ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

マルちゃん、「金のタヌキ」はソーセージといなり寿司入り

生活音がうるさいの…。
…衝撃的な言葉だった。オイラは妻に言われたこの言葉に大きな動揺を見せながら、負けてしまった甲子園球児の様に黙ってうつむいて土を袋に詰めるがごとく、布団を抱えて隣の部屋へと移ろうとした。それはまるで、
「絶対、近鉄の合併は反対です!」
と、言っていたけれど、実はオマエの給料が経営を圧迫したんだよ、と2ちゃんねるで罵倒される中村ノリの様に間抜けであり、
「お見舞いは遠慮しております」
と言う言葉のまま、親しい人達が見舞いを遠慮する中、図々しくもメディアの露出を考えて見舞いに行って、やはり2ちゃんねるで罵倒されるデーブ大久保のように厚顔無恥なバカ面をさらしていたごとく感じがした。ちなみに両者の共通点はデブである。
今日は、病院へ行く日であった。オイラは朝食としてオムレツを作り始めた。卵の賞味期限が切れかけだ。オイラのオムレツ修行も最終段階に入っていた。形を整えることはほぼ完璧になりつつあった。後は、最後にフライパンの上でひっくり返して合わせ目を焼いて閉じれば、中身がトロトロのオムレツを完成させることが出来る。今日も、丁寧に焼けていく卵を折りたたみフライパンの端でおおよその形を作る。そして、ひっくり返してちょっと熱すれば完成だ。
よーし、☆☆\(^o^♪エイッ
っと言う感じで力を入れたら、外に飛んでいった… ウワーン!
ザメザメと泣きながら片づけをして、朝食を食べる。そして、しばしの間ふて寝をした。
10時になった。一緒に病院へつきあう妻の方が先に準備が完了する。オイラは、着たままの状態で車に乗り込む。やはり、パンツをはかないと車のシートはちくちくするのでちゃんとパンツは履くことにしよう。…次回から。
オイラは、あぁ、もし下半身を丸投げの状態でマックのドライブスルーに行ったら、お姉さんはどんな反応をするのかな? と、ときめきながら運転した。
病院は大変混んでいた。オイラは喜瀬弘が真珠のネックレスを力強く宣伝する画面をぼんやりと見て順番を待っていた。そして、オイラはあの真珠をどれくらい買ったら女性は大喜びするのだろうか? そして、手術費用は一体いくらなんだろうか? はたまた、最も少ない真珠の数で、最も多くの満足を女性に与えることが出来るのか、その最適な数量を数多の中でイメージした。あ、もちろん撤去する手術費用の事も頭の片隅においておいた。…最近、妙に下ネタが多いのは多分某大泉オタクのためだろうと、一体何人の人が気が付いているのか。それは、誰にもわからないことだ。
いつの間にか、オイラは寝ていた。自分の名前が呼ばれると飛び起きて、とりあえず教科書を逆さまに持って読み上げてから診察室へ入っていった。む、治りかけは新たなる鬱な現実が待ちかまえているものだ…。オイラはすっかり疲れ果てた。
薬を貰って病院エリアから退散する。さて、ヨドバシカメラに寄ることになっている。で、妻はMDラジカセの価格を見て現実をしっかりと受け止めたようだった。そして、オイラはポータブルMDプレイヤーとラジカセの外部入力を繋ぐためのケーブルを買って、妻に納得させた。俺たちのMDラジカセをめぐる長い旅が終わった瞬間だった。
ヨドバシをでて、地下鉄白石駅付近のdocomoショップへ寄り、とうとうジョグダイヤルが完全に機能しなくなったSo504iの機種交換を行った。うむ、2年と2ヶ月間世話になった。でも、最近は古い携帯の回収を強要されないのでいいな。まっている間、対応してくれたフロアマネージャーのお姉さんをどうやっていじって遊ぼうか、そんなことばかり考えていたが隣に妻が座っているので実行に移すことは出来なかった。言ったことがなかったかも知れないが、オイラはお店のお姉さんをからかって遊ぶのが大好きだ。感じのいい人ほどその情熱がメラメラと燃えてくる。高校生の時なんて、女の子がバイトしている時をわざとねらって、エロ本を買いに行ったものだ。まぁ、若かりし時の甘酸っぱい思い出である。
で、無事機種交換を終了して店を出る。さて、妻に頼まれた通り平岡の産直生鮮市場まで生筋子を買いに行かなければならない。この時期、妻は生筋子を買ってきては自分でイクラにして、醤油につけ込み、いくら丼にして食べることを楽しみにしている。…うむ、痛風に気を付けてくれ。
そして、オイラは米の10kg袋を担がされ、買い物につきあうことになる。後ろからは、「バトルスピード!」と叫んで、木槌を叩く屈強な男の声が聞こえてくる…。知らない人は忘れてくれ。
車に戻った頃にはメロメロだった。昼間のドラマの未亡人役のようにメロメロだった。オイラは、あんな甘い映像を見せるから「いやよ、いやよも好きのうち」なんて言う女性蔑視な風潮が野郎どもに宿るのだ、と批判チックに思いをめぐらせ、本場の韓国男性を暗に批判した。むぅ、やはり最近人権問題に冗談を入れるようになっているな。いけない風潮だ。オイラは自分を戒めた。
家に帰ると、ゲロゲロになっていた。布団に倒れ込み、しばし睡眠を取る。
…起きたら9時じゃないか。
俺は、ハタと思いだしエレガントな友人に電話を入れる。
「…例のブツを取りに行こうと思うのだが、予定はどうだ?」
「大丈夫だ」
「場所は、いつもの小樽港、第3埠頭で」
「わかった…」
俺たちの電話は無駄口を叩かない。そして、オイラは車に乗って小樽港第三埠頭という名の、彼の家へと向かった。
ちょうどエレガントな友人は優勝がかかった中日の応援で汗ばんでいた。うむ、こんな場所にホモを連れてきたら大変なことになるぞ。汗は汗を呼んでしまうんだ。オイラは、軽く奴をいなした。
で、ボソボソといつものように会話をして、何故か再放送していたダイハードを見て話に花を咲かせる。いいなぁ、ハンス。このアラン・リックマンなる役者は今はスネイプ先生としての方が有名なのだろう。まさか、この頃彼がハリー・ポッターの劇中で女装させられるなんて思っても見なかったな…。
そして、出して貰ったお菓子を食べさせて貰っていない子のようにモソモソと戴き、例のブツを貰って家に帰る。あっという間の出来事だった。さて、名古屋本場の優勝記念グッツを探さないとな…。
家に帰ると12時になっていた。ヤバイ、夜更かし子ちゃんになっている。オイラはすぐにマイスリーを飲み、30分待って布団に入って寝た。生活音は抑えるように気を付けないとな。