ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

恋人への手紙を鼻の穴に詰める日々

悲しきカマクラ2

ねる前に、パソコンからオイラのFOMAへメールの送信実験をしていたんだ。…む、確かに送信されているはずなのにいつまでたっても着信しないぞ。なんだかわからんな…。
そんな出来事があった、オイラはそのことは脇に置きさり、今日こそはきちんと寝ようと思い、12時に布団に潜った。きちんと眠剤も飲んだ。安定剤は在庫が少ないから飲まなかった。パキシルは飲んだ。完璧なはずだ。そして、ニュースが流れるなか、気持ちをなるべく睡眠に集めないようにして、軽い気持ちでマッタリと横になっていた。そして、いつの間にか寝られたようだった。

!?

…なんだ、このけたたましい音は! む、メールだ。なになに、送信人は…
…ぱけを...orz
そうやら、2時間以上も前にテストで送信したメールが今頃着弾したらしい。おいおい、DOCOMOさんよ。おまいさんのメールサーバーはどんな教育をしているんじゃ。オイラは、かなりむかっ腹を立てて、それでもやっと覆ってきた眠気が散らないように、静かにプリプリしながら再び寝た。布団の中で考えた。おかしい、あの時送信テストをしたのは2通なのに…。そして、オイラは再び眠りについたようだ。

!?

…空襲警報発令!空襲警報発令! メールによる爆撃を確認。各員第2波に備えよ!
うわー、駄目だよー! よける暇もなかったよー! 救護班!こっち! 足がとれている! 出血がひどい! 早く!
おいっ! こっちもだ。ひどい、破片で頭がやられている! 意識がない! 早く来るんだ!
…修羅場である。
ここでオイラのわずかな睡眠は完全に消し飛んだ。午前2時半の出来事である。やっと掴んだ睡眠。それは、DOCOMOのバカサーバーの陰謀によって、儚くも散ったのであった…。こうなると、もう眠れねぇ。眠気もねぇ。オイラはテレビをつけ、新日本プロレス鈴木みのる佐々木健介の試合を見た。新日本の試合としては、なかなか面白かった。アレは、鈴木みのるの役者勝ちだな…。
終わると同時に、猛烈な空腹がオイラを襲う。なけなしの金をかき集め、どうしても食べたいモスバーガーへ車を走らせた。外は、湿り気をたっぷりふくんだ雪が降っており、体の芯からぐしょぐしょになったようなイヤな冷たさだった。まとわりつくような寒さ。オイラの一番嫌いな種類の寒さである。そして、注意深く冬走行をしながらモスバーガーへ行き、プレーンドックとチーズバーガーとモスチキンをテイクアウトして帰ってきた。
…気分は最後の晩餐である。これで明日からは、まともなものは食べれれないからね。妻が大量に買い込んだスパゲティーがあるから、毎日それを食べなさいね。オイラは、どこからともなく聞こえてくる天の声に諭されて、大人しく首を縦に振った。要するに、オイラはイタリア人に成れと言うことなのだろう。よーし、明日から朝の挨拶はボン・ジョルノ! おっと、胸毛も生やさないとな。後は、外でかわいい女の子を見たら、のべつ構わず声をかけまくらないとな…。
…結構楽しいかも、イタリア人。
さて、起きてしまったことにより今日という時間はたっぷり以上に残っているぞ。オイラはゲンナリしながら、プレステのスイッチを入れてウイニングイレブン7インターナショナルとみんなのゴルフ4で遊び始めた。しかし、時間がある時ほど、調子が悪いというのはよくある話で、ボッコボコだ。それでも我慢してテレビと向き合っていたが、なんだか無性に悲しく涙が出そうになってしたので、ワイパックスを飲んで静かにタバコを吹かした。…だめな一日だなぁ。そう真剣に思った。
そして、吹雪模様の中、大沢親分の「喝!」の声がいつ出るか、簡単に予想できるじゃん、などと思いつつ、ネットを見ていた。そして、紺野まひるの公式サイトを見ているうちに、吐き気が襲ってきた。もちろん、彼女に対してではない。オイラ、まひるタン大好きだ。多分、あまりに寝ていないので気持ちが悪くなったと思われる。そして、オイラは多少の水分を取り、やはりきちんと寝ておこうと思って布団に潜った。
…まぁ、簡単には眠れないか。気を紛らわすためにつけておいたテレビが、オイラの睡眠をあざ笑うかのように淡々とアナウンスを続けていく。しかし、さすがに肉体的な疲労がピークに来たのだろう。オイラは、ウトウトとしていたようだ。まぁ、全然眠れなくて吐き気を抱えるよりマシだ。
しかし、その時メールの爆撃有り…orz
オイラの頭の中では、同じように戦闘員達が慌てふためいていた。
…右舷に魚着弾! ダメコン急げ! …船長! 第2波、トマホーク型ミサイル9時の方向から接近しています! …砲員! 弾幕張れ! 第2波の着弾は避けるんだ! 弾幕薄いよ! なにやってんの!
…そんな感じだ。そして、グッタリとしながらメールを見る。うむ、母だ。用件は、
「キクヤでギターフェスティバルというのをやっているよ。知ってた? でも、お金無いか (^^ゞ」
…。
オイラは努めて冷静に返信をした。「うん」と一言だけ。
ウトウトから解き放たれてしまったオイラは、トイレに行く。そして、コタツに潜って関口宏の腹黒さについて、画面を見ながら冷静に分析した。ノートパソコンを開くと、先ほど乱暴に電源も切らずに閉じたままで。紺野まひる嬢が優しく微笑んでいた…。
まひるさん…。その凛とした目で僕を叱ってください。そして、優しく抱きしめてください…。
やがてオイラは泣き疲れて、コタツの中で眠ってしまった。ようやく、12時間にわたる眠れない戦いにピリオドが打たれた瞬間でもあった。おやすみ、ベイベー。こんな昼間なのに…。
…夢を見た。都会にあるどこかの会社だ。まぁ、どこかの会社といえども出てくる会社はいつもオイラが昔努めていた会社と言うことになっている。理由は不明だが、用事があってそこへ行く。オイラがもっともあいたくない連中としっかり顔を合わせる。激鬱だ。そして、かつての友人と会議室のような場所で話し込む。回りには、楽しそうに談笑しているかつての同僚達がいる。そして、オイラと友人は病気について話をしている。回復方向へ向かっていると思っていた友人は、オイラの病気のまずさを聞いて心配する。そして、オイラは冷静に友人に話す。
「このままの状態が続くと、薬などのダメージで多臓器不全を起こして長生きできねぇ。」
「マジかよ…」
そこで目が覚めた。オイラはコタツの中で、チリチリに焼かれていた。もう絞っても一滴の水も出ないぜ。そして、夢のことを思い返し、ものすごくひどい精神状態に陥る。…むぅ、多分仕事に就こうと焦っているからだろうな。それはとても良くないことだ。しかし、生きるためにやらないといけないこともあるし。…仕方ない、一杯短時間で考えよう。そして、時間を見ると4時になっていた。で、パソコンで久しぶりに情報を集める。このところ、情報集めに気力もなかったものな…。
6時になり、バンキシャを見ながらのんきに過ごす。そのまま鉄腕ダッシュも見てしまいそうな勢いだったが、ラーメンが画面に映ったので、さすがに何か食っておかないとヤバイだろう、と思いはんだやに行くことにする。いいんだ、味なんて二の次だ。詰め込むだけの飯が食えればいいのだ。そして、外出。

