商いの話?
商いの話なんて、話題として出したことってあったろうか?
自分の性格能力が商売に向いていないのは十分に知っているのだけど、こんなオイラでも就職活動が最初の氷河期時代だったので、無理を承知で就職のために営業として活動したことが8年くらいある。
…ま、それで無理をして治らない鬱になったんだけどさ。
無理をするのはやめよう、というか、当時のオイラには人生経験があまりに不足していたので商いをする力がなさすぎたのだ、と今は思う。
そこで、守秘義務契約上具体的な話はしないのだが、そこはこの業界に長くいるので上手いこと核心に近づくことを避けながら書くことはできる。
「特別対応」というものは商いをする上で多少なりにも存在する。背景は様々だ。
仕入れすぎてだぶついちゃったので吐き出さないとやばいということもあるし、査定が近く目標を型式だけでもクリアするために、ちょっとお安く出して目標をクリアするために行ったりもする。
しかしそれは信頼関係における秘密が関わるものであり、すべての人に幅広く提供できるものではない。そんなことは当たり前である。
この「特別対応」をさも自分のマウント取りのために広くネット上で自慢をする輩というのが少なからずいる。
その逆、クレームを広く展開してそれを自分の楽しみ、話題集めに利用する輩もいる。
結果としてどうなるかというと、割りを食うのは普通の人々である。
無理を通すために、どこかから削る原資は、何も主張しない人からかき集めることになる。
だから、最近なんだか値上がりしたなとか、量がへったな、とか思った人は、誰からわがまま放題無理を通して、信頼関係に関係のない恩恵を引き出しためであるかもしれない。
実際のところ、そういう値上げや量が減る背景というのは何が原因であるか全くわからないし、しることもないであろう信頼関係のある商いなどしていないからわかることもないのだけど、
どこかでそのようなお得自慢の書き込みを見た際に、それがその人の人徳をすなわち表すものではないということを我々は頭の片隅において置かなければいけない。
というようなことを考える日々が最近続いている。
ニッパチとか言って、8月なんて商いが活発になる時期じゃないはずなんだけど、最近はそういう波を無理やり起こすのがやり方らしい。
賛同できないけどね。浮き沈みがあっての商い。人の暮らし。世の常。世界。