オイラの僧坊筋が悲鳴を上げる

「悪いが全然組み立てる気にならねぇ、タイクローラー」 by SH902i


札幌はスッカリ先日の雪降りで根雪になるものと思っていたのだけれど、朝起きてみると水となり排水溝に流れ去り、ゴミ回収所ではカラスがいつものように「ゴミの日の宴」を開催していた。
オイラ、個人的にカラスは嫌いではない。世に薄気味悪いと感じる人も多いが、奴らは基本的に頭がよいのでこちらが好意的にちょっかいを出すと結構仲良くなれそう･･･、な感じがする。思えば、オイラは鷹やフクロウ、ミミズクなど本当に猛禽類と呼ばれる鳥類が好きである。･･･来世は人間ではなくて猛禽類がご希望なぱけちゃんである。


さて、休み明けでエンジンのかからない車のようにブズブズと出勤し、冬のダイヤ改正でお気に入りの時間のバスを取り上げられたオイラは我慢して専用シャトルバスではなくて、一般人に紛れて職場までバスに乗って連れて行かれる。ま、それでもとっとと並ぶ事ができれば呑気に座席に座り、職場までちょっとした睡眠をとったりもできるのだ。
職場の座席に着いたら、目の前の昨日は誰が使ったかもわからないmacに電源を投入し、立ち上がる間にヘッドセットをスタンバイし、買ったばかりだがすでに愛用のsteelseriesのQckminiをハラリと巻いてある状態から広げて机にセッティング。裏のラバーはしんなりと机になじみ、しっかりと張り付いて素早いマウスの動きをサポートする。･･･もうこれだけで、あのMighty Mouseという腐れマウスも一人前の機能を発揮するのだ。そして、昨日のうちに自宅で収集していた情報をyahooメールを経由してパソコンに取り込む。
さ、ここからは本業そっちのけで資料の作成である。
別に頼まれてもいないのに、何故こんなにもよそ様のために資料を作るのか？
答えは簡単だ。
く〜だらない企業のルールで同僚が混乱するくらいなら、勘弁にまとめたものを作って配布して利用してもらう方がよい。その方が職場に不穏な空気が発生しなくてオイラは快適に仕事ができるのだ。雰囲気を悪くしない、これがオイラにとって最も重要な仕事に対する必要要件である。というわけで、さっさとWindowsではexcelに当たるnumbersという表計算ソフトでメニュー構成一覧を淡々と作る。正直言ってexcelの方が使い慣れているが、「てにをは」が違うだけでできる事はほぼ一緒であった。1時間も使っていたら慣れちまう。
続いて、色々な手順で面倒な部分をフローチャートにして、フローの各末端部分にハイパーリンクを張って「どうすべきか？」という一連の流れを記した資料をiWebで作成する。･･･このhtml生成ソフト。はっきり言って使いにくい。ホームページビルダーで言うところのhtmlの書き出し部分を発見するのに凄い時間を要した。しかも、できあがったあとにリーダーにメール送信したのだけれど、フォルダごと送信できないから中途半端な結果になるし･･･。
ま、やろうと思えば他人のパソコンを乗っ取ってそこをwebサーバーに仕立て上げてみんなが閲覧できるようなサイトを構築する事もできるのだけれど、不正アクセスで首になってもイヤなので、明日辺りupできるスペース（ノード）を借りてアップできるようにしよう。
こういう事は、本業の合間にやるのだけれど、やっていて飽きないというのは
「こういう地味な裏作業って本当に好きなんだな、オイラ･･･」
と思わず肩を落としてしまいそうになる。ま、いいや、景気も悪いし、少しでもオイラの作ったものがこの世に残れば悔いはない。


仕事が終了。
丁度良い時間の帰りのバスが、やはり冬のダイヤ改正によって無くなっていた。･･･普段より10分も余分に待つ羽目になる。こんな事なら職場でヌックイヌックイとのんびりパソコンでも弄り倒して遊んでいれば良かったと思う。


帰宅。
これと言ってやりたい事はない。ふつーにギターを弾いて、合間に適当な物真似を見てへらへらと笑いながらそのまま血管が切れてお亡くなりになれば楽なのに、と縁起でもない事を考えつつ過ごす。でも、こういう時って実は全然元気で、やっと生活が楽になって
「趣味でも思いっきりやるぞ！ あそぶぞー」
と余裕が出た頃にぽっくり死ぬんだろうな。ま、どうでもいいけどさ。