ぱけちゃん、おしゃまなの。

ふざけながらも世間を切るんだ、はてなブロブ版

何が正しくて、何が間違っているなんて、誰にも決めることなど出来な

北の玄関ターミナル

さて、いつも通り7時に起床。義理母も起きてくる。で、ボソボソと会話などしながら、テレビのニュースを見、さらにコタツに潜ってマッタリと過ごす。何というか、のどかな朝の風景である。
そして、オイラは華麗にゴミ袋を抱えてゴミを出す。な〜に、ゴミ出し名人だなんてえらそうなことは言わないさ。そうだな…、せいぜいゴミ出し官房長官くらいにしておこうか。ゴミを捨てて、家に戻ろうとすると、どこからか子犬のような鳴き声が…。む、ヤツだ。そうだ、大家さんちのダイちゃん(雑種 雄 4歳)だ。近づくとしっぽをヘリコプターのように回して屈伸運動をする。どうやら準備万端のようだ。仕方がないので、ヤツを一通りなで回す。しかしヤツは、せっかくオイラが愛情を持って撫でているのに、誰かが近づいてくると耳を立ててそっちを向く失礼なヤツでもあるのだ。これには失礼大魔神として名高い、V6の岡田君も敵わないであろう。で、よそを向いたスキに家に引き返す。いつまでも構っていられないからな。
朝ご飯としてパンを嗜む程度に食べる。パクパク。
そのうちに妻がまさに貞子のようにフラフラとしながら、隣の部屋から這い出てきた。怖いよ〜。まだ、ねむかったらしい。で、御飯などを食っていた。
オイラは隣の部屋でパソコンを起動し、ニュースなどを見ていたが妻と義理母は出発の荷物を作っていた。…何というか、非常に騒がしかった。どうして、女性の荷造りというのはこうもうるさいのだろう…。そんなことを考えながら、テトリスをして時間を潰していた。そう、オイラは車の運転手で新千歳空港まで送らないといけないからな。パワーをじっくりと蓄えておいた。
何やかんやで11時になり、荷物と人間を車に積み込み出発である。新千歳空港までの時間は高速道路を利用しないで、およそ1時間半。やはり今日も千歳飛行場では自衛隊F-15戦闘機が「タッチ&ゴー」の練習をしていた。しかし、千歳市民の多数が自衛隊関係者で、市の財政も自衛隊のおかげで潤っていたとしても、あの騒音を毎日聞かされるのは堪らないな。まぁ、オイラは飛行機は好きな方なので何とか我慢できそうだけれど、Aチームのコングが見たら卒倒してしまうだろうな。…その方が空輸しやすくて良いらしいけれど。
駐車場は混んでいた。多分、金曜日で土曜日、日曜日、平日の月曜日を休みにして、祝日火曜日…、連休で旅行をする人も多いのだろう。ちなみに、今度の祝日は勤労感謝の日である。今のサービス残業がはびこっている現状を見る限り、誰も労働者には感謝していないし、勤勉に働くことが善とは言いがたくなっているがな。
さて、荷物を抱えて妻と義理母はチェックインをして、大きな荷物をカウンターに預けた。しばし時間があったので、空港のカレー屋でカレーを食った。妻と義理母は一生懸命オイラに「茄子カレー」を勧めたが、オイラが嫌いなことを知っていて勧めてくるのだ。全く…、茄子は嫌いなんだよ。虫みたいで。
で、カレー屋を出た時に出発まで30分くらいあったのだが、オイラに気を遣ったのか、それとも早く顔を見ないようにしたかったのかわからないが、あっさりとゲートを抜けて行ってしまった。…む、なんとなく寂しいな。
オイラは、空港でする事はないので車に乗って後にした。
途中、今年の初め死んでしまったジョディー(ハムスター 雄 享年8ヶ月)の墓に寄った。そして、しばし木々を見ながらぼんやりとタバコを吸っていた。いろんな事を考えた。最初、義理母が来ると聞いた時は、なんとなく鬱陶しい感じもした。けれども、いざいなくなると寂しいものだな。色々と細かいことまで気を遣ってくれたし…。
バカなオイラは、今更そんなことをぐちゃぐちゃと考え、ジョディーに別れを言って札幌に戻った。
家に帰ると、部屋の中がガランとしていた。…やっぱり、寂しいな。
これと言ってするべき事もなかったので、ビデオにとってもらっていたDr.コトー診療所の後編を見た。涙が貯まっていたのかな? だっぷりと泣いた。何とも心にしみたのである。今度、また見ておこう。あ、もちろん今回も柴咲コウは良かった。狐目クラブ…。でも、彼女はしゃべり方がちょっとだらしない感じもするので、スキだしかわいいと思うけれども、性欲とかは湧かないな。何というか、そういうのって結構重要なの。ハイ。誰もてめえの性欲なんて聞きたくないって? あ、そうでしたね。ごめんなさい。
ビデオが終わるとすっかり夜だった。ふと家の中を探すと、オイラのスキなブラシが妻によって持ち去られていたので、代わりのブラシを薬のツルハまで買いに行く。そして、その帰りにえびすやで、BELLのエクストラを買う。スコッチウイスキーである。9時くらいから、エレガントな友人の家に行くことになっていたが、時間もたっぷりと余っていたので、とりあえずウイスキーを2杯ほどロックで飲んで、ピーナッツを食った。で、ニュースをぼんやり見ていた。
8時くらいになって、家を出発した。とりあえず、場末のゲーセン「レジャーパレス」に寄ろうと思ったのだ。そして、テトリスをしたりして時間を潰す。
途中、テトリスのとんでもない上手なプレイヤーがいて、後ろでギャラリーをしていたのだけれど、アレを見て一気に自信をなくした。多分、段々とテトリスからは離れていくだろう。そういう事ってあるものなんだ。
そんな折、猛烈にラーメンが食いたくなったので、ここは本郷通商店街。適当な中華料理屋を見つけて入り、担々麺を頼んだ。む、ちょっと替わった風味があるが、辛くて本格的な四川だぞ。で、オイラは右曲がりのダンディーを読みながら担々麺を食っていると、主人が暇になったみたいでやたらと話しかけてくる。オイラも、面倒ではあったが、そこはリハビリ代わりと思い適当に話を合わせた。まぁ、大変なんだ。途中、溶けきっていなかったと思われるラードのかたまりをお見舞いされたが、努めて冷静なふりをした。600円ナリ。
で、エレガントな友人宅へ徒歩で行く。もちろん、酒を飲んでいて車に乗れなかったせいだが、最初から飲むつもりだったからな。思っていた以上にあっさりと家に着く。
ピーンポーン♪
どーも、隣の晩ご飯ですー。
と、言ってみたが笑ってもらえなかったようだ。ガックシ。さすがエレガントなお宅だ。で、彼の部屋に通してもらうと、彼のご子息がチョロチョロと入ってきた。放っておくのもかわいそうなので、オイラは象さんの物まねをしたり、服を使って、心臓ドックンバックンの小技を繰り出して、ご子息を楽しませた。どうやら彼に気に入られたらしい…。
で、オイラ達、タチの悪い大人は彼のメーカーズ(バーボン)をロックでおいしく頂いた。帰る頃までに4〜5杯飲んだだろうか…?その間、ご子息にエレガントな友人の所有する写真集や、おっぱいの写真を見せて楽しませた。おっぱいの写真には釘付けになっていた。多分、郷愁を感じたのだろう。
で、3時くらいに帰ることにした。驚いたことに、ご子息はまだ起きていた。
あんまり夜更かしするとお化けが出るぞ!
と、脅かしてみたが、
「ウソ言うなよ、この糞オヤジ」
という目をしていた。うむ、やはりいい加減なことを言うものではないな。帰りにエレガントな友人に玉置成実のDVDを借りる。…なんで持ってるんだよ。
そして、すっかり夜が更けて車通りも少ない夜の札幌を、オリオン座を見て泣きながら家に帰った。
家に帰ると、ハムスター達が暴れていた、む、世界はあまり変わっていないようだ。