ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

白雪姫と7人のレイザーラモンHG

なまら

…ぬぅ、日曜日だけれど介護職のオイラには土曜も日曜も関係ない。
「ぱけちゃん、がんばゆぅ〜…」
と、お目々を擦りながらも起床して、適当に朝のニュースを見て爆笑しつつ、時間になったので車に乗り込み職場へレッツらゴーだ。
…寒いぞ。
でも、ホームにはいると暖かいぞ。元気良く挨拶をかまして入室。うがいと手洗いは忘れずにな。本当は今日はリーダー勤務なのだけれど、当然ここで働き始めて3日目のオイラにそんなものが務まる筈もない。管理者の後ろについて、しとしとと学習する。ホールや廊下、トイレなど共有部分を掃除して、ほぼミニ老人ホームと化しているグループホームの実態通りに利用者の居室を掃除して回り、洗濯物を取り込んでいるといつの間にかお昼御飯だ。
程よく塩分がカットされた高血圧食を、高血圧でもないオイラも一緒に食う。…味がもの足りねぇ。甘味料で甘さを誤魔化すように、塩分も誤魔化しがきかないものかな…。そんなことを、濃い味付けが大好きであるのが前提の利用者に変わって思った。
昼休み、休憩室でまだ減らしてはいるものの、完全にやめることが出来てないなタバコを吹かしていると、別のユニットの方も休みに来た。この方は、結構経験者なのだけれどまだ年齢も若い。最初はいつものオイラのように、爆笑問題太田光レイザーラモンHGインリンと話題で間を持たす。けれども、そのうち介護職の待遇について結構真剣に議論をする。この仕事は、継続していると当初持っていた理想から離れて現実に押しつぶされてしまうのだけれど、やはり共通する理念というか、ありたい姿というのはそれほど違いはないのだなと思う。
…いつか、役人どもや会社の役員どもの足下にビックマネー、叩き付けてやる。
午後も大忙しだ。先ほども触れた通り、ホームの仕事は利用者達と一緒にやって、という国が出した前提はすでに崩れはじめており、要介護度が高いにもかかわらず、特別養護老人ホームや療養型医療施設、はたまた老人健康保険施設の順番待ちではみ出した方々の受け入れ先となっているような小型老人ホームの性質が強くなっているため、職員がほとんどやらなければいけない状態だ。
よってとても忙しい。けれども、利用者が仕事を共有するという性質のため、国や自治体から下りてくる介護保険料はとても少ない。…つまり、安月給でとてつもなく忙しいと言うことになるのだ。
この辺りの問題点についてはそのうち「サルでもわかる介護保険制度の問題点」として、まとめることにしよう。…いつになるかわからんけどな。
夕方、仕事の終わり間際に利用者のご家族が訪問される。…ったく、日曜日だというのに訪問してくる家族なんてこの1組しかいねぇじゃねぇか。ま、オイラも人のことをいえるよな立派な人間ではないのだけれど、任せきりというのも困ったものだ。家族の顔が一番の治療薬なんだけれどな…。
で、申し送りをして夜勤の方に引き継ぐ。…なんだか、全然役に立ってねぇ、オイラ。と言うことで、時間外になったが残業代も請求することなく、コーヒーを一杯自分で入れて、職員の書類書きの部屋で小さくなってケアプランを熟読する。…なんだよ、全然プラン通りに出来てねぇじゃねぇか。と言うより、出来なくなっているんだよな、うん。なんと言っても、人手がたりねぇ。
ホームを後にする。なんだか、寂しい感じがするんだよな…。ゆるゆると車に乗って家へ帰り、途中往年のコリン・マクレーの様に華麗にドリフトをカマしながら到着。
バクバク晩ご飯を食う。濃い味付け、万歳。
そして、コタツに潜り込んでしばし睡眠。ネコはコタツで丸くなるものだ。
起きて、シャワーを浴びる。明日も仕事だから清潔が重要だ。で、つらつらとこの日記を書いて寝るのである。すっかり布団乾燥機であたためるのが嬉しい季節でる。