ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

難病発覚後のクリスマス


「クリスマスケーキは練り切り」 Canon PowerShot S95 developed by Aperture 3


潰瘍性大腸炎と診断され初のクリスマス。そういえば、昨年は病気がはっきりしないまま絶食して病院に泊まらされてたっけ。……カメラ入れればすぐにわかったことなんだよな。
で、今年は直前にプレドニンを停止してもらい、その結果ちょっと下痢がよくない。というわけで、自発的な食事制限でコントロールする生活に入っている。


周りは浮かれているけれど、オイラは我が道を行く。
クリスマスケーキは乳脂肪がたっぷり入っているので、動物性脂肪をとってはいけないオイラには向いてない。
そこで、ケーキの代わりにオイラが大好きな練り切りを一個食うことにした。
それが、世間から可哀想と映るのかもしれないけどオイラとしては
「練り切りサイコー!」
なのでそれでよいのだ。右に右にと従う必要はない。


そして、クリスマスディナーはチキンが定番だけれど、やはり油で揚げた鳥はさんはだめ。
焼き鳥みたいに能動的に油を落とすような調理方法ならよいのだけれど。そこで、我が家ではほっけの開きを食った。鳥は鳥として大好きなんだけれど、この病気以来すっかり食事の好みが変わってしまったので
「魚うめぇー!」
で、良いのである。
幸い日本は魚のおいしい国で良かった。ちなみに潰瘍性大腸炎は欧米での罹患率が日本より高いらしい。


そして、オイラは浮かれている世間をみながら子供を諭す定番の台詞をつぶやくのである。
「あぁ、それでいいならいいさ。そのまま豚みたいにぶくぶく太って、のんべんだらりとして生活するならそれでいいさ。誰の人生でもないおまえの人生だ。そのまま好き勝手に身体のきれが悪いまま、時代に取り残されればよいさ」


そして、聖なる夜は時々下痢を垂れ流しにやおら起きて、よろよろと便器に20分くらい座り、すっかり冷えてしまった身体を布団で温めて、沈むというクリスマスで終わりだ。
職場から、クリスマスの配慮としてランチが出ていたけれど、おかずにフライドチキンとフライドポテトが入っていた時点でキャンセルし、ウィダー食と豆乳で済ませて仕事に戻った。
それが可哀想にみれるのかもしれないが、オイラとしてはこれで良いんだ。
……ま、たまにカレーとラーメンを食いたいと思うが、おそらく死ぬまで食べることはないだろう。
それは、可哀想と思ってくれていい。