ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

田村は金、谷なら啓

おかしいなぁ。昨晩は強めの酒を飲んで眠剤と安定剤を多めに取ったのに、5時に目が覚めたじゃないか。熟睡したことにはしたのだけれど。さて、こんな時間に目が覚めてもハッキリってする事がない。妻がまだ寝ているので、ごそごそと音が出るようなことも出来ないし。と言うわけで、朝っぱらからウィニングイレブン7インターナショナルをプレイする。む〜、もう負けるのには慣れたよ。そうでオイラの人生負け犬の様さ…。
すんごく気分が沈んだところで、飯を食う。幸いなことに今日もパンが転がっていたので、のどが渇かないようにそれを1枚だけ食べて、電子ジャーの中に残っていた米に塩をかけて食う。…なんだかますますハムスターのような生活だな。ハッ!もしかして、先日ハムスターに噛まれたからネズミ男化が始まっているのではないだろうか? なんだかイヤだなぁ、しっぽとか生えてきたら洗うのが面倒くさいし、医者に言ってもいちいち説明するのが長くなるじゃないか。その点ぴょん吉は全国的に放映されたので細かい事情を説明しなくてうらやましいよ。
時は流れて、いきなり10時だ。今日は晴れいるので散歩に出る。で、いつものスガイディノス方面への散歩は飽きたので、今日は南郷18丁目 生協ルーシー店方面へ行くことにする。しかし、方向が違ったからと言って特別珍しいことはない。途中の川に住み着いている合鴨達に向かって「アフラック!」と連呼して、からかうくらいだ。あ、ちなみに合鴨の世界でも亜希子先生は大人気で、綺麗で似たような女の人が来ると後を付いてきてしつこいのだよね。
で、そのようなどうでも良い事をしながら、生協ルーシー店にたどり着く。到着するなり我々夫婦は、付属の文教堂へなだれこみ休憩をかねて立ち読みを始める。全く良い迷惑だろう。そこで、アームズマガジンというエアガン関係の雑誌を買う。しばらく買っていなかったから、俺の熱い軍隊魂に火がついたのだ。これには兵隊ヤクザで有名な、勝新太郎もたじろぐことだろう。もう、この世にいないけれど。後は、店頭に在庫の山となっていた電子ブロックをしげしげと眺める。そうなんだよ、最近復刻版が出たのだよ。電子ブロックと言えば、小学生だった頃オイラのハートを熱くした電子回路を簡単に組んで実験できるおもちゃのようなものだ。ブロックを並べるとラジオとしてつかえたり、モールス信号を発信できたりする。そうなのだ、およそ実用性とはかけ離れているが、勉強になるのだ。しかし、セットの内容によって価格は様々だが、当時でも1万位したので貧乏な子のぱけちゃんはゲットすることが出来なかったのさ。まぁ、良いのだけれど。で、先日からエレキのギターやベース、果てにはアンプを修理する時に電気工学の知識がないと辛いなぁと感じていたので、その電子ブロックにロックオンしてしまったのだ。復刻版、9800円…。当然金など無い。オイラはすごすごとその場を去った。その場を去った我々夫婦は2階にある100円ショップに突入する。うむ、電子ブロックと違って敷居が低いぜ。オイラはそこで先日彫った「印」を格納するための木箱を購入。上の段には朱肉を格納できるぜ。そう思って買った。(実際には、朱肉は全然入らなかった…)
その他も、想像力をたくましくして色々な品々を眺め回したがこれと言ってオイラには需要がなかった。だから、帰ることにした。十分休養もとれたしな。
帰り、別のルートを通る。ルーシー近くの東北通りにはゴールデン・レトリバーの専門店があり、いつも看板犬として2〜3匹が通りがかりの人に愛嬌を振りまいている。着いてみると…、いたいた。子犬でもないが大人でもない、思春期頃の短足で微妙な大きさのゴールデンが4匹もいる。そいつらが、全部我々夫婦を熱い眼差しで見ている。う、怖いぞ。何だ、この期待に満ちあふれた目は? 明らかに契約が決まっていて契約書をもらいに行くだけの時の上司より期待に満ちた目をしているぞ。俺らはゆっくりと檻のまえへ近づく。で、4匹の一斉攻撃を受ける。飛びついてくるは、指は絶えず2匹くらいに舐められるわ、ひどい時にはお乳を吸うように指をくわえて甘噛みしてすいつくわ、それを4匹が我を争うように飛びついてくるので、こっちが疲れる。我々が一歩後ろに下がるまで、その祭りは続いた。祭り終わってげっそりとした。店の中ではすっかり大人のゴールデンがのんびりしており、目が「いやいや、大変なのに掴まったねぇ」と、したり顔でまったりとこちらを見ていた。うむ、確かに奴らの方が大人だ。でも、かわいらしいぞ。
行きはよいよい、帰りはこわい。
いつも思うのだけれど、散歩の往路はそれなりに楽しめる部分もあるのだけれど、復路に関してはもう楽しめる余地がない。無言で黙々と歩き、家に帰るだけだ。これが散歩の最大の欠点である。
家に着くなり、ダンベルを持っていつものように阿波踊りを始める。次回はイカ踊りにしてみようかな。
昼ご飯。何を食べたか覚えていない。
お昼を過ぎると、部屋の掃除を始める。そうだ、これといってすることがないからだ。黙々と不要なものを見つけて、ゴミ箱へ投げ入れ、空いた場所に必要だけれど余り使わないものを詰め込む。うむ、正直ドラえも〜ん、助けてよ〜! と言う感じだ。なんだか砂漠に水をまくような行為に思われたので、適当にやめた。でも、まえよりは片づいた。さて、この調子で死体も片づけないとな。「掃除屋」ぱけちゃんの名が廃る。コツとしてはやはり開発の手の入らない山奥なんだ。深い穴を掘って死体を埋める。土をかぶせた時点で別の動物の死体をその上に置く。土をかぶせ、自然な感じで落ち葉をまぶす。これで犬と捜査員の目をごまかすことが出来る。あ、2ちゃんねるの情報な。
皿を洗い終わる頃には5時を回っていた。それから風呂に入る。面倒だが、毎日シャワーを浴びる。鬱対策だ。まったく、面倒な病気だぜ。
食事が始まるまえに、巣の掃除をしながらハムスター達と戯れる。白いヤツは俺を噛もうをねらっているので注意が必要だ。またネズミ男にされたらたまらないからな。
晩ご飯を食べる。それからギターの練習をする。む、曲ではなく10年ぶりくらいに基礎練習というものをやっているが、つまらんな。ならいたての頃に基礎練習の嵐は逆効果だよ。楽器そのものに愛情がもてなくなるものな。まぁ、プロになるなら話は別だけれど。オイラはBOφWYのベーシストのように、左手の運指を確認し、アピールどころではちょっと正面を向きながら黙々と練習を続けた。
一段落付いたところで、エレガントな友人を思い出す。そうだ、彼には網走監獄からの招待状…ではなくて、土産があったのだ。届けに行かなくては。決して、早く寝るのがイヤで脱出するわけではない。断言しよう。
エレガントな友人は快くオイラを迎えてくれる。しばし、エレガントな友人が新しく導入したパソコンの話などをする。で、そのうちにBOφWYのラストギクのDVDを見始める。オイラは初めて彼らのライブを見るのだけれど良かったなぁ。布袋なんてまだ若くてツルンとしているし、ギタープレイはツボを押さえた印象的なリフを弾いている。地味だけれど的確なベース。芯のあるドラム。華のあるボーカル。むぅ、すべてがかみ合った伝説のバントというのはこういう奴らを言うのだな。正直、見習って欲しいバンドが3月の雪捨て場の山ほどいる。で、土産も渡したし、気分転換も出来たし満足して家に帰る。
家は妻がとっくに寝ているので、眠剤を飲み、効くまでの30分くらいアームズマガジンに目を通す。そして、軽い眠気とともにカーリングの石のようになめらかに布団に滑り込んだ。脇ではハムスターのウタが頑張ってほうきで地面を掃いていてくれた。感謝。