ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

阿部寛のケンシロウに、ゲイ達が総立ち

奴らのアジト(北海道拠点)

さ、くだらない前置きはやめて木曜日だ。
本来、今日は実地研修の無い日であり休みなのだ。オイラも出来れば疲れた体を岩崎宏美に言われるがままに、投げ出して眠りたかったさ。けれども営業時代の悪い習慣がここで頭をもたげた。そうだ、就職活動で施設見学のアポイントメントを入れちまった。…思えば自分の気力体力を無視して、ギュウギュウ詰めに仕事を入れたから体をこわしたんだよな。
ぱけちゃん、ちと反省。(* ̄∀ ̄)エヘ☆
で、10時半にアポを入れていたので、9時半頃妻を助手席に乗せてスーツ姿で出発した。今日もスーツはすっりきと入ったぜ。流石、痩せると何でも着れるし、そこそこ様になるな。妻を助手席に乗せたのは、いきなり車を乗り付けて施設見学に行くという横暴な態度を見せないようにする配慮だ。…ま、交通機関だけで行こうとしたら、それくらい時間がかかるかわからないし、金ももったいない。時間を合わせるのも大変だしな。と言うことで、施設前に到着したら、しばし車を引き上げてもらうために妻を搭載したのだ。
10時半。現地到着、門をくぐる。
…。すっげー、きれい。
月曜日、火曜日のあの廊下の狭い施設は何だったのだろうか?思い返せば、車いすですれ違うのがやっとだったもんな。それに比べると(あまり単純比較はすべきでないのだが…)広い。どれくらい広いかというと、曙7人を使ってGメン75のオープニングの撮影が出来るくらい広い。
ま、平成生まれの人はお父さんに聞くといい。
で、受付に行って実に久しぶりに営業姿勢全開バリバリで担当者を呼んでもらう。若干見学前に、色々と話を聞く。ショックだったのは、別に現場見学に行かなくてもガイダンスのブースに訪問した人には、募集説明会を行うと言うことであった。…まぁいいや。わざわざ行くだけの価値はあったもんな。で、
「就職活動をする時にいつも持ち歩いている自己紹介書です。」
と、昨日の夜慌てて作った履歴書を、そんなそぶりも見せずに渡す。こういう話法を使うとワープロ書きでも心象が悪くないし、自分のアピールが出来るのだ。手書きの履歴書は正式に応募する時に、新たにそこの施設に合わせた志望動機で作り直すのだ。…うむ、オイラっていつの間にかしたたか。
ぐるりを施設を説明して頂く。で、オイラはとにかく感動したんだよねぇ。広いし明るいし、利用者も頑張ってリハビリしているし、職員も明るく爽やかだし。やはり、こういう施設って普通の会社以上に経営TOPの意向が形に表れるものなのだ。
そして、30分くらいであったがきちんと隅々まで見学し、再び正式な募集に訪れたい旨を伝えて、施設を出る。
…携帯を開いて妻を呼び出す。待っている間、畑をのぞいてくつろいだ気分になった。こういう立地条件はいいなぁ。世間から隔絶されているわけでなく、且つ賑やかすぎるわけでもなく…。
そして爽やかな気分を、妻と二人でのぞいて行ったイーグルウェーブで台無しにして家に帰る。
お昼をマッタリと過ごし、昼寝する。…やはり昨日までで体力的にかなり消耗していたようだ。しかし、頭が消耗して体が疲れていない以前の職より健康的な睡眠があった。…こうじゃないといけないよな。
晩ご飯を起きてから食う。
夜は、次の日の実習の準備をワタワタと行う。で、タップリ昼寝をしたくせにスヤスヤと眠りについた。…オイラ、寝過ぎ。


ささ、実地研修の最終日だ。オイラは起床予定時間の30分前に目を覚まし、目覚ましテレビを見ながら再び眠くなっていた。…看板に偽りありとはこの事だな。
それでも頑張って準備をして、ボロボロになった学校で活躍してきたカバンに荷物を詰めて出発。地下鉄も朝が早いと空いているものだな。これだったら曙が7人くらい土俵入りのように地下鉄の入り口から入ってきても何でもねぇ。
現地到着。
…うむ、今日はイベントの日らしい。学校には連絡をしてくれたらしいが、学校からオイラ達に連絡がねぇ。…ま、いいや。あったからって何が変わる訳じゃないしな。一生懸命勤め上げるだけさ。
で、早速身支度をして利用者の受け入れ準備を始める。しかし、利用者の名前を顔が一致しないとクツを用意するというのは大変だな。これには思わずクツを収集して小屋にため込んでしまう犬の気持ちがよく解ったよ。
で、全員集まって高らかに歌を歌い、体操をする。これには色々な残存機能の保持として重要な役割があるのだ。
あっという間に、お昼御飯提供の時間だ。先ほども書いた通り、今日はイベントデーなのでオイラ達も普通よりおいしい御飯を頂いた。ちょっとしたエビの天ぷらパーティーだったよ。なんだか大量に余っていたからなぁ。けれども、茄子の天ぷらがあるのを見つけた時には涙が出そうになったよ。そこは大人の対応でグッと我慢し、素知らぬ表情で丸飲みしていった。…茄子はいつ食っても最悪の感触だな。コイツはすべてが終わって帰る時に、胃痛としてオイラに謀反を起こした。やはり嫌いなものは無理に食うモノじゃない。
昼休み、高校生のように事務所の横で先輩職員達とタバコを吸い交流を深める。ここでわかったことは、綺麗な女性というのはそれなりに大変らしいというと言うことであった。詳しくはかけないけど。…守秘義務があるからな。
お昼から、職員達の余興である。始めからその事がわかっていれば、オイラもエンターテイナーの端くれとして、いつもの岩石を持ち込んで岩山両斬破でも実演しようと思ったのになぁ。岩がなければ意味がねぇもん。だから、利用者達の間に混ざって色々とお話をした。…なんだか、しゃべる内容に困ることはないのだが、口からドンドン言葉が出てくる営業体質いっぱいな自分に腹が立ったな。…もうちょっと考えてから話そうぜ、おいら。
楽しい時間というのはあっという間に過ぎる。利用者とつかの間であったが楽しい時間を過ごしたお礼を述べながら、別れを告げる。逆に「頑張ってね」なんて励まされちゃったりして、まぁ嬉しいねえ。
ガランとした施設の中を、黙々と掃除する。最後にウォーターベットに寝ころんで水圧マッサージというのを体験させてもらった。…こ、これは。もの凄く気持ちがいいぞ。一家に一台欲しいところだが、高額だし、下手なボロ家だと重量によって床が抜けるので、購入層を選ぶアイテムである。
で、職員達に礼を言って帰る。帰りながら同じクラスメイトのおじさんと情報交換をする。…うむ、人というのは自分の知らない情報を持ち合っているものだ。勉強になる。
地下鉄で自分の降りる駅に着いた頃には、茄子の天ぷらのせいで身も心もフラフラだ。もう何を飲んでも食べても、気持ち悪さが抜けなくなっている。で、パッパと晩ご飯を早めに食う。それでやっとすっきりした。
で、うたた寝…。
起きた時にはすでに待ったりとする時間になっている。ま、自分にとって凄く役に立った実地研修だったな。今日はパトラッシュは要らないな。