とくたばって寝た。