…む、またしても俺に内緒で勝手にカマクラを作りやがったな。

それはひどい有様だった。そして何処を見渡してもカマクラだらけだ。しかも、路面が雪だらけ。びっしょりとした本州風味の雪だ。オイラは、いきなり家に帰ろうかと思ったが、家に閉じこもってばかりいると腐ってしまいそうだったので、ゲンナリしながらも車に積もった雪を下ろし始めた。
うむ、めちゃくちゃ重たいな。この手の雪は雪祭りの会場だけに降ってくれ。オイラは真面目にそう思った。そして、雪下ろしブラシでも全く雪が動かないほど重たく固まっているので、
一つ、人の世、生き血をすすり…
と、呟き雪下ろしブラシを振り抜く。雪がばぁっ!と、飛び散る。
二つ、不埒な悪行三昧…
と、語り雪下ろしブラシを振り抜く。固まった雪が動いて少し落ちる。
三つ、醜い浮き世の鬼を、退治てくれよう、ン桃太郎。
と、絶叫して、雪下ろしブラシをめちゃくちゃに振り回した。多少、世間の好奇の視線が気になったが、そんなことを気にしていたらオイラにまで雪が積もってしまう。何とか、車に積もった雪を排除した。で、車に乗る。
おろした雪が、車の前方に固まっていて前に進むか心配だったが、この車はFRのスカイラインではないのだ。e-4WDを搭載したマーチだぞ。オイラは、2時間ドラマで怯えるイヤな上司の表情を思い浮かべながら、ひき殺すように車を発進させた。なんて事無いのだ。簡単に車は脱出し、路上へ出る。さて、ここからは路上のルールに従わなくてはならない。
路面は、ボコボコになっていた。一般的にはソロバン状圧雪と言われて、ボコボコと車が弾み、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、あらぬ方向へ急に飛んでいこうとする。しかし、この状態にはすっかり慣れっこのオイラだ。冷静にステアリングを捌き、キープレフトで走行する。…それにしても、良く跳ねるなぁ。
オイラは、トランポリンとか、回転ベッドとか(乗ったこと無いけれど)その手の弾むものが大好きである。しかし、ここは天下の公道だ。落ち着いて運転しなくては。
ボコン、ボコン、ビョンビョン、ガタン、ビョン!
…うぅぅ、尻がうずき始める。ヤバイヤバイ。
ボコン、ボコン、ビョンビョン、ガタン、ビョンビョン、ズリズリ、ボコンボコン…

イヤァホォ〜ウ!!

オイラは子供になって、わざと車を跳ねさせて夢中になって遊んでいた。まぁ、警察が後ろについたので、慌てて止める。やはり、大人にならないとな。
はんだや到着。飯をたっぷり食う。とりあえず胃は一杯になった。後は、素敵な眠りが訪れれば文句はない。そして、帰りの道を来た時と同じように、叫びながら楽しく帰った。車が傷んでなければよいのだけれど…。
さて、家に帰ればもう今日はする事がない。我が家に到着すると、雪下ろしでにぎわっていたので、近所のダイちゃん(雑種 雄 4歳)もなんだかはしゃいで
うぉ〜う!なんだか知らんけれど、楽しそう! オレも構ってクレー!
と、子犬のような声を上げていたけれど、外はびしょびしょだし、なんだか気が滅入りそうだったので無視して家に帰った。いや、ダイちゃん、気持ちは痛いほどわかるんだよ。なんだか寂しいよな。けれども、あなたよそのうちの犬じゃない…。
テレビを見る気にもならないので、久しぶりに2ちゃんねるを開き、「性格の悪い芸能人」のスレッドを見て、いらぬ知識をたっぷりためる。まぁ、大体オイラがテレビで見て感じた印象と世間の噂は一致しているな。
そして、今日こそは! と、思いちょっと早いけれど寝ることにする。
眠れなければ、明日の日記が長くなるだけだ…。