ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

陽はまた昇らないかもしれない事もある

「奈落」 by SH902i

何十年も人間をやっていると、風邪センサーが敏感になってきて「ヒキはじめ」の段階で察知できるから便利だな。
おとといくらいから「へんだわ」と思って、とっとと薬を飲んでいたら今日には通常な感じに戻っている。・・・これって明らかに期間工時代に付いた体力だな。


でも本日の前半はほとんど死んでいた。やっぱり違和感が残っているもんな・・・。
と言うわけで、転院の連絡が入ったので今一度資料の整理をして段取りの確認とか、ちょろちょろと調べものをしていた。
で、気が付いたら4時くらいになっていた。・・・どんな適当な生活よ、オイラ。てか、記憶ないし・・・。


夕方、妻の送迎ついでに洗車に行こうとしたら断水の影響か知らないが、いつものプリペイドカードを買っているスルー洗車が停止状態になっていた。・・・かみ合わない時はかみ合わないものだな。
そのまま流れるように羊ヶ丘通りを流され、着いた先はいつものカメラのキタムラ。あーあ、やっぱり冷やかしの場所として定着しちゃったな・・・。何で事は気にしないでガンガン物色に励んだ。
デジカメ部門ではオイラが熱い視線を注いでいたリコーのGX100がモデルチェンジしてGX200になっていた。約1200万画素だって。
・・・そんなにいらない。その代わりGX100が凄い値下がりっぷりをしていたので、そちらに別売りのビューファインダーをつければ意外と安くあがるかもなぁ、と足りない脳内で計算してみたが、それでもやはり5万円に迫る値段になるので、オイラのデジカメ計画はやはり頓挫したまま続いていくのである。・・・てか、いい加減画素数とかそういうのじゃなくて、いかにプリントした時にフィルムに迫る自然な画質を再現するとか、そういうことに開発の金を使って欲しいなぁ、と思うオイラだ。
・・・顔認識、ニッコリシャッターなんて論外な。
続いて銀塩カメラの方に目を向けると、あるんだよ。NikonのF2が。
おぉ! と思って値段を見たらやっぱり案の定2〜3万円(レンズ無し)だった。・・・オイラの一眼レフ計画もめどは立たない。もう一つ支線を注いでいるNikonのFM2に関しては在庫しておらず、なんとそれよりもっと昔に発売されたFMがあった。これも当然レンズ無しで25000円くらいである。・・・FM10はなんだか新しい感じがして気に入らないし。そんな感じでやっぱりよだれを垂らした。
これくらいのふるーいカメラに関してはキャノンは全く気にならないのだけれど、メンテナンスとかレンズとかそういう形でこの企業に関わることを考えるとやはりキャノンは論外だ。ま、適当に外国相手に商売をがんばってくれ。経団連会長を抱えるキャノンさん。


そんな個人的恨みを抱えながら帰宅し、山のように積み上がって腐敗卵臭の漂う台所に対して、
「おいおい、硫化水素化よ!」
とつっこみを入れ、一人苦笑しながらニヒルに皿を洗っていった。一度取りかかると嘘みたいに簡単に終わるのに、着手するのは面倒なものだな。
とりあえず無料の求人雑誌に目を通して、
「・・・なんというかいつもと変わらんメンツだな。」
と皮肉をつぶやきながら、そいつをゴミ箱につっこみ霊験あらたかな気持ち(など全く無しに)で、適当に写経をし始めた。
オイラ、墨をするのが好きらしくてな。あの2001年宇宙の旅に登場したモノリスのようなブラックな個体を硯に
ごーりごーり、
とのの字を書いているうちにどんどん黒くなり、多少の粘りけのようなものが現れ、そして如何にも仏壇臭いというか墨臭いニオイが辺りに漂うのが好きだ。・・・写経自体はおまけでも良いかもしれない。それでも、
「おいおい、この字へたくそすぎるだろ。」
とか、
「あーぁ、字の太さがバラバラだよ。」
と筆への不慣れを嘆いたり、
「ぎゃーてーぎゃーてー、はーらーぎゃーてー」
とつぶやきながら最後の部分を書いたりして終了。
・・・なんだかあってもなくても良いようなオイラの生活だな。明日は転院同行などで疲れるぜ。