ねじ曲がった顔のようにオイラの神経も曲がっている

「こどももこれくらい活気があればね」 by SH902i


家に帰ってから、ギターを手に取ってみたら弦がすっかり錆びていた。
鵜〜ん、なかなかオイラ自身の人生を示唆しているようでかるーくムカムカしながら爪の先でさびをこそぎ落としてみる。やっぱり、一度エリクサーの錆びにくい弦を使ってしまうと些細な弦の錆が気になって仕方ない。かといって、オイラはヘビーなギタリストではないので、1週間とか2週間に1度交換をするほど暇じゃない。
と言う訳で、今度の休みはエリクサーの弦を買って張り替えてみようと思う。


さて、ギターの弦は錆びているが、オイラの腹は腐っている。もうね、薬の効果なんて感じることもなく豪快に毎日げーげーと下痢を放出する毎日。だから、夜の馬鹿食いをしても全然太らないのよね〜、なんてのんきに感じていてよいのだろうか？　ま、その辺りの生き死にはオイラが自分で決めることでもないような気がするので高田純次に見習って適当に過ごしてみることにする。
で、
先日の休日は、ちょいと親類の所用があって実に久しぶりに定山渓温泉まで車を走らせた。毎年この時期は、ホテルとホテルにロープを張って鯉のぼりがたくさん泳いでいるので、オイラはヤシカエレクトロ35を抱えて喜んで運転手を演じた。・・・行きだけは。
到着するなり、温泉地では有名な猫の会議に遭遇する。コイツら、客からえさをもらっていながらも、いじめられたりもするのだろう。実に微妙な警戒距離を保ちながらも、えさを得るために精一杯の営業活動を仕掛けてくる。ま、そんな姿はかわいいのだけれどね。帰りがけに鰹節をてから与えてみたのだけれど、やはりそれくらいの至近距離は怖いらしく、なかなか近寄ってこない。それでも最後にはてから食ってくれたけれど。ま、オイラの指も一緒に食われたのは内緒な。
で、
カメラを持って被写体や良いアングルを探して歩き回る時のオイラの活動速度は通常の3倍である。赤いシャアザクもびっくりの機動性能である。その代わりに持久力がないので、フィルムが無くなるのと同時に活動停止状態に陥る。寒気もあったし、実に熱っぽかったし、やはり活動臨界点を先に延ばすためにはたっくさんのフィルムを持ち歩かないと時間が余ってだめだねぇ。
周りのみんなは、携帯電話のカメラやデジカメで撮影しているのだけれど、骨董品とも言えるヤシカエレクトロ35GSと、携帯電話のカメラを片手ずつもって、右に左に撮影するオイラの姿は、かるーくコマンドーでのアーノルド・シュワルツェネガーを彷彿させるようなコマンドーぶりである。・・・軍放出品のショップよろしく、中古のカメラ屋さんに押し入って、マクロレンズやスームレンズ、本体やネガポジ多様なフィルムやフィルターを買い物カートに詰め込んで、ガンガンナイロンジャケットに装備する夢を見れたらどんなに幸せだろうと、感じながらオイラは撮影が終わった夕暮れの中を、妻に運転させながらひっくり返って帰宅した。


結論。やっぱり、この季節は撮影が楽しい。で、フィルム代でお金がすぐになくなる。