ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

結局、矢田亜希子に始まり、矢田亜希子で終わるんだ。

すまぬ。いきなり訂正だ。
以前、「ここは北半球なので、時計回りに渦を巻いて流れていった…」という記述をしたが、アレ、反時計回りの間違いだ。向かって左に渦を巻くと言うことだ。だから、
「オイラの肛門から飛び出した水のような下痢は、ここは北半球なので反時計回りに渦を巻いて、波動砲のように便器に吸い込まれていった」が、正しい記述となる。いやいや、調べないで知ったかぶりをするとこういう間違いを犯すのだ。オイラは、ぱけちゃんメモに久しぶりに教訓を刻みつけた。ハイ。
さて、今日は健康診断の日だったのだ。所謂、定期健康診断という奴ですな。で、朝は何も食べず、何も飲まず我慢して月寒にある病院へ行ったわけだ。妻も一緒だ。政府管掌の任意継続の社会保険では本人の健康診断はおろか、妻の健康診断を行ってくれるというのはあり得ないのだけれど、オイラは過去の栄光を引きずった某企業の健康組合の任意継続社会保険に加入中のため、このようなオプションがあったのだ。ま、こういうところは大企業病というのも良いのかも知れないな…。
で、9時の朝一番に病院入りをする。
この手の健康診断ではおきまりだが、最初は尿検査だ。トイレに行ってゴルゴ13のように、慎重にねらいを定めて尿を紙コップへねらい撃ちする。…うむ、量が足りない感じがしたが仕方がない。でないものは、でないのだ。オイラは、横にある窓を開けてアドリアンアヌシュのように言い訳をしながらコップをおいた。
しばし待つ。そして呼ばれる。次は血液関係の検査だ。
血圧を測られる。…。看護師さん、首をひねる。
「普段から、血圧は低いですか?」 と、質問する看護師さん。
「そんなことないです」 と、オイラは答える。
もう一度計り直す看護師さん。…。
「102の60ですね」
どうやら、計り直しても結果は変わらないようであった。悪かったな、見かけが血圧高そうで。
そして、血液を抜く。彼女は慎重に血管の位置を探りながら、「ここだ!」と狙いを定めて針をぶっさした。…うむ、オイラも気になっているごく小さなイボ状の出っ張りを正確に突き刺した。なかなか、ゾッとした。そして、血液を3本分出るまで待つ。オイラは、採血する時は必ず針先を見つめ、
てめぇ、失敗したら痛い目に遭うぜ…
と、言いたげな表情をする。人によって手際の良さがかなり違って見ていて面白いのだ。噴き出す血の勢いなどで、自分の体調もわかるしね。で、そのように熱心に見つめていると、彼女の手にホクロが3〜4つある事に気づく。…何故かわからないが、とても愛おしい感じがした。そのまま、爪の形や長さ、指の長さや第二関節のしわの寄り具合を熱心に観察した。そんなことをするのは初めてのことだったが、なかなか興味深いものがあった。働く女性も一人の女の子なのだな、と感じた瞬間だった。で、検査は終わりだ。
そして、そのまま別室に連れられて身長と体重を量られる。
えーっと…、167.2cmですねー。
…エエエッ! オイラの公式データでは165cmと言うことになっているのだけれど。しかしそういえば、昨年は166cmジャストだったし、この年になって年々成長しているのか、もしくは就業時のストレスは常時2cm身長を圧縮するほどのものだったのかのどちらかだろう。2cm圧縮するストレスって、考えると怖いな…。
続いて目の検査。うむ、乱視が段々ひどくなっているようだ。今年は、途中で面倒くさくなって、初見でよく解らなかったら「わからない」とすぐに答えた。そうしたら、例年よりちょっと視力が悪く出た。聴力は全く問題ないらしい。
で、心電図だ。心電図を計る時には謎の通電物質を胸板に塗りたくり、吸盤を吸い付かせる。オイラは、看護師さんのローションプレイを心待ちにしたが、何も塗ってくれなかった。…ちくしょうめ。
特に何も言われず心電図が終わる。試しに、吸盤を取られる時に
ああんっ!
と、喘いでみようと思ったが警察を呼ばれるとやっかいなのでそのままにした。ちょっと乱暴に摘み取られたッス。そして、待合室に戻りしばし待つ。
その間、正面にある受付のお姉さんをしげしげと観察した。なんだか、妙に化粧が濃いような気がした。しかし、それ以上に気になったのは、事務室においてあったパソコンのデスクトップに、画面を覆い尽くさんばかりのショートカットが張られていたことだった。オイラは心の中で、ショートカットの意義について熱く議論した。あれじゃぁ、探すの大変でしょうに…。
さて、オイラの名前が呼ばれた。レントゲン室へ呼ばれる。まずは、肺のレントゲン写真だ。部屋にはいると何故か、ガウンを渡され着替えろと指示される。なんだか面倒くさかったが、オイラは昨日見た西部警察舘ひろしを思い浮かべながら着替えた。着替え終わった後、斜に構えてブランデーグラスを揺らす真似をしてみたが、レントゲン技師のお姉さんにはその意味が理解できないようであった。オイラは、市場に上がったマグロのように誘導され肺のレントゲン写真を「ぱちり」と取られる。
さて、本日のメインイベント、胃部レントゲンだ。可動式の台に立たされたオイラはまな板の上の鯉だ。じたばたしても仕方がない。おとなしく発泡剤を飲む。胃の中で爆弾が破裂するような感触を感じながら、バリウムを2口飲む。すると、台が後ろに倒れていく。かなり具合が悪くなったが、大人なので吐かないように我慢した。で、隣の部屋から指示される「あっちへ向け、こっちを向け」の声に合わせてリズミカルに体の向きを変えた。それは、悪代官が帯を引っ張りクルクル回される町娘の姿をオイラに連想させた。一度、台が元に戻る。そうするとスピーカーからとんねるずの懐かしい名曲「イッキ!」が流れてくる。それに合わせてレントゲン技師のお姉さんも手拍子だ。オイラは、
仕方ないなぁ…
と、照れ笑いをしながら残りのバリウムを全部のみ干す。うむ、なかなか体調が良いみたいだ。すんなり入っていくぜ。しかし、その飲みっぷりが気に入らなかったみたいで、タイムショックで正解が3問以下だった時のようにベットは回転しながら後ろに倒れていく。…うぅ、まだまだ甘かったか _| ̄|○
再び、隣の部屋から指示がとぶ。なんとなく、丁寧に小麦粉とパン粉をまぶされている豚肉になったような気持ちがした。オイラはそのまま油で揚げられそうな不吉な感じがしたが、そんなことはなかった。
すべての検査を終えると、ベットが元に戻る。オイラは流しで丁寧に口をゆすぎ、舘ひろしのように上目遣いで鏡をにらみながら、水をはき出した。正直、ガウンと別れるのは名残惜しかったが、元の服に着替えて再び待合室で待機する。
最後に形ばかりの問診があった。今のシステムはすごいな。レントゲンの写真や心電図の様子をパソコン画面に映しながら、丁寧に説明される。とりあえず、すぐ結果がわかる部分については問題がないらしい。まぁ、オイラは血液関係に爆弾を抱えているので、後日帰ってくる結果の方が問題だ。
帰りに、忘れられていた検便のキットと下剤をもらう。検便は後日郵送してくれとのことだ。郵便配達員、ご苦労である。で、受付の、ちょっと矢田亜希子を意識したような化粧をしたお姉さんに、お疲れ様でしたと言われ、病院を後にする。惜しいけど、別な路線を目指した方がいいですから。残念!
家に帰ってグッタリしながら、下剤を飲み、自然のお呼びがかかるまで2ちゃんねるでも見ながら時間を潰した。
自然のお呼びは思いの外早かった。バリウムが出てくるのなんて実に早いものだ。やはり重たいからなのだろう。オイラは慎重に固まらないように紙で拭き取って、流れていく様を見つめた。儚い感じがした。
午後のひとときは皿洗いをして過ごす。たまに、トイレに行ってバリウムを排出する。
夕方、スパゲティを作る。っていうか、それくらいしか作る気力ないし、作れないし。
夜、どうしてもウォシュレットをしたくなったオイラは、妻が止めるのを無視してヨドバシへ物色がてら車を走らす。で、とりあえずトイレに駆け込みバリウムを排出してウォシュレットを肛門に浴びさせる。バカにするかも知れないが、一度痔を患ったものにとってはとても大事なことなんだ。笑うが良いさ。
1階から3階まで、なめ回すように自分が欲しいもの、必要なものをじっくりと見定めた。時計は、普段利用する時計にデート機能が付いていないので、付いているものでちょっとヘビーディーティーなものが欲しかったが、どう考えてもウェンガーしか候補に残らない。デザイン的にも頑丈さでも、オイラの需要にぴったりだ。しかし、金額が3万円以上になるため、そんなもの買っていられない。ボツ。
シリーズを通して、必ずプレイし続けてきたエースコンバットの最新作5。なんとなく、今更茶の間でプレステをつけて遊ぶのもかったるいし、エアロダンシング4で我慢できる。従ってボツ。
パソコン用に高性能スピーカーを眺める。ONKYOのものが品質が良く、利用に耐えられそうだが、1万円くらいと金額が高く、パソコンの圧縮ファイルや弱いオンボードのサウンド機能にそんなスピーカーをつけるのは、元オーディオマニアとしては納得がいかない。第一、CDラジカセにつなげば重低音で意外によい音が出るじゃないか。よってボツ。
外つけHDD。拡張している40GBの外つけHDDの容量が少なくなりつつあり、パソコン本体のHDDの容量が20GBしかないため、いっぱいいっぱいになっている。ここらで120GBのものを増設できないかと思う。しかし、14000円も払うなら、ためておいて新しいパソコン用の資金にした方がよっぽどマシだ。従ってボツ。その他、色々眺めたが、要するに手持ちの予算では欲しいものは買えないし、何が欲しいのかも段々わからなくなってきた。おとなしく300円の駐車場代を払って店を出る。快便の環境を提供してくれたと思えば安いものだ。
帰りに、久々にキッズドラゴンへ行く。しばらく行っていなかったので新製品をみたいと思ったのだ。しかし、なじみの店員さんがいなくてちょいと気が引けた。しかも、このブラブラしている時に新しいエアガンもねぇだろう、と思い雑誌だけ買おうと思ったが、最新号はすでに売り切れていた。すごすごと帰る。
家に帰ると、ラストクリスマスをやっていた。なんだか見るのは面倒くさいのだけれど、矢田亜希子が画面に映ると見てしまう。少なくともオイラにとってはそれだけのパワーを持った瞳の持ち主なのである。困ったものだ。猫目、万歳。
そして、何だが無償にさえない気持ちを引きずったまま眠ることにする。どうやら、バリウムのせいで一気に気分が駄目になったみたいだ。