ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

泣きたいときに泣ける人の才能に嫉妬


「空に向かって冬籠もり」 by SH902i


今日は休みである。最近は日曜日の忙しい勤務をおえるともれなく次の日が休みというリズムができはじめた。けっきょっくのところ客商売なんだなぁ、とつくづく思う。
と言うわけで、せっかくの休みなのだけれど連休もしばらく当たってない事だし、ゲズゲズとコタツに潜って惰眠をむさぼってほぼ一日をおえようとしている。・・・なんだかもったいなくて凄くイヤなんだけれど、雪が積もって自転車の使えない札幌ではちょっとした暇つぶしに外出するのもコストが高くなるわけでして、おとなしく家に張り付いているしかないのである。けれども家にいたらいたで光熱費がかさむからイヤなのよね。原油価格はびっくりするぐらい下がったといえども、それでも収入が増えるわけでもないし、贅沢に使える訳じゃない。だから、ひっそりと寒さに凍えながら定額で利用できるパソコンとネットの組み合わせで、仕事に使うための下調べを地道にするくらいである。
・・・なぁ、なんて真面目に生きているんだろう?
・・・だから鬱になったりするんだよねぇ。
・・・次に休みには派遣切り反対集会にでも参加してこようかな?
・・・・・・全く効果があるとは思えないけれど。


たまには社会福祉の事でも書いてみようか・・・。
確か夏くらいまでは超大企業を中心に業績が伸びて
「好景気だ!好景気だ!」
と騒いでいたはずなのに、市井の人々はその恩恵にあずかれぬまま、
「100年に一度」の亜米利加の不景気のあおりをうけているわけである。こういう状況を見ると日本政府に対して
「・・・世界恐慌の時に学習しなかったのかよ?」
と大変不満に思うのだけれど、オイラ達の防御レベルも「占領オッケー、非武装宣言都市」みたいな頭のねじが外れている連中のごとくずれまくっているので、酷く責めたりする事もできない。できるのは「内閣支持率」を下げてやるくらいなものだけれど、この状況下で「誰がやっても低支持率」であるのは明白なので、粛々と仕事をがんばってもらえる政治家を支持するしかない。
オイラの個人的な意見としては、こういうときに亡くなられた小渕首相がいてくれたら・・・、と切に思うのだけれど残念ながら亡くなった人は元には戻らない。かといってその娘に何か期待ができるかというとそんな事も全くない。
結局は「何かを期待させるだけの人間力」というか、一種のカリスマ性に期待するより他にないものである。
で、
前置きはこれくらいにして派遣切り。
オイラも一時期というか、去年の今頃まで自動車工場で働いていたので他人事ではない。この根本的な問題というのは、僻地から人員を募って「住居も提供します」という売り文句で人を集め寄せちゃった事にある。家族がいる人なら住民票は地方に残るかもしれないし、寮を出ても移すべき住民票を移すべき場所があるのでまだ救われる。
問題なのが、独り身で親族とも疎遠であり、住んでいる寮に住民票があるパターンだ。
政治家は「困ったときには生活保護がある。」と言っているけれど、これって住民票がないと生活保護の対象とならない。役所に申請に行っても、
「あなたがここの町の住人である証明ができません。よって保護もできません。」
と言われて色々な町をたらい回しにされるだけである。その内に体力も財力も疲弊しきってホームレスや自殺への道をたどってしまう事が問題である。ほんの紙っぺら一枚の住民票の存在が凄くその後の生き方を左右してしまうと言う制度上の問題がある。
で、
派遣カットで仕事が無くなると、最近の大家さんは家もかしてくれない。仕事がない人には家賃収入を担保する資産がないからだ。自殺されても困るし、と言う感じ。
そうなると本当に救われる方法というのがゼロという点が問題なのである。
一時期の困窮というのは、何とか乗り切れたりするものだけれど、衣食住の住というのは実はかなり重要でして、困った事になるのである。
で、
仮に生活保護という制度の変更があって、これらの人が救われたとする。当然、その生活保護の費用は税金から捻出されるので、予算を組めないという状態になると増税になる。これが起きると正社員層から
「働いてもいないヤツのために、何で税金が増やされなければならないのだ?」
と考える連中が増えて、国の中が二つに割れる。そこから不穏な治安状態が発生するのである。もうこういう状態になると、老人福祉などと言うところまで全く気が回らなくなるのが今の日本。介護要因も今の低賃金から改善されないため人手もなくなる。フィリピン当たりから優秀な人材を確保しようとしていたが、結局日本の低賃金より亜米利加やヨーロッパ当たりに優秀な人員は流れていって見込みが外れている様子。もう全くもって、考える事考える事駄目駄目なのが今の世相である。
で、
そういう状況で何をするか?と言うと、個人レベルで本業を汗水垂らしてがんばるしかない。社会のせいにしても始まらないし、社会のせいにするのはそのあとでも良い。・・・ま、精神を病むくらいがんばらなければならないとは思わないけれど。


そんな状態なので、オイラは今のところは眠いしだるいし、理不尽と思いながらも我慢して仕事をして、ぽっくり死んで後腐れ無く心地よくこの世とバイバイできないものか?と考える日々なのである。