ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

べ、ベジータのヤツ…

この2日ばかり、例のごとく月に何度かある激鬱デーのためほとんど何も出来なかったが、寝ることくらいはしていたぞ。寝る子は育つと言うけれど、大人になって育つとは太ると言うことと同義なのだな。いやいや、駄目だ。
今日は起きるなりもっさりとした湿気がオイラを襲い、すでに半分以上のメンタルポイントとバイタリティポイントを奪われる。もうね、起きることは起きるのだけれど自分でもどうしようもない眠気とだるさがまとわりついているのね。たとえるなら、ご飯を食べているのだけれど何故が半分寝ている赤ちゃんのような…。
で、ちょうど暑くて仕方がなかったので
「床で寝かせてください…」
と、蚊の泣くような声で勝手に宣言して寝てしまった。ちょうど掃除をしようとしていたかみさんの大変な邪魔になっていたらしく、起きてみるとひどくご立腹だった。ちょうどハマコーが自分の主張を熱く論じているかのように、まさにとりつくしまもございません、といった感じだ。そこで半分眠いのと、まとわりつく鬱に考えるのがイヤになり再び床で眠りに落ちる。こんな時ばかりは、コンクリートに突っ伏して寝ている犬の気持ちがよく解る…。
結局、活動できるくらいまで覚醒したのが3時を過ぎたくらいだったと思う。元気になって目が覚めたと言うよりは悪夢と暑さに急かされて起きてしまったという方が正しいのだろう。この寝苦しさで再び寝るのは無理だった。で、とりあえず目覚めのワイパックスを服用して、30分後の回復を祈りつつ、ネットを巡回。
…あぁ、今度はワイパックスの効果で眠気が襲ってくる。なんというか駄目堕さん家の駄目夫君と言う様子である。しかし、ここで再び眠ると再起不能になりそうだったので、隣の家から聞こえてくる推定ミニチュア・ダックスフントの甘えた鳴き声と宇宙刑事シャイダーのアニーの無意味なパンチラに励まされて、何とかこの世にとどまった。そして、やおら覚醒を保つためにベースをはなわのように弾きまくる。しかし、ベースの代わりに間違ってギターを掴んでしまったオイラは間違いなく嘉門達夫だ。そんな午後の蒸し暑い昼下がりを過ごした。
夕方、安田講堂でたむろしている全共闘のようにモソモソと動き始め、ウィニングイレブン7をプレイし始める。すでに、負けが込んでいて後1試合負けたらチームに払う給料はない。そんな背水の陣のような状況だった。メンバーが泣いた(by田口トモロヲ
その時、他のチームから2人ばかり移籍のオファーが来た。移籍が成立すると相手チームから自分のチームに移籍金が入る。む、今まで苦楽を共にして闘ってきた仲間をそう簡単に手放さないぞ。いつか、みんなの力で優勝へとこぎ着けるんだ! そんな、堅い誓いの言葉と裏腹に、バックミュージックにはドナドナが流れていた。
チームの1シーズン分の給料を払うだけの金を手にしたオイラはルンルンとその金を利用して強い選手を獲得しようと動き始める。悪銭身につかずとはこのことだ。で、能力の割に賃金の異常に安い日本の選手を2人ばかり入れることにした。ふふふ、追い出した連中より能力が高いぜ。本当に日本人は勤勉だなぁ、と自分のことは棚に上げてこの楽しい買い物を満喫した。結果は何れついてくるだろう。夜、かみさんが腰痛でリタイアしたので買い物に出かける。オイラは飯を作るのだ。まぁ、さんざん文句を言われたからなんだけど…
スーパーは涼しい。オイラは映画ゾンビの中で、スーパーを占拠して悠々自適な暮らしをする4人のことを思ってうらやましく思った。うん、何でもそろっているぜ。まず、入場すると果物がオイラを迎えてくれる。ふと目にした桃。うちのかみさんは桃が大好きだ。そこで、良さそうな品があるか物色する。
[電柱]ヽ( |||)おえ〜〜〜〜〜
そうだ、オイラは桃が大嫌い。幼少期に不二家ネクターを飲んで以来全く桃が受け付けなくなった。当然臭いも駄目だ。しかし、かみさんに桃を買ってやりたい。しばし、葛藤したオイラはついにトウキビの皮をもいで捨てることの出来る箱にゲロゲロゲロ〜。だめだ、無理をしてはいけない…
そして、野菜炒めに利用する食材を探す。まずはハムスターにも大好評のキャベツだ。多分、どの家庭よりも我が家はキャベツの消費量が多い。そのうちの3分の2はハムスターたちの腹を通り、糞として排出されるわけだ。そのキャベツは88円で売っていたが妙にでかい。旬の時期に入ったのだろうか? オイラはそのでかいキャベツの一つ一つにキャベツ人形が入っていたらどうしようと恐怖しながら、丁寧にまともなものを選んでかごに入れる。キャベツの選択は慎重だ。キャベツ人形を回避したとしても青虫地獄というのもあるからな。
で、今度は豚肉だ。ちなみに野菜売り場からは結構遠い。途中、日配品のコーナーで納豆を注文されていたことを思い出す。そうそう、納豆を買っていかないとかみさんが不機嫌になるんだよ。オイラは注意深く、挽き割りおかめ納豆を選んでかごに入れる。どうやら付属の納豆のタレがかみさんのお気に入りらしい。しかし、オイラは納豆を食う時はからしたっぷり、醤油だっぷり、しかもほとんど混ぜないという、なるべく納豆の特徴が出ない形でないと食べられない。まぁ、結婚してから無理して食べていたが正直、10年分くらいの納豆を食ったのか、現在は全く体が受け付けない。そういう時もあるものだ。また、十年後に合いましょう。納豆君…。そして、歩き始める。肉のコーナーは相変わらず遠い。途中、すしとか弁当のコーナーがある。おぉ、手軽に食える弁当は大好きだ。オイラはじっくりと眺め、お腹を大きな音で鳴らし、食べてない子のようによだれを流しなたら店員に引っぺがされた。まぁ、そこで我に返って再び肉のコーナーへ歩く。そして、肉だ!
最初は必ず牛肉が並んでいる。むぅ、オイラはそんなに牛肉は好きじゃないのだ。どちらかというと豚が好きである。だから、名古屋に行くまでろくに牛肉なんて食ったことなかったもんな。今でも正直焼き肉よりはショウガ焼きでご飯たっぷりと食う方がオイラには喜ばしいことである。あぁ、質素なりかな、ぱけをさん。で、野菜炒めように、脂身の多めな安い豚肉を選択してかごに放る。192円だ。グラムは忘れたがまぁ安い。そして、桃を断念したオイラはおみやげにアポロチョコをかごに入れた。アポロチョコ…。言わずもがなのアポロ11号モデリングしたワールドワイドな香りのするチョコレートである。決して、バドミントンのシャトルではない。もう、バトミントンなんて連想すると新沼謙治が黙ってないぞ。そんなことになったら三日三晩、二百三高地の話をしてしまうのでかみさんが困るのだ。だから、俺にバトミントンの話はするな。絶対だ!
時は、夕方と言うこともあり店内は混雑している。最後のレジの通過がまた悩みどころなのだ。列の長さ、かごに入っている商品の量、並んでいる人の年代層、男女の別、もめそうな人柄かそうでないか? これを巧みに分析して、最も早くレジを通過できる場所を見極めるのだ。ただ単に列の長さが短いからと言って並ぶと痛い目にあう。まぁ、そんなことをいっても綺麗なお姉さんがレジうちをしていれば話は別だ。あらゆる条件は脇に追いやられ、綺麗なお姉さんが優先される。今日はそんなに綺麗なお姉さんが居なかったので、上記の公式を分析して並んだ。ふふ、今日もレジの通過が早いぜ。
家に帰り早速、野菜炒めを作りかみさんに提供する。まぁ、味のことは言いっこ無しだ。オイラは塩味がついていれば基本的に何でも食う。逆に酢の味が付いているものは一切口にしない。正直愛知県の半田市民には悪いと思うが、酢は大嫌いだ。あの臭いだけですでにオイラは写真部には近寄れない体なのだ。そう、まるでアルカリイオン人間だ。
飯を食うと人の体は熱くなる。あぁ、オイラの体は再び熱がこもってきたようだ。正直、暑さが体内にこもって吐き気がするなんて、初めて名古屋に行って真夏の36度の炎天下の中、イベント用のセットの解体、搬出のバイトをした時以来ではないだろうか? あの時は、本当にきつかった。慣れない仕事はするもんじゃないね。すべてが終わったのが夜の10時で、それでも気温が32度くらいあったんだ。もうふらふらで、そのバイトで初めてあった同じチームのヤツと、夜の繁華街のガードレールに座りながら飲んだポカリスウェットが凄く旨かったなぁ。多分、三日三晩磔にされて、やっと解放された後に打つ覚醒剤と同じなんだろう…
そんなよろしくないことを考え、しばらくギターをうつろな顔で弾き続ける。なんだか、駄目な子になった瞬間だった。そして、10過ぎくらいに一大決心をして風呂にはいることにした。鬱の時は風呂に入れないので夏は大変なのだけれど、まぁ入る気になったと言うことは、ちょいとばかり回復してきたのかな?
今日はそんな感じでした。(面倒なので今日は誤字脱字を直しません)