ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

爆ぜる、と言う言葉はちゃんと存在する言葉なんだな。


「キノコ観察、絶好調」by iPhone3GS


「あぁ、今日もまた起きちまったよぉ〜」
と、半べそかきながら目を覚ました。起床するということは、ゆりかごのごとき母体から放り出されるがごとく不快であり、迷惑千万である。
そんな想いを抱えながら、朝の身支度をして、荷物を抱えて出発する。あぁ、今日も天気が悪いのか。空を見上げてそう思う。
このところ、体がしんどいくせに脂肪肝対策ですっかり食料摂取量を切れの悪くなった排泄のようにチビチビとケチりながら補給しているのだけれど、さすがに腹の脂肪を糖に分解するまでに時間がかかるので、レッドブルを飲んでいる。
レッドブル、翼を与える」
そんなキャッチフレーズのように、本当に翼を貰って太陽近くまで上昇してイカロスのごとく、地面に落下してみる妄想をしてみたが、正直あまり楽しい妄想ではなかったので、中途半端にして地下鉄に乗り込んだ。中途半端になった妄想たちが街中にあふれているよぅ。


職場に到着して、仕事の資料などを研究していると
「人が足りないよぉ〜、助けてよぉ〜」
と、半分チビリながら上司がすり寄ってくるのが面倒なので、コンピュータを立ち上げて一通り起動をチェックしたらすぐに席からはなれるのが最近の朝の日課である。別に逃げ出したからと言ってすることがある訳じゃないが、中途半端に渦巻いている街の妄想が逆流するがごとく、オイラの電話に流れ込んでくるのはぎりぎりまで留保したいので逃げることにしている。
逃げている間は、ブラブラと近くを歩きながら森の人になる。だから、キノコばかり発見するのだ。あと3年くらいこの観察をしていたら、日本一のキノコ名人になれそうな気がするけれど、所詮オイラはブナしめじに一途なので、よそのキノコには無関心をよそおうことにしている。
そういう大人の接し方も大事だと思うパケちゃんだ。


仕事は、公海上で溺れているような感じだ。
別に助け舟をださずに目の前の人が溺れしんでも、「治外法権」なので罪に問われない。・・・そう考えると、沖では毎日が修羅場なんだろうな。


日が暮れると、家に帰る。
家に帰ると、近所の公園がビアガーデンに化けており、それだけならまだしも大カラオケ会場になっているから、たまらないくらいに騒々しい。騒々しいのだけれど、オイラはとても気が優しいので自分の怒りを内に閉じ込める。閉じ込めた怒りは、たまに爪楊枝でつついたマリモヨウカンのように
つるんっ!
とはじけそうになるのだけれど、実際にはじけたらみんなオイラをかまってくれないようになるので髪の毛の内側はつぎはぎだらけだ。・・・そうだな、イメージとしてはヒョウタンツギだ。


途中、本屋へ逃げ出す。
一生懸命、ここ2〜3日エレキベースを弾いて遊んでいるのだけれど、あまりにご無沙汰だったので、ただそれだけで筋肉痛になる。
思わず半分泣きそうになったので、そのまま布団に潜り込んで今日を終わらせることにする。