ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

お年寄りとのささやかでほのぼのとした会話にやられる

公式安全ポスター

台風7号が近づいてきているらしい。当然のように朝のニュースワイドでは、いつものように意味不明に海岸線に立ったビニール傘の新人アナか、新人記者が悲壮感をタップリ漂わせながらレポートしていた。
ま、触れるまでもないが北海道人にとって台風などは文字通り「どこ吹く風」である。どうせやってきたって、気の抜けた台風しか来ないんだ。…たいていの場合はね。
そんな日本の太平洋岸の喧噪とは裏腹に穏やかな朝を迎える北海道。やはり北海道はいいな。
で、弁当を自作して学校へ行く。もちろん食生活に重大な関心を払うことのないオイラは、冷凍食品の詰め合わせで済ませる。あ、必須アミノ酸を取ることの出来る鶏のタマゴだけは焼いて入れておいた。自作したのはそれだけだな。…当然産んでくれたのは鶏だけど。
学校に到着。…なんとなく人の集まりが悪いような気がした。もしかしたら自殺の名所として有名な札幌市営地下鉄でまたもや人身事故でも発生したかと思った。けれどもそんなことはないようだった。謎である。
さて、今日から2日間は座学である。授業の内容は「精神保健」である。…むぅ、なんだかオイラにはとっても身近な問題のような気がする。先生登場。ちょっとカマキリフレーバーが入っているかも知れない。だから授業中は、お腹から針金ムシが飛び出してこないかヒヤヒヤものだった。全国のカマキリフレーバーの入っている方は気をつけような。
どうやらこの先生、かつて病院にいて臨床心理学を専門にする人らしく、開業してカウンセリングするのが本業らしい。ま、話術に関しては押しつけがましいところもなく、適度なF分の1ゆらぎを実践していたのだろうか、オイラは全く眠くなることはなく面白く勉強させてもらった。…てか、心理学とか社会学とか、その手の学問が好きなんだろうな。で、滞りなく午前の授業が終了。
手製の適当弁当をマッハのスピードで音速の壁を作りながら速やかに済ませる。で、狸小路へ行ってスロットの1000円アタックをしようと入店する。データを確認してよさげな設定の台に座る。すると隣のお婆さんがしきりに話しかけてくる。…むぅ、社会とのコミュニケーションに飢えているのかな?
で、オイラもお年寄りを邪険に出来ない理由があるので丁寧に対応する。わかる人にしかわからないが、オイラがいつも1000円アタックするのは北電子の「ジャクラー」という台である。言ってもわからないと思うが、純Aタイプマシンと言って、ストック機能が搭載されて居らず、レバーをONするたびに設定に応じた抽選を内部で行い、ボーナスフラグが立った瞬間に放出できる仕組みである。で、そのゲームでボーナス絵柄をそろえることが出来なかったら、
「GOGO!」
という青いランプがついて、後告知でボーナスフラグを知らせるのである。特に目押しをしなくても毎ゲームの抽選に当選すればボーナスであり、リプレイ外しなどのちょっと練習しなければいけないような技術が無くても、ほぼ技術がある人と同じような枚数を獲得できるので、「爺婆専用マシン」と揶揄されることもある。…まぁ、シャア専用ザクとか、シャア専用ズゴックとか、シャア専用ゲルググみたいなものだ。蛇足であるが、ジオングシャア専用ではない。プロトタイプを適当に回されたのだ。偉い人にはそれがわからんのです
話を戻すが、そのババァ…いや、素敵なおばあさまは極端に通称「BAR」と呼ばれるコイン獲得枚数の少ないレギュラーボーナスを嫌っていた。話を聞いてみると、レギュラーボーナスを放出している台を避けて台を選んだら1万円くらい当たりを引くのにかかっちゃった、とにこやかに行っていたので、
「…これはやばい。」
と思い、ボーナスの確率表を取り出してレクチャーした。このジャグラーという台は、レギュラーとビッグボーナスが同じくらいの割合で発生する方が一般的には高設定なのである。だから、実際の確率表を見せ丁寧に説明したのだが、
「ん〜、わからんわ (^^」
とのたまわれたので、おとなしく引き下がった。それがおばあさまの価値観であり、それで楽しいと思っているのなら、わざわざ否定することはないのだ。
で、オイラはと言うと1000円アタックで光らなかったので引き上げたかったのだけれど、なんだか
「ばばぁ、ウザイ」
と思って退席したと思われるのも気持ちが良くないので、もう千円入れた。…変な気をつかったために2000円も損したぜ。ま、そういう日もあるな。てか、その前に昼休みにパチスロやるなよ、と自分に言いたい。
午後の授業開始。
真面目に真剣に話を聞く。だが、「老人と性」についての話になると、俄然おばちゃん達が色めきだつ。…何というか、いくつになってもこういう話題好きなのだな。ま、それは良いんだ。問題なのは、普段寝ていてろくに授業を聞いていないと思われる後ろのオヤジが生き生きと笑っていたので、なんとなくむかついた。なんかもっと真剣に聞くべきところがあるだろう、と言う感じだ。ちなみに、その人の隣の席のおばちゃんからの情報によると、ノートにでっかく

欲求不満



と、メモっていたらしい。…確かにそのようなワードが発生したことは覚えているが、何故彼の中でそれほどの重要性を占めるのか、オイラには全く理解できなかったしするつもりもなかった。蛇足であるが、そのオヤジが一番嬉しそうに笑っていたのは、
「汗をかきながら仕事をすると、Tシャツどころかブラまで透けることがあるので気をつけてね」
と先生が言った場面だ。…ツボる場所か?
次の休み時間にタバコを吸うためにエレベータに乗ったところ、彼も居合わせて何か誰に話しかけているかもわからないような会話を一人でしゃべっていたが、オイラは華麗にスルーしておいた。こういう輩は経験から超危険人物なのだ。うっかり親身なそぶりを見せると死ぬまで取り憑かれるからな。スルーが大事だ。
で、エッチなテーマでクラスが湧いた後、今度のセクションは「生き甲斐」についてであった。…ヘビーすぎる。と言うか、授業の構成をもうちょっと考えろや。ま、興味深い授業だったからいいんだけどさ。
すべての授業が終了した瞬間をねらって、雨が降り出してきた。…なかなか神もやることが粋じゃねぇか。おとなしく寄り道をせずに家へ帰る。
家について、懸賞生活をがっつりとして晩ご飯を食いに行く。久しぶりにペットショップで猫まっしぐらになる。100円ショップとは言い難くなってきた創価学会で有名なダイソーへ行く。で、家に帰ってグロッキーでピヨピヨよ。