ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

ラバーソウルを聴きながらピンボールをしたい

[%7C]

「アイツとアイツのパクリ商品」


久しぶりに村上春樹の初期の小説を引っ張りだして読んでいた。いや、なぁに単に本を買うお金がなかったら本棚に詰まっている文庫の中から適当に引っ張りだしたら村上春樹だったという話だ。
もしもそこで、「やつれたお父さんのための6分クッキング」とか「正しい由緒正しきバーコードヘアーの構築法」なんて本ができててもそれなりに読んでいたと思う。・・・ま、本屋でそんなタイトルを見ても絶対に買わないけれどね。
この人の小説、円熟期に入るに従ってちょいとオイラの感性からはなれていったので、あまり読んでいないのだけれど、イスラエル文学賞の授賞式での「皮肉の混じった」スピーチを堂々と英語で話している姿を見ると「格好いいな」と素直に思ってしまう。ある意味、本を書けて翻訳ができて、それで生計を立てることのできる才能というのはオイラから見てとてもうらやましい。・・・ま、そんなはかない夢を見ながら毎日podcastで英語をヒアリングしたり、仕事中に全然日本語に翻訳されてない技術解説書を右から見たり斜め上から見たりしながら、知的好奇心を満たしながら英語読解力を補強しているのだけれど。こういうのも、「もしかしたら、オイラも将来日本を出る日が来るのかな・・・?」という日本という国の行く末に全く希望を持てていないことから発生する心の準備でもある。


で、いつもの通り読んだ後に、若いうちの誰もが通り過ぎてきたような何でも無いことなのだけれど、そこに深い意味を持たせるような、少し色調の暗い文章にまみれながら寝た。最近は、自動でシャットダウンするプログラムを起動させて、iTunesのランダムプレイを子守唄にすることは流行っている。なかなか、気持ちよく寝ることができるのでお気に入りだ。


今日になって、いつも通りじいさんのごとく素早い時間に目を覚ます。これと行ってするべきことは無いので、コタツに丸まって芸能人の不祥事などに耳を傾けているうちに寝た。最近は、乳酸菌の効果だろうか? あまりにもトマトピューレ風の下痢ではなくなってきて、少しドロンとした感じの下痢に変化をしている。そんな訳で、ちょっと食事量をコントロールしないとあっという間に腹に蓄積されるので注意しよう。もう、若くないからな。


ダイエーの新装開店に連れて行け、という命令に従って東札幌ダイエーに立ち寄る。新装開店になってかつてのダイエーのような「ゴチャゴチャ感」が無くなり、そっくりそのままジャスコのコピーになってしまったのは残念である。1階に長いこと出店していた意味不明な雑貨屋とか、コタコタしたおもちゃコーナーとか好きだったのに残念である。
そのままヨドバシカメラにいく。それと、ついでに新装開店してヤマダ電機に吸収された九十九電機へいく。九十九電機はかつての場所からさらに北に移動しており、いくまでが面倒だった。入るまではヤマダの傘下ということで全く期待してなかった。多分無難な品揃えになるんだろうな、と。ところがどっこい(通常の完成品に関する品揃えや、キーボード、周辺機器に関する品揃えは明らかに悪くなったけれど)自作パソコンの「マーザーボード」だけは豊富になっていたような気がする。
自作は一度作ってしまうと、古い部品や壊れた部品だけ交換すれば良いので年数が経過するほど割安感があるのだけれど、最初に構築する時は非常に金がかかる。そこが悩ましいところだ。
特に何も買わずに店を出る。
ヨドバシカメラは好きである。おそらく札幌では1、2を争う品揃えなので楽しい。だれかは「在庫は罪悪」と言ってはばからないが、オイラはこういう非常にマニアックな商品が目の前で見ることができるので立ち寄るのだし、それらを見たついでに買い物をするし、だからヤマダ電機よりヨドバシカメラが好きなのである。
それでなければ、ニッチで扱ってくれない商品は全部ネットで探して買うもんね。そのこと自体が首を絞めていることに気づいているのか気づいてないのかわからないけれど、オイラはそういう店が好きなのだ。ヴィレッジヴァンガードとか